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【データで読み解く】~今年のボーナスどうだべか?~山形県の年収を考える2023版

  • 【データで読み解く】~今年のボーナスどうだべか?~山形県の年収を考える2023版

最近は「賃上げ」が報道等で話題になることも多くなっておりますが、
みなさんの会社や周囲ではいかがでしょうか。

収入について、ご自身の生活が十分に成り立っているのであれば、わざわざ他の人と比較する必要はないと考えます。
ただ、「自分の成果に見合った評価がされていないのではないか」「自分だけ極端に賃金が低いのではないか」とお感じになるような方は、ご参考いただければと思います。

年収については、2019年に記事を掲載していましたが、その後どうなっているのか、データを調べてみました。

 

山形県の賃金統計 2023-2019 ・()内が2019年度の数字
性別 年齢 勤続年数 労働時間 所定外
労働時間
決まって支給する
現金給与額
所定内給与 年間賞与
男性 45.2
(43.5)
14.4
(14.6)
169
(169)
12
(16)
30万7700円
(31万1100円)   
28万2400円
(27万300円)  

73万9200円
(72万9800円)   

女性 43.6
(42.7)
11.5
(11.6)

165
(165)

6
(7)
22万2600円
(21万9500円)
21万1400円
(20万6600円)   
45万1300円
(46万1100円)
 

この賃金データは、毎年厚生労働省が行っている「賃金構造基本統計調査」を見るとわかるようになっています。
リンク:山形労働局 賃金室 / サイト中段「山形県の賃金統計」をご覧ください。

3年前と比べると、男性においては残業時間が減ったことで、若干給与が下がっているという傾向がみられますね。

ちなみに、賞与はどうなっているのでしょうか?下記が賞与の推移です。

 

 

年間賞与その他特別給与額の推移 
西暦 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
男性 72万9800円 74万9000円 75万8000円 77万4100円 73万9200円 ??万????円
女性 46万1100円 46万1100円 49万9100円 50万7700円 45万1300円 ??万????円

 

年間賞与の推移で見ると、2021年に比べると2022年は4~5万円も全体で下がっているんですね?!
あくまで全産業、全企業規模での平均になっているので、業界や企業規模でみるとまた違ったことがわかりますし、もちろん個別企業ごとに業績は違いますので、「自分のところは少し上がったけど世間的には下がってたんだな」なんてこともあるかもしれませんね。

2023年はどうなるのでしょうか?この賃金統計は、毎年11月頃公表とのことですので、今年の結果は来年11月にまた確認してみたいと思います。

 

「もっと給与を上げたい」=「転職すれば万事解決!」ということにはなりません。
特に転職直後は、評価期間により賞与が全く出ないケースもありますので、実際の手取りが大きく減ることもあります。

収入と支出のバランスを考えて、マネープランの視点からの生活改善も検討が必要になるかもしれませんので、「とにかく転職」ではなく、転職も選択肢に入れながらも、より広い視点からライフプランを考えてみることをお勧めします。

【参考:コラム】~山形での転職事情2019~山形県の年収相場を考える~

2023.12.14:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【40代の転職体験記】転職回数が多くて書類が通らない・・・話を聞いてくれるエージェントとの出会いが叶えた再就職

  • 【40代の転職体験記】転職回数が多くて書類が通らない・・・話を聞いてくれるエージェントとの出会いが叶えた再就職

一般的に、転職回数が多いと書類選考の通過が難しくなると言われています。
当社でも以前、転職回数について独自の調査をしてコラムにまとめたことがあります。

<コラム>転職回数は何回まで?山形転職(ジンジャーズ)を使って転職成功した人の経験社数(転職回数)はどのくらいか調べてみた。~山形での転職事情~(新しいウインドウが開きます)

今回体験記を寄せてくださったS.Uさんも、様々な事情で不運にも転職回数が多くなってしまった1人。
40代後半になり、また転職をせざるを得ない状況に陥ってしまってご苦労された方でした。

当社のテレビCMをご覧になった奥様の勧めで当社にご相談にいらして、この度無事に就業が叶ったことから、今回の転職体験記を寄せてくださいました。

【目次】
1.山形転職のジンジャーズに相談するまでの経緯
2.面談時の印象や記憶に残っているやり取りは?
3.転職活動を通して苦労したことや印象に残っていることはありますか?
4.転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へのメッセージ

それではご覧ください。

1.山形転職のジンジャーズに相談するまでの経緯

(業績悪化による)退職勧奨により退職することになったためです。
「テレビCMやってたから相談してみたら?」と妻に言われて、山形転職のサイトやジンジャーズのホームページなどを拝見しました。
山形での転職に特化していて、自分に合う企業を紹介してもらえそうだなと感じて登録しました。

 

2.面談時の印象や記憶に残っているやり取りは?

