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【30代の転職体験記】一人では上手くいかなかったUターン転職に成功した30代女性Yさん~コンサルタントインタビュー編~


こんにちは、代表の佐藤広一です。
これまでの「転職体験記」はジンジャーズが自分たちでお伝えしていましたが、今回はご縁があって社外のキャリアカウンセラーの方にインタビューをしてもらい、外部の目線からみた転職体験を整理してもらいました。
これまでとは少し違った「転職体験記」をどうぞご覧ください。

 

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皆さま、はじめまして! 山形市在住のキャリアカウンセラー、澤村千明と申します。 今回、縁あってジンジャーズの「転職体験記」のインタビューとライティングをすることになりました。


〇キャリアカウンセラーとして
〇離職→再就職を過去に経験した者として
〇過去に仕事のことで猛烈に悩んだ者として
〇二児の母として

私目線で、ジンジャーズの転職支援やご利用の皆さまの実際の様子を拾って、お伝えしていきたいな!と思っています。
 

 

 

 

今回のケース
「東京から山形へUターン。山形に自分が希望する仕事はあるの?」
Yさん(30代・女性)の場合



四月某日。ジンジャーズの吉田さんより一本の電話。

「澤村さん、転職を考えている皆さんに知ってもらいたい転職体験者いるよ。話したいから一回会社来てくれる?」

「わかりました~」

ということで山形県産業創造支援センターにあるジンジャーズの事務所でお話をお聞きしました。
 

 

~最初の面談のお話~


澤村「吉田くん、Yさんはどうして転職をすることになったの?」

吉田「Yさんは東京で10年以上お勤めでいらっしゃった方なんだけど、山形で暮らす家族の都合もありUターンを決意したんだよ」

澤村「そうなんだね。ジンジャーズにはどういうきっかけで連絡してくれたの?」

吉田「Uターンして帰ってきてから就職活動を始めたんだけど、Yさん一人では、なかなか良い求人を見つけられなくて成果が出なかったんだって。『山形では自分の希望する仕事に就くことはできないのか』と感じて、ジンジャーズにご相談をいただいたんだ」

澤村「一人では上手くいかなくて相談にいらっしゃったんだね。相談にいらっしゃった時はどんなお話をしたの?」

吉田「まず、『山形での仕事に何を求めるのか明確にする』ということを話したよ」

澤村「と、いうと?」
 

吉田「Yさんご本人の気持ちの整理と、勤めたい会社の条件の整理かな。

今回のYさんはご家族の都合でUターンを確定させて帰ってきたから、気持ちの部分は整理できていたから、条件の整理を一緒に進めたんだ。
その結果、


(1)通勤距離: 実家から通える範囲で通勤できること
(2)給与:前職にできるだけ近い給与提示があること
(3)仕事内容:異業種でもこれまでの職務経験が活かせる職種であること



を今回の転職に求めていると明らかにして、大事にしたい優先順位をつけて転職活動を始めることにしたんだ。」

澤村「なるほど。どの求人にするか、というのが最初じゃないのね。その面談の後はどうなるの?」


 

~希望に合う求人のリサーチ活動~

 

吉田「今回は、Yさんの希望をもとに、まずはご実家から通勤範囲内の個々の企業へ向けて『このような方が転職活動中です、御社で採用の御検討いかがですか』と、ジンジャーズが動いたんだよ」

澤村「ジンジャーズが動いてくれるんだね。どういう企業に行ったの?」

吉田「ジンジャーズがお付き合いしている企業にも二種類あるのよ。


(a) すでにジンジャーズへ求人をいただいている企業
(b) 求人は出ていないけれど、この企業ならYさんが活躍できる場があるのではないかと見込まれる企業


今回はYさんが重視したい通勤距離を考えて、両方の企業に向けて動いたんだ」

澤村「えっ、求人が出ていなくても、Yさんの転職先として企業に聞いてみたってこと?」

吉田「んだんだ。ジンジャーズは、山形県内各地域のお付き合いある企業をいつも回っているのね。そして、各企業の業務内容や将来の方向性の情報収集しているの。そういう関係性ができているから『採用可能性ありませんか?』って聞きにいくことができるんだよ」




