転職活動でも就職活動でも、希望の企業に入社して仕事をするためには「選考」があり、「選考」には必ず「結果」があります。結果が「採用内定」であれば大変喜ばしいのですが、逆に「不採用」となっている方も実はたくさんいます。
転職活動を経て現在新しい企業で働いている方すべてが、「ストレートにその企業に決まった」「一社目で内定が出た」わけではなく、「不採用」という現実に向き合いながら転職活動を続け、採用内定をつかんだ、という方も少なくありません。
私たちジンジャーズでは、原則、ご登録いただくすべての皆さまと面談を行っています。
面談では、これまでのご経験等を様々な角度からお聞きしつつ、次の仕事に向けての希望の内容や条件もお聞きしています。
具体的な転職意欲のレベルに合わせて、山形の転職市場動向や給与水準等をお話しや、具体的な企業・求人のご案内などに進んでいくという流れになっています。
参考コラム:【転職体験記】 番外編 ~初めてのご相談~「お気軽にご相談ください」って言われても不安ですよね。
そして、実際に求人に応募するとなった場合には、まずはジンジャーズから企業へ推薦し、「選考」を依頼するという流れになりますが、残念ながら初期の「書類選考」で不採用となったり、またその後の「面接」で不採用となるケースも、少なからずあるのが実態です。
ただ、私たちは不採用となった場合も「不採用理由」を企業へ確認しています。
ちなみに「不採用理由」としてこんなことを挙げる企業さんが多いです。
【書類選考時での不採用例】
①求める経験と合わない(〇〇の経験がないとうちでは難しい・〇〇の基礎知識がないとうちでは難しい)
②転職回数が多い
【面接時】
①求める経験が合わない(詳しく面接で聞き取ったが〇〇についてもっと経験がないとうちでは難しい。)
③なぜ今の仕事を辞めたいのか、理由に納得感が得られなかった(転職理由を語れない。入社後同じ理由で自社も辞めてしまいそうだと感じた、など。)
④なぜうちの会社やこの仕事を希望するのか、理由が見えなかった(志望動機や入社後の展望を語れない。)
⑤当社には合わない(表情が暗すぎたり、固すぎたりして、人柄が掴めなかった。質問に対する答えが噛み合わなかった、など。)
①について
企業側が求める経験に関しては、もちろん私たちも求人をいただいた際に企業側へ確認をしています。ただ、実際に応募してみたことによって、企業側の社内状況や経営層の考えが変わることや、実際に一緒に働く上司や部下の意見も取り入れて検討した場合に「私が◯◯についてイチから教えるのは難しい」などという話も出たりすることから、不採用となるケースがあります。
②について
転職回数が多くなれば多くなるほど、どうしても「うちに入社してもすぐに辞めるのではないか・・」と不安を持たれてしまい不採用となるケースがあります。
③④について
「なぜ、今の会社を辞めて転職したいと思っているのか」「なぜ、うちの会社を志望しているのか」「この仕事の、どんなところに惹かれているのか」
企業側も、自社で仲間として迎え入れる方を探すために、こんな質問等から応募者ご本人のことを知ろうとします。その質問に対し、受け答えができないと「大丈夫かなあ・・」と不安を持たれてしまい不採用となるケースもあります。
⑤について
緊張もされるかと思いますし当日の体調もあると思いますが、やはり極端に表情が暗い・固い方は「ほかのスタッフとコミュニケーション取れるのかな・・」と不安を持たれてしまい、不採用となるケースもあります。
(私たちとの面談を通して、「どうしても初対面では緊張が解けない」「1回会えば慣れるのに」というような場合は、最初の面接に同席することもあります。)
多い理由として①~⑤と分類してみましたが、複数の不採用理由が混在する場合もありますし、そのほか「ハイスキルすぎてマネジメントできる管理職が社内にいない」「希望年収が出せない」という理由があるときも。
また、法的には問題がありますが、実際には「自分の部下として年上を採用してほしくない」「配属部門の一番年長者よりも年上の人の方が、安心感がある」といった年齢要件が絡んでくる場合も、全くないとは言い切れないのが実情です。
「不採用」の言葉を見てしまうと、自分を否定されたような気がして落ち込んでしまうこともあると思います。志望度が高い企業さんを不採用となった場合、余計にショックですよね。
ただ、「不採用」となるのはもちろん理由があってのこと。その理由に向き合うこともときには必要です。
ジンジャーズを通して「不採用理由」をしっかり知り、納得をしながら、次の機会に向け対策を練る。そんなお手伝いも私たちは大事にしています。