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【30代の転職体験記】「私にとって転職活動は、遠回りのドライブでした」 ご相談~内定まで1年半。一度は「転職しない」ことを決めた30代Mさん

  • 【30代の転職体験記】「私にとって転職活動は、遠回りのドライブでした」 ご相談~内定まで1年半。一度は「転職しない」ことを決めた30代Mさん

転職活動、というと「企業に応募すること」「内定が出るまでどこかの企業へ応募し続けること」をイメージされる方も多いかと思います。
確かにそれも間違いではありません。応募する、という決断や行動がなければ新しい環境(内定)を手に入れることは簡単ではないからです。

 

ただ、今回ご紹介するMさんは、転職への気持ち・ご自身の持っている力・やりたいこと・現職の状況・山形の転職事情・ご家族の状況等、ゆっくりと向き合いながら転職について思考を深めて決断、「求人タイミングが合った企業へ応募する」という行動に移された方です。

 

ジンジャーズへの最初のご相談~内定まで1年半。
私たちもゆっくりと、Mさんのペースを大事に伴走いたしました。
Mさんがどんなことを考えていたのか、ご参考くださいね。

 

*************

 

(1)ジンジャーズへ相談するまえ、どんな気持ちでしたか?

 

こういう風に働きたいけど、今の環境を自分で変えるのは無理だと思い、ボヤッと転職を考え始めました。まずはハローワークで求人を眺める日々。
こういった仕事がしたいという希望はあったものの、当時の私の経験や能力ではしたい仕事ができないこと、そしてやりたいと思う求人がなかなか見つからないという状況でした。

知り合いが「転職するなら絶対、転職エージェント使った方がいいよ」と言っていたのを思い出しましたが、私なんかに紹介していただける仕事はあるのだろうかと二の足を踏んでいました。

『山形 転職』で出てきたこのサイト。それがジンジャーズさんとの出会いでした。
HPやSNSの中に“私たちはすぐに転職という姿勢ではありません”という一文があり、こういった会社であれば相談しても大丈夫だろうと思い、相談を申し込みました。

 

 

(2)初めての相談を終えて、どんな印象を受けましたか?
また相談後は、現職や転職についてどのように考えましたか?

 

初めて相談したときに、担当の澤村さんから出てきた言葉は「今のままの会社でも、Mさんがやりたいと言っていることは出来るんじゃないでしょうか?」でした。
驚くことに、ジンジャーズさんはまさに“すぐに転職”という姿勢ではありませんでした。

毎日必死に仕事をしていた当時の私には気づかなかったことを気づかせていただいた相談の時間となり、もう少し今の環境で頑張ってみよう、と思うことができました。

また、初めて相談したときは、自分に全く自信がありませんでした。あれもこれもできないと落ち込んでばかりで、本当はこうしたい!と思いつつも当時は自分を通すことはきっと難しかったのではなかったのかと思います。

だからこそ、相談後に澤村さんへ送ったメールには「自分に自信を持って、また新たに環境を変えてチャレンジしてみたいとそう思えるようになったら、ぜひまた澤村さんに相談させてください。」でした。

今振り返ってみると、あのときそう思って当時の職場でキャリアを積めたからこそ、今の自分があるのだなと思っています。

 

 

(3)月日が経ち、やはり転職したいと思ったときどのような気持ちでしたか?

 

職場の状況が変わり、転職への気持ちが加速しました。二度目の相談をしたときには、「あれもこれもできないけれどこれをやってきた。ここだけは自信がある。だからこそこの仕事をやりたい」そんなふうに思えるようになっていました。

しかし、根がネガティブなのでこの後すぐに自信を無くします(笑)

 

 

(4)転職活動を進めるうえで、苦労したことや大変だったことはありましたか?