澤村「そっか。業務内容とか社内状況を事前によく知ってるから、可能性があるかどうか聞くと教えてもらえるんだね!」

吉田「んだんだ。全然見当違いな人の情報を持っていくわけじゃないから、企業側も受け入れて情報提供してくれることが多い。」


澤村「そうなんだ~。で、企業に聞いてみて、どうなったの?」

吉田「いろいろお話を持っていった結果、最終的には4社程度興味を持ってくださったんだよ。Yさんは情報通信業の上場企業で経理の仕事に就いていたんだ。次々と舞い込む新事業や会社の合併といった時代の変化に対応して、多様な経理経験を積んでいた。その前職での多様な経理経験に興味を示してくれたんだな」


澤村「おお!じゃあすぐ選考という流れだね」

吉田「いや、選考に進む前に・・・



 

~応募者本人からは交渉しにくい希望給与額を事前交渉~



吉田「Yさんの希望②である『給与』について、俺から企業に伝えたんだ」


澤村「希望の給与額を、面接前に企業へ吉田くんが伝えたっていうこと?


吉田「んだよ。双方にとって必要な情報だから事前に伝えるのね」


澤村「金銭面って特に自分からは言い出しにくい…!!しかも面接前…! それを吉田くんがYさん本人の代わりにあらかじめ伝えてくれるんだね。それは助かる」


吉田「その方がよりスムーズな採用選考になるからね」

澤村「それで、Yさんの結果は?」

吉田「希望に最も近い1社から内定が出て、無事決定!Yさんの多様な経理経験と、会社の将来性が一致すると見込まれての内定だった」

澤村「よかったねえ。しかもYさんは『実家から通えて』、『給与』『仕事内容』ともに希望通りの職を得られたってこと?」

吉田「んだのよ。うまく繋がった好事例でしょ」
澤村「そんな風にうまくいくこともあるんだね。Yさん、転職先でも頑張ってほしいね」
 

【インタビューを終えて】


Uターン就職の場合、Yさんのように「山形に自分の希望する仕事があるのか」気になる方も多いと思います。でも、「山形だから仕事ないべ」と一方的にあきらめてしまうのはもったいない!って思いました。


求人が出てない企業へのアプローチや、給与の事前交渉などの方法を取っているジンジャーズは「転職希望者」「企業」双方の思いを知っているからこそ、希望する仕事に就けるようお手伝いすることができるのだなあと思いました。
 

【インタビュー&ライティング】
澤村千明 (さわむら ちあき)

山形市在住。地銀に6年勤務したのち、NPO法人にて就労支援相談業。現在はキャリアカウンセリング・FP・ジェンダーの視点でお客さまのライフプランを共に創る人になるべく勉強中。
twitter @ love_dash_echia
ブログ https://ameblo.jp/chiakisawamura
2019.06.11:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【20代の転職体験記】4年がかりの転職活動 東京から山形へのUターン転職実現・20代女性Aさんのお礼メール。

  • 【20代の転職体験記】4年がかりの転職活動 東京から山形へのUターン転職実現・20代女性Aさんのお礼メール。

コンサルタントの佐藤大輔です。一度県外で就職して、Uターン転職するというのは、様々な苦労があります。長い時間をかけながら、自分の考えを整理しつつ、転職活動を進めていかれていたAさん。 先日めでたく県内の某社に内定が叶い、ご転職されました。

 

Aさんの転職活動に、縁あってパートナー的に一緒に伴走させていた経緯から、「私の経験を他の皆さんにもお伝えしてお役に立ててほしい」ということで、活動当時の経験をAさんご自身で文章にしていただきました。

Aさんご本人のお写真です。

以下、Aさんからのメールをほぼ原文で転載いたします(企業の個別名称に関する部分などを一部加筆修正しております)。

 

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お世話になっております。先日はお時間を割いていただきありがとうございました。

遅くなってしまいましたが、自身の転職体験談を寄稿させていただきます。 (本当にこれが私のできる最大の御礼です。色々とアドバイスいただいてありがとうございました。)

項目ごとにわけ、改めて自身の転職活動を振り返りながら書かせていただきました。

 

*新卒就職活動の経緯

大学進学と同時に上京し、東京でそのまま就職。大学と社会人生活4年の計8年を東京で生活しました。 新卒の就職活動では、第一志望の業界を強く志望しており、志望業界の会社以外の入社試験は受けることなく、当初から一筋でした。

ですが、地元に戻りたいという気持ちもあったため、業種は絞りながらも東京と山形の往復を繰り返した就職活動になりました。 しかし、山形の志望業界企業の結果は全滅。 「どうせ志望業界で働くのであれば、東京で自分を試したい」と覚悟を決め、同時に東京の会社に内定をいただくことができ、第一志望業界で4年間仕事をしました。

 