第一印象は、「きちんと話を聞いてくれる」でした
コンサルタントの佐藤大輔さんと年齢が近かったこともあり、気軽に話せたことも大きかったのかもしれません。
私は、転職回数が人より多いためか、書類選考が全然通らなかったこともあり、自分は選ばれない人間なんだと自信をなくしていましたが、面談では今までの職歴や経験を丁寧にヒヤリングしていただき、前向きな言葉で励ましてもらい、本当にありがたかったです。

転職回数が多くなると書類選考が通りにくくなる理由としては、企業側から見ると次のような事が考えられます。

・当社もすぐに辞めてしまうかもしれない
・人間関係が上手く築けないのかもしれない
・飽きっぽいのかも・・・etc.etc.

主に「入社後の定着」を考慮した結果、会わずに見送るという判断になるケースも多くあります。

S.Uさんも、当社にご相談にいらっしゃるときで、すでに5社以上のご経験となっていらっしゃっいました。
しかし、よくお話を聞いてみると、会社都合による解雇や、会社の体制の問題、極端な業務負担など、ご本人だけでは解決できない理由による転職が多く、丁寧に説明することで企業側の不安が払拭できると、私たちは考えました。

3.転職活動を通して苦労したことや印象に残っていることはありますか?

辛かったことは、2点あります。

(1)書類選考で全て落ち、面接を受けさせてもらえない状態が続いたこと。
ジンジャーズさんのご紹介で面接の連絡が来た時は涙が出るほど嬉しかったです。

(2)先の見えない期間ずっと家に居ることになり、居心地の悪さを感じるようになったこと。
求人検索、自己分析、応募書類の作成、企業研究など、決して家で遊んでいる訳ではないのですが、娘から「パパはいつもお休みで良いね」と言われた時は特につらかったです。
無職でいることの情けなさ、虚しさを痛感しました。

一方で、今回の転職活動を通して新たに気づいた良かったこともあったそうです。

良かったことが1点あります。
毎日の生活に感謝できるようになったこと。
当たり前だと思っていた日々の暮らしが、とても尊いものだったと気付きました。
今後は、仕事も趣味も家族との時間も、もっと充実させていきたいです。

当たり前と思っている日々の生活が、ある日突然変ってしまうことは誰にとっても起こりうることです。毎日無事に暮らしていることへの感謝、これは私たちも改めて大事にしたい気持ちだと思いました。

最後に、S.Uさんからこれから転職活動を始める方へのメッセージを頂きました。

4.転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へのメッセージなどあれば

私は意図せずに転職活動を始めることになりましたが、大輔さんを始めとして、知人・友人の励ましにも助けられて、「捨てる神あれば拾う神あり」、「人間万事塞翁が馬」と前向きに考えて転職活動をすることができました。
ぜひあなたも腐らずに前向きに頑張って欲しいと思います。

S.Uさんの今回の活動をきっかけに、改めて最近の状況を調べてみました。

2018年に転職を実行された方35名と、2023年現在の35名の比較データです。

サンプル数は多くありませんが、転職回数の制限や年齢の幅はだんだんと広がっている傾向があるようです。
なかなか書類選考が上手く通らない、応募できるかどうか迷っているという方も、一度ご相談ください。
必ずしも転職を叶えられるとは限りませんが、最大限できるかぎりのお手伝いをしたいと考えています。

2023.10.23:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【転職体験記~番外編~】「人事」として「仲人」として。求職者と企業の間に入る。中長期的な採用活動を伴走

  • 【転職体験記~番外編~】「人事」として「仲人」として。求職者と企業の間に入る。中長期的な採用活動を伴走

こんにちは、澤村千明です。
転職したい人と、採用したい企業のご縁を結ぶお手伝いをするジンジャーズに入社して丸4年を迎えます。
これまでいろいろな経験を積んできた中で、転職したい人の目線だけではなく、企業側の目線でも物事を考え、より良いご縁をつないでいくことが大事だなぁと、改めて感じています。
そこで今回は「企業側」から見た転職(中途採用)を、体験談としてまとめてみました。
これまでの体験記は「転職した人」側からのものだけでしたが、企業側の流れをみていただくことで、私たちが企業に対してもどんなお手伝いをし、どう動いているかを知っていただけると嬉しいです。