 

二度目の相談後すぐに、求人が出ていない会社さんへジンジャーズさんからご相談していただくことになりました。が、条件が合わず話が進むことはありませんでした。

最初の相談前も二度目の相談後も、希望の求人がそうそう出てこないということを知っていたため、やはり私なんかがエージェントサービスを使うなんて無理な話だったのだろうと実はしばらく落ち込み、2ヶ月ほど転職活動をお休みしました。

この期間に、新たな仕事を任せられることにもなったため、きっと今は時期じゃないと思い、そちらに注力することにしました。しかし、時が経てば経つほど「本当にこのままでいいのだろうか」と思うようになりました。

自分自身の経験、スキルが足りていないことは自覚した上で、そんな私でもご縁があればその時はチャレンジしたいと、厚かましくも再度澤村さんに連絡を取らせていただきました。

よく、採用活動は求職者と企業のお見合いとも言われますが、「一度や二度失敗したくらいで落ち込んでいては次のチャンスが掴めなくなるよ」と当時の自分に声をかけてあげたいです。

そしてその直後、たまたま出てきた新規求人のチャンスをつかむことができ、内定となりました。

 

 

(5)転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へメッセージをお願いします。

 

私は他の方に比べて、非常に遠回りをしながら転職をしました。そんな遠回りのドライブを文句も言わず最初から最後までお付き合いいただきました澤村さん、吉田さんをはじめ、ジンジャーズの皆様。本当にありがとうございました。

この仕事がしたい!とご相談してから今回の転職先に内定をいただくまで、本当に自分のしたい仕事ができるのだろうかと思い続けた2年弱でした。やっぱり私には無理かな、高望みしすぎかなと何度も思いましたが、言い続けたからこそ今回のご縁に繋がったのだと思います。

きっとどんな方であっても光る魅力があって、その方に合う企業さんがどこかにあるはず。それは今勤めている会社かもしれないし、今後ご縁がある会社かもしれません。
このままでいいのだろうかそう思った時、寄り添ってくださるのがジンジャーズさんだと思います。転職への一歩を一緒に踏み出してくれるジンジャーズさんが今後も末永く活躍されることを願っております。

*************

 

 

転職について考え始めてから、現職で働きつつもMさんの心が何度も揺れ動いていたこと。
そして求人にはタイミングもあり、いつでも「希望の求人」があるとは限らずすんなりと「どこかに応募→内定」といかない場合もあること。「転職活動=企業へ応募、だけではない」ということがお分かりいただけたかと思います。

 

ときに大きく心が揺れ動きながらも、より自分に合った環境でいきいきと働きたい、そう願う皆さんのお気持ちを私たちは尊重します。

いろいろなご事情から、長いお付き合いとなるご登録者も多いです。まずはご相談でご自分の気持ちを声に出しながら、転職について一緒に考えていきませんか?

 

・・・

なお、今回ご寄稿いただいたMさんは、実は山形転職サイト内「転職体験記」を読んだこともご登録のきっかけになったそうです。
「転職体験記を読んで、自分も登録してみようと勇気づけられました。自分の体験が、転職に悩んでいるどなたかのお役に立てるなら・・!」と今回お引き受けいただきました。Mさん、ありがとうございます!

 

 

この記事をお読みになったあなたが、「転職体験記」の次の主人公になるかもしれません♪

 

2022.10.18:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【30代の転職体験記】会社が倒産!慌てて転職大誤算!! 知人の勧めでジンジャーズに相談!!!

  • 【30代の転職体験記】会社が倒産!慌てて転職大誤算!! 知人の勧めでジンジャーズに相談!!!

会社の早期退職募集、リストラ、倒産、珍しくなくなってきました。
ニュースや新聞では一言、数行で終わってしまう出来事ですが、まさにその現場にいた人にとっては、伝えられた事実以上にたくさんの出来事があったのは、想像に固くありません。

当社にも、早期退職、リストラや倒産で職を失った方からのご相談も頂きますが、
【急な失業→慌てて転職→失敗して改めて山形転職(ジンジャーズ)へ相談】という方が多く、
「ありゃー、もっと早く来っどいがったっけは」と言われることも多いんです。

・資格もスキルもない私なんか相談しに行って良いのかな、と思ってました。
・相談すると時間がかかりそうだし、、、とにかく早く転職を済ませたくて。
・費用が心配、無料じゃなかったら困るから後回しに。
・再就職支援会社ではあまり良い対応でなかったので、どこに相談しても同じかと思って。
・大手エージェントでは山形には求人がないと言われた。
・他のエージェントから希望じゃない求人にとにかく応募するように言われて嫌だった

などなど。。。改めて当社に相談にいらっしゃる方にお話しをお聞きすると、こんな声をよく聞きます。

今回は、そんな「急な失業~慌てて入社して失敗~相談するのにも迷っていた」というRさんより、転職体験をお寄せいただきました。

 

1.転職を考えたきっかけは?