*現職→転職活動までの経緯

当初は、山形へ戻る=仕事は第一志望業界、としか考えられていませんでした。何か資格が特にあるわけでもなく、県内へ戻って未経験の仕事をすることが考えられなかったからです。(「せっかく入社した第一志望の仕事を山形でも続けたい」と意固地になっていた気持ちもあったと、今になりそう思います。)

もともとUターンは視野にいれていたので、社会人1年目から東京で行われていた山形県イベントなどには必ず顔を出すようにしていました。(佐藤さんとお会いできたのも、この場のおかげです。)

ただ、転職への本腰をあげるまでは、かなりの覚悟と気持ちが必要でした。 特に私の場合は、もともと時間が不規則な業界で、家に帰れないことがあったり、帰ったとしてもほぼ寝に帰るだけのような日が続いたりすることもあり、仕事中は転職の「て」の字も浮かんでくる余裕がありませんでした。

社会人はじめの1~2年はこの忙しさも経験だと思い「いつか地元に戻れるだろう」程度に考えていて、焦りはあまりありませんでした。

しかし、社会人4年目、もうすぐ5年目になろうとした年末、「この先ずっと忙しさを言い訳にダラダラ先送りしているうちに山形に戻れなくなるのでは・・・」と、遂に転職活動に本気で向かい合うことにしました。

 

*転職活動→内定までの経緯

佐藤さんには季節の節目節目に相談のメールをお送りし、その都度アドバイスをいただいていました。また山形に帰省した際は個別面談もしていただきました。

現職の業界に関連する会社は、県内には数えるほどしかなく、業界を貫くのであれば山形市、地元の庄内地域に戻りたいのであれば現職業界以外の職種を選ぶしかないと、その2択でずっと悩んでいたので、まずは自分が何をしたいのか、どこで暮らしていきたいのか根幹を固めるところから佐藤さんにはご指導をいただきました。

次のステップとして、実際に職務経歴書をどんどん書くことをアドバイスいただきました。この「経験やスキルの棚卸し」は、実際に文章にすることで頭の中で整理整頓ができ、自分が何をしたいのか徐々にビジョンが見えてくることにつながりました。

そうしているうちに地元への進路が見えてきました。 異業種への転職に向けたスキルの棚卸しは難しかったのですが、 ためらわずに書いた職務経歴書を思い切って企業へ提出したことが吉となり、選考から内定まで約1ヶ月で話がとんとんと進み、無事に内定をいただくことができました。

 

*転職中の一番の苦労したこと

一番苦労した点は、転職活動中の「時間や休暇をとるタイミング」でした。 私の場合は仕事柄特殊な例かもしれませんが、プロジェクトが決定してしまうと1ヶ月単位でプロジェクトが終わるまではほとんど休暇がありません。特に地方へ出張したりする場合は、自分のプライベートな空間も時間もあまりありません。病気や怪我などが起きない限り休むことはできないため、プロジェクトが無い空白の時期というのは限られていました。

突如、休暇が出ることもあれば、急遽業務が決まってしまうこともあるため、その降ってくるタイミングを逃さないようにするために、応募種類の準備や企業の情報収集は毎日睡眠を削ってでもこつこつ準備を進めました。

10月頃に大型の案件が終わり、次のプロジェクトまで少し間が空くというチャンスが巡ってきました。転職活動は職場には完全秘密裏に行なっていたので、「地元へ帰省する」と休暇をもらい、そのタイミングに最終面接の日程を重ねることができたというビッグチャンスに恵まれましたが、もしそのチャンスを逃していたらまた1ヶ月単位で転職活動のタイミングが先送り先送りと続いていたこととなっていたと思います。

 

最後に、この活動を通して思い出される佐藤さんのアドバイスは、「自分が動き出さなければ始まらない」ということ。今回の自分の場合においても全て、自分から動き出さなければ何も決まらなかったことだと思いますし、予想もしなかったタイミングに恵まれそのチャンスを掴むことができたのも普段から早めの準備をしていたからこそだと思っています。もし自分が動き出すタイミングや準備が遅ければ、また次のチャンスが巡ってくるまでのさらに先伸ばしになっていたと思います。 大変、読みづらい文章で申し訳ございませんが、以上が転職成功までの一連の流れになります。 ぜひ転職活動に悩んでいるかた、ジンジャーズさんに今後ご相談に訪れるかたへ、少しでもの参考例となれば幸いです。 長々と失礼しました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 