 

<企業との接触> 

「うちの取引企業さんが、人材を採用したいそうなのです。ジンジャーズさん、お願いできますか?」

ジンジャーズは地域金融機関さんと業務提携をしており、連携しながら県内企業の中途採用のお手伝いをしています。

企業さんから直接お問い合わせをいただくことも多いですが、
「採用をしたいけど、ハローワーク以外の手段を知らない」という企業さんもまだ多く、普段から信頼している金融機関に人材の相談も多く寄せられています。

金融機関さんにA社をご紹介いただいたのは2年前のことでした。A社は、コロナ禍においても業績は手堅く推移している安定感のある企業さんです。定年退職に伴う世代交代ならびに組織体制の強化という観点で採用をしたい、と考えているものの、退職者があまり少なく従業員も長年お勤めの方が多いことから、そもそも「中途採用活動」に不慣れだということでした。もちろん、ハローワーク以外での採用経験もなく、人材紹介会社を利用した採用活動は今回が初めて。

ジンジャーズは山形の中小企業さんとのお取引が多く、A社のように「中途採用に慣れていない」「採用活動に慣れていない」という企業さんも、非常に多いです。

自社に合う人材って?求人はどう書くの?面接はどうしたらいいの?ウチに馴染んでくれるかな?

募集活動や人材情報のご提供だけに留まらず、選考や入社後の活躍まで見据えて、二人三脚で企業の採用活動をお手伝いすることになりました。

 

<応募に至らない期間の活動>


さっそく、登録中の求職者へA社の案内をしますが、諸条件が合わず応募に至らない状況が続きました。
求職者の反応を見ながら、待遇面で変えたほうがいいところをアドバイスしつつ、「いきなり選考をするのではなく、まずは会社説明会を行いませんか」とA社に提案しました。面接前に会社説明会を実施することで、応募へのハードルを下げて、求職者と接点を作っていくような施策を取りました。


そんな活動を続けているときに転職相談にいらっしゃった求職者Sさん。Sさんは県外からUターンし、腰を据えて働ける地元企業を探したいと希望されていました。Sさんのこれまでの職務経験のほか、Sさんの新しいことに貪欲に学び取り組む姿勢がA社にぴったりであると思われ、SさんはA社に応募することとなりました。

 

<面接の同席>

書類選考を経て、いよいよ面接をセッティング。私も面接に同席させてもらえるようお願いし、当日を迎えました。

面接では、私がA社とSさんと間に入って、司会のような形でお話を進めていきました。

A社から「A社はどんな企業であるのか」「どんな方がどんな体制で働いているのか」「具体的な職務内容は」などを、Sさんには「これまでの職務経験」「前職の退職理由詳細」などを話してもらうように引き出していきました。
場の盛り上がりに応じて雑談のように自由にお互いに話してもらったり、双方の理解がより進むような質問を私が双方に投げかけたり・・・

面接終了後は、A社からもSさんからも「澤村さんに同席いただいたことで相手のことを深く知ることができました」との感想をいただけて、ホッとしたのが印象に残っています。

 

 <内定後のフォロー>

そうしてSさんに内定を出したA社。
ですがSさんより「このまま決めていいものか、迷っています・・」との返事。
私は「内定を承諾するかどうか、その判断材料になるようにもう一度A社と直接お話してみませんか」とSさんに提案しました。
迷っているポイントや、長く働くうえでの心配ごとについて詳しく話てもらって、より納得したうえでの内定承諾となれば、入社後の定着・活躍も期待できると思ったのです。
 
私はSさんの心境や質問項目をまとめ、A社に再度の面談を依頼。
一方でSさんにも、再面談までの間にこれまでの転職活動を振り返り、「自分は転職先に何を求めているか」「A社に入社したらどんなことに主体的に取り組みたいか」を改めてお考えいただきました。

再面談の当日も私が同席し、双方の考えや意思を取りまとめるお手伝いをしました。その結果、SさんはA社の内定を承諾し、入社することとなったのです。

 

 

A社に最初にご相談いただいてから2年、長かったような短かったようなA社の採用活動に伴走し、私も良い経験を積ませていただけました。
 
一社一社の状況は異なっていますし、求職者の性格や考えも同じ方は二人としていません。流れ作業のようなサポートではなく、個々の状況に応じた伴走支援を行うことで、今回の人材採用・転職成功となったのだと感じています。