それまで一生懸命働いていた会社を会社都合で退職し転職したのですが、新しい職場の雰囲気・人間関係・仕事の進め方・給料…ほぼ全てが自分に合わずに毎日暗い気持ちで仕事をしていました。

30歳になり、これからの人生を改めて考えたとき、これからずっとこんな気持ちで仕事をしていくのは嫌だ!と思い、転職活動を始めることにしました。


2.山形転職(ジンジャーズ)への登録の経緯を教えてください。

実は前々からジンジャーズさんの存在は知っていたものの、大手転職エージェントを利用した際にあまり良い対応をされず、転職エージェント自体に少しネガティブな印象をもってしまって、登録するか迷っていました。

しかし、友人のご家族の方がジンジャーズさんを利用して転職したことがあり、もし悩んでいるのだったら一度お話を聞いてもらったら?とすすめられたのがきっかけでした。

「すごく親身に話を聞いてくれるし、対応してくれるよ~」というリアルな口コミを聞き登録してみよう!と思いました。

 

3.ジンジャーズと面談してみてどんな印象でしたか?

大手の転職エージェントさんの時は、機械的に今までの経験から受かりそうなところを提案されるというイメージでした。

ジンジャーズさんでは、私の性格的な部分(得意不得意)なども話を聞いてくださり、こんな仕事や会社なら合うのでは?とお話してくださったので、すごくホッとしました。

最初に相談した佐藤広一さんが今までのご経験から、わたしが働いていた会社の雰囲気や現状などもわかってくださっていたので、話がスムーズに進んだのも嬉しかったです。「ジンジャーズさんならわかってくださるかも!合う会社を紹介してくれるかも!」と思いました。

 

4.転職活動を通して苦労したことや印象に残っていることはありますか?

1社目にご紹介頂いた会社様を辞退することになった時のことです。

他の転職エージェントさんを利用した際にも、内定辞退したことがあったのですが、私の気持ちは無視という感じでとても強い言葉で引き留められたことがあり、辞退するのは正直少しトラウマで憂鬱な気持ちになっていました。

もちろん、お相手の会社さんにも申し訳ない気持ちでしたが、ただ、やはりもう失敗できないという気持ちから、職場の雰囲気や業務内容を考えて辞退したい旨をお伝えしたところ、わたしの気持ちを尊重して、辞退理由を丁寧に聞いてくださいました。
「なぜ辞退するのか?」という部分をお話させて頂いたところ、次の会社のご紹介の時にはその部分をクリアした内容の会社をご紹介頂けたので、ちゃんとお話を聞いて反映してくださるんだな、すごく丁寧な対応をしてくださるのだなと感じました。

また、内定をいただき現職に退職交渉をしたときも印象に残っています。

なかなか退職交渉がうまくいかず、精神的に疲弊してしまっていました。しかし、親身に相談に乗っていただいたおかげで、なんとか交渉を続けることができました。内定をもらって終わりではなく、その後のサポートもしていただけたのでとてもありがたかったです。

 

5.転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へのメッセージなど

わたしはジンジャーズさんにお世話になる前から(途中お休みも挟みましたが)約9ヶ月ほど転職活動をしていました。

働きながらの転職活動は正直、精神的にも肉体的にもしんどいことが多かったです。しかし、働き方を見直すということは、自分のこれからの人生を見直すということなので、30歳という節目にじっくりと考えて行動することができ、とても大切な経験となりました。

まだ転職するか悩み中…の方や、自分に何が合っているのだろう?ともやもやしている方も、ジンジャーズさんに相談してお話を聞いて頂くだけでも価値があると思います。そこから新たな企業を提案していただいて新しい出会いがあるかもしれません!

悩んでいる方がいたら、勇気を出してぜひ利用してみて欲しいと思います。

 

「前々から山形転職(ジンジャーズ)は知ってたんだけれど、、、」という方、増えてます。
あまり構えずに相談に来ていただいて大丈夫です。

急に転職をしなければ!!という状況になる前に、情報収集だけでもしておくと安心です。
天災への備えと同じように、ご自身のキャリアの「まさか」の事態に備えておくようなお気持ちでも良いかと思います。

また、私たちは「ご相談者自身の意思に反する」ことは絶対にしません
一番大事にしているのが、「本人の気持ち」です。転職するかどうか、応募するかどうか、次に進むかどうか、内定を受諾するかどうか、全て、ご本人が納得して進めていただくことを最重視しています。

ご相談者全員に希望通りの求人をご