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転職が決まってまだバタバタとしている中で文章を書いてくださったAさん。ありがとうございました!これからも続く長いキャリアの中で、ともに地域のために活動していけたら嬉しいなと思っています。

私たちは、登録したらすぐに転職!というスタンスではありません。じっくりと長くお付き合いさせていただきながら、よりよい選択肢にたどり着けるようにサポートしたいと考えています。

ご縁をいただけるだけでもとても嬉しいことですので、ぜひ皆さんも気軽にご相談くださいませ。

2019.02.04:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【30代の転職体験記】~地元ならではの「良い人がいたら」求人~ 提携先と連携し、新たな求人を発掘。

こんにちは、佐藤広一です。
「山形には求人がない」とよく聞きますが、長年山形でたくさんの方の転職を支援してきて、そんなことはないと感じています。

※2019年、新年の初詣に行った際の写真です(^^)

 


「求人票」になっている求人情報は、都市部に比べれば確かに少ないです。「良い人がいたら採用したい」「縁があったらぜひ」「求人票を出すと候補にならない方からの問い合わせが来て大変だ」などという情報が、私たちのもとには実はたくさんあるのです。

 

そんな表に出て来ない、非公開求人ですらない「未公開求人」「良い人がいたら求人」を多く扱うのも、私たちジンジャーズの特徴かもしれません。

今回は、提携先と一緒に開拓した「未公開求人」「良い人がいたら求人」をマッチングできたAさんの事例です。

 

 

Aさんは学生時代に身体に不調をきたし、思い通りの就職活動をすることができませんでした。身体の調子をみながら働けることを第一前提にして県内の某企業に就職します。

就職した会社では、自分のできる範囲の業務を行いながら体調回復に努めるとともに、「将来のため」と業務に関連しそうな資格取得の勉強を続けてきました。

およそ10年、実直に働いて、体調も十分回復してきた頃、「このままこの会社にいていいのだろうか」という思いがフツフツと湧いてきました。
体調優先で就職した会社では、業務はそれなりに楽で身体に負担はないものの、昇給もほとんどなく、将来のキャリアステップも描けない今の状況を打破したいと考えたAさんはインターネットで転職情報を検索していた時に見つけたジンジャーズに相談することにしたのです。

 

Aさんは、登録時にほぼ職務経歴書に書くような内容を丁寧に記入してくださっていたので、私たちも初回の面談の前にマッチしそうな求人のリサーチに動くことができました。

 

しかしAさんがご相談にいらっしゃる時には、ぴったりとマッチするような求人情報はありませんでした。それでも、業務内容や通勤可能な距離をもとにリサーチし、K社という会社を抽出しました。

 

K社はジンジャーズとの契約はなかったのですが、提携先の地元銀行さんから情報提供を受けていた先です。中途採用の求人も表立って出していないため、銀行の担当さんを経由して、採用意欲や社内の状況を伺い、AさんにK社の情報提供をしたところ、ぜひチャンスがあれば受けてみたい、ということになりました。

 

Aさんの了承をもとに、個人が特定されないよう履歴書や職務経歴書類を改訂してK社にご提案しました。


山形県をはじめ、地方都市はよくも悪くも地縁血縁が深いので、企業へご提案する時には十分に気を配る必要があります。また、今ある求人に合わせて紹介するのではなく、求人のまだ出ていないところに提案するので、書類だけを出して終わりではなく、私たちが面談を通して得られたお人柄や考え方の情報や、入社後の可能性などをご本人に変わってPRする必要があり、そこも私たちジンジャーズの強みです。

 

~ジンジャーズとともに転職活動をするということは、ご自分の可能性を広げることかもしれない~

 

ジンジャーズは地元山形に密着しており、普段から企業さんとの情報交換や、提携銀行さんとの同行訪問などを地道に行っています。
なので、「こういう経験を持ったこういう考えの人がいるんだけれど、御社できっとご活躍できると思っているのでお話聞いてみませんか」という”提案型紹介”ができます。

もちろん、ご登録者全てを希望の企業へご提案できるとはお約束できないですが、お一人お一人の転職可能性、選択肢を広げていくことも私たちの役割だと考えています。

 

Aさんのご経歴やお人柄に関心を持っていただいたK社さんでは、早速、社長さんと部門長さんによる面談の場を設定してくださいました。

 

・・・

 

Aさんがジンジャーズにご登録してからおよそ3ヶ月半後、Aさんは、無事にK社に転職が叶いました。面接や会社見学を通して双方で理解を深め、社長さんも大きな期待を寄せてくださいました。

 

採用が決まるかどうかは、あくまでご本人のこれまでの努力や、企業との相性によります。

転職エージェントである私たちは、直接会って話を聞いてもらえる面接の機会を作ること、その面接の場でご本人が力を発揮でき、双方の理解が深まるように下準備しておくこと、対等な立場で企業と話が進められるようにすること、こういった点が期待されている役割だと思っています。

 

ぜひ一度、ご相談にきて、ご自身の可能性が広げられるかどうか一緒に考えてみませんか?