私たちは、企業と求職者の間に入ることで何ができるのか。以前より「ジンジャーズは転職エージェントというよりも”企業の人事”であり、人と企業を結ぶ“転職の仲人”でありたい」と考えていて、今回のように選考や内定フォローにも深く関わっています。

これからも、一社一社、お一人お一人に対して、それぞれに合ったサポートを続けていきます。

2023.09.20:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【転職理由ランキング】100人を調べました!~1番の転職理由はなんですか?~

  • 【転職理由ランキング】100人を調べました!~1番の転職理由はなんですか?~

2023年6月までに転職を実現した100名の面談記録を元に、「1番の転職理由」ランキングを出してみました。

上位3つは以下の通りです。

第1位  地元に帰りたい 16%
第2位  職場の人間関係 14%
第3位  休日数、残業時間の改善 13%

 

第1位は「地元に帰りたい」

第1位は「地元に帰りたい」というUターン希望でした。
この「地元」とは、山形県に戻りたい、という県外から県内へのUターンだけではなく、例えば庄内地区ー山形市近隣へといった県内ー県内も含みます。

地元、生まれた土地へ戻りたい、という希望を叶えるために転職をされる方が1番多いという結果になりました。

 

第2位は「職場の人間関係」

職場の人間関係に悩まれている方は、ご相談内容でも大変多いのですが、実際に転職がかなったケースとしては2位という結果でした。詳細を確認すると「上司や先輩との人間関係」が上手くいかなくて、という相談がほとんどでした。中には、パワハラも疑われる事例もありました。面談メモを確認すると、同僚や後輩との関係でのご相談者は、ご自身で何らかの改善を図ることを考えて転職を見送るというケースも多いようでした。

第3位は「休日数、残業時間の改善」

山形県全体として、全国的に見ると休日数が少ない傾向がありますが、「土曜毎週出勤の職場から、せめて隔週休みにしたい」という希望ですと、希望を叶えられる選択肢が増えます。

また、残業時間については、残業が常態化してしまっている会社、残業ゼロを目指して改善している会社、2極化している傾向が見られます。なかなかご自身の努力で改善が難しいところですので、転職によって環境を変える人が多いということでしょう。

3位以下のデータは、こちらのグラフをご確認ください。

 

以降の順位としては、将来の不安10%業界を変えたい8%と続いています。

将来の不安」は、「このままでいいのだろうか?」「ここで成長できるのか?」といった、個人の内面的な不安の他に、会社の経営方針への不安などが含まれています。

一方「業界を変えたい」という回答については、大きく言えば「将来の不安」とも言えるのですが、もう少し踏み込んだところの悩みであり、「業界を取り巻く市場環境への不安」や「業界特有の文化・慣習などへの不満」という意味で分類しています。

また、下位に出ている「移住したい」という項目は、結婚や配偶者の転勤、家庭の事情などで、ご自身は県外出身(あるいは地域外)という方になります。

 

応募先の企業には転職理由はどう伝える?

「他の人の転職理由が気になります」という方の多くが、「選考時に転職理由はどう伝えたら良いのか」ということで悩んでいらっしゃいます。

私たちとしては、極力正直に、事実をお伝えするようにご案内しています。ただ、一方的な不平不満、愚痴に捉えられたり、「当社も同じ理由で辞められてしまうかも」と思われてしまわないように、伝え方などは検討が必要です。

私たちとの面談を通して、「何のために転職するのか」を整理することで、転職理由の伝え方も明確になってくるかと思います。

あなたの転職へ対する思いを、ぜひお聞かせくださいね。

2023.07.21:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【お知らせ】くらすべ山形移住促進応援団の認定をいただきました!

  • 【お知らせ】くらすべ山形移住促進応援団の認定をいただきました!

「くらすべ山形移住応援団」というのがあるのをご存知ですか?

一般社団法人ふるさと山形移住・定住推進センターが認定する活動で、「山形が大好き」、「山形の魅力を多くの人に知ってもらいたい」、「山形の情報を共有して盛り上がりたい」という想いを発信し、多くの方々に山形県への興味や関心を育んでもらい、山形県への移住・定住を促していくものです。

山形転職・ジンジャーズも「山形への移住を支援」する団体の一つとして、認定を受けました。

インスタグラムやツイッター、運営サイト内で、山形の情報を今後も力強く発信していきます。

「#くらすべ山形移住応援団」として、今後もよろしくお願いいたします。

2023.07.12:yamaten:コメント(0):[新着情報]