 

2019.01.15:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【20代の転職体験記】~いつの間に転職活動したの?~遠距離出張が続く職場から地元勤務の会社へ転職を決めた20代男性Kさんの場合

「ジンジャーズさんが無かったら転職活動なんてできなかったです」

新しい職場に決まったKさんは、わざわざお菓子を持ってお礼に来てくださいました。
ジンジャーズのデスクの片隅には、いつも何かしらのお菓子が置いてあります。
自分たちで買っているのではなく、ご転職が叶った方が、わざわざお礼にお越しくださることが多く、みなさん素敵なお土産をお持ちくださるのです。

(複数の方からいただいたお菓子を少しずつお菓子箱に入れて、みんなでいただいています)

 


今回は、地方での転職で大きな障害になる「距離」を克服して転職を叶えたKさんの事例をご紹介します。


Kさんは20代半ば。ものづくりが好きだったことから、山形県内でも有数のメーカーに入社されました。
入社後しばらくしてご結婚された奥様と県内に家を購入し、一緒に生活していくことを考えていたそうです。

 

しかし、Kさんは意欲的に仕事に取り組み仕事を覚えるのも早かったため、若くして県外や海外への出張へ駆り出されることが多くなりました。
数ヶ月に渡って県外で業務をこなし、数日帰ってきたかと思いきや海外出張、というようなことが続く環境だったそうです。

 

「仕事そのものは好きだけれど、家族との時間が全然取れない」

 

転職活動をしようにも、平日日中は活動できないし、そもそも県内にいる日が少ない。求人情報はたくさんあるものの、その中から自分の経験が活かせる求人を探す時間もない・・・。

 

そんな八方塞がりの状態で、偶然見つけたのが私たちジンジャーズとの最初の出会いでした。

 

私たちジンジャーズは、山形県外在住で山形県内への就職を考えている方を、これまでたくさん支援しています


地元でしか得られない求人情報のご提供はもちろん、企業へのアピール、面接日程の調整、応募者個人では聞きにくいことをジンジャーズが代わって聞き出したり、言い出しにくい年収の話なども企業とフラットな関係で進めることができます。


時々テレビで話題になる「大リーグを目指すプロ野球選手の代理人」というとやや大げさですが、実際の動きはよく似ていると思います。

 

Kさんは、住民票上は県外からの転職ではありませんが、実際には県外からの活動ですので、ジンジャーズの転職支援がまさにぴったり合いました。

 

ジンジャーズからKさんに合うような企業情報をご提案し、興味を持てそうな案件を出張先でピックアップしてもらったら、その企業にジンジャーズからアプローチをかける、そんな形で進めていきました。

 

Kさんは、ジンジャーズと最初にご登録されてからおよそ6ヶ月後、出張や転勤のない会社に転職が叶いました。
就職活動のために無理に休暇を取ったりせずに、普段通りに仕事を続けていたKさん、同僚から「いつ転職活動してたんだ?」と驚かれたそうです。
 

 

遠方にお住いの方はもちろんですが、今の職場でたくさんの仕事を抱えてしまって自分では転職活動がしにくい方、Kさんのように出張続きで活動が難しいという方も諦めず、私たちジンジャーズができる限りお力になりたいと思っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

2018.12.27:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【20代の転職体験記】~自分に何が向いているのかわからない~ 20代女性Mさんの悩みに「経験の棚卸し」で転職成功 

  • 【20代の転職体験記】~自分に何が向いているのかわからない~ 20代女性Mさんの悩みに「経験の棚卸し」で転職成功 

コンサルタントの吉田博紀です。
転職を考えた時に、キャリアの一貫性(同職種や同業種での経験の積み上げ)は大きな強みになります。
「一貫して○○の業務に関わってきた」「一貫して××業界に携わった経験がある」という方は、私たちとしても企業へご紹介しやすいケースが多いです。
逆に言うと、そういった「わかりやすいキャリア」を積むことができなかった方は、転職にも苦労することが少なくありません。
今回は、若くして異業種、異職種で離職を繰り返してしまうことになったMさんの転職成功物語です。
 

20代のMさんが私たちにご相談に来た時には、すでに3社目の退職の予定を決めた状態でした。理由は、「正社員から契約社員に雇用条件を変えられて、生活が苦しくなってきたから」ということでした。
私としては、なんとかお力になりたいと思いましたが、最初にそのお話を聞いて、そう簡単ではなさそうだと思いました。
というのも、若いうちの短期離職は、書類だけでは選考通過が難しいことがほとんどなのです。


関東方面に進学していたMさんは、大卒後そのまま関東で就職を決めます。
最初は、就活に失敗して、とりあえず内定が出た会社に入社しました。そこでは事務職採用にもかかわらず営業的な業務も担当させられることになり、とにかく忙しい毎日を送り、1年で体調を崩すことになってしまいました。

退職を機に一旦地元の山形へUターンし、しばらく体調回復を優先させてアルバイトなどを行っていました。

その後、もともと住宅や不動産の業界に興味があり、就職活動の際は住宅関連業を目指して活動していたMさんは、不動産関連会社にて窓口対応の職に就きます。新卒時には叶わなかった夢の職場に就くことができましたが、今度は、就職活動時には見えなかった実務の壁にぶち当たります。
契約関連の書類の書き方や手続き方法などを覚えるのが苦手で、なかなか覚えられない上に、上司の厳しい叱責によって自信を無くし、2年ほどで離職。


どうしていいかわからない、何が向いているのかわからないといった状態のまま、個人向け商材の営業職として就職した結果、成果が出せないうちに雇用条件を変更されてしまって生活が立ち行かない状況にまでなってしまっていたのでした。

 

~私に何ができるんでしょうか~

 

淡々と今までの状況を説明してくださったMさん。ただ、どんな方向に進んでいいのかわからない不安な表情を見て、この経歴だけではなかなかご紹介先を見つけるのがやっぱり難しいなと思った私は、もう一度様々な角度からお話を伺いました。

なぜその会社に入社したのか、どういう選択軸なのか、繰り返し質問を変えながら話を伺うとともに、仕事で楽しかった思い出なども聞いてみたのです。
仕事、会社経験と一言で言っても、様々な状況が絡み合っています。「何が合うかわからない」「やりがいが感じられない」ということをおっしゃる方には、なるべく業務や出来事を細分化して聞き出すようにします。


例えば、営業職と言っても「お客様とコミュニケーションを取っている瞬間」「契約を取った瞬間」「ノルマが達成できた瞬間」「みんなで協力しあって営業戦略を考えている瞬間」「後輩にアドバイスして喜んでもらった瞬間」など、様々な場面があります。そういう形で経験を切り出して好きな業務や得意分野を掘り下げていくのです。

 

この棚卸しによって「人と接している瞬間」「人にものを説明している瞬間」「自分から買ってもらった瞬間」などに喜びや成果を感じられることが見えてきて、そういった瞬間がある職業として「販売職」をMさんにお勧めしました。

Mさんはこれまで営業や事務を中心に仕事を探してきましたが、「販売」の観点では仕事を探してはきませんでした。
面談を通して、Mさん自身も、お客様に商品を説明している自分の姿がイメージでき、販売職への道を探ってみることになりました。
自分が働くイメージが具体的に湧いてくると、企業との面接もスムーズに進みます。私たちコンサルタントとの面談では、私たちの話を聞きながら働く場面をイメージしていただけるかどうか、が企業理解・職種理解のポイントになります。


それからしばらくして、Mさんは、私たちからご紹介した小売業A社の販売職として働き出すことになったのでした。
採用を決めたA社担当の方からは、「書類応募だけだったら採用は難しかっただろうし、未経験で少し心配だったけど、思った以上の活躍をしてくれているよ」と感心。書類提出するだけでなく、直接担当者にお会いして、これまでの離職理由を丁寧に説明してご理解いただけたことも、良いご縁をつなぐポイントになったと思います。

 

経験値の高い方のご紹介が多い私たちですが、若くても一生懸命前向きに頑張っていく気持ちのある方や、真摯に自分と向き合って話をしてくださる方のお力になれるかもしれません。ぜひご相談ください。


転職成功のポイント
離職が多くても、転職理由に妥当性があれば企業も採用を考えるので、転職理由をしっかり整理しておく。
「職種」の印象にこだわらずに、これまでの経験を細分化し、自分の経験との接点があるかどうかを考えてみる

2018.10.19:yamaten:コメント(0):[転職体験記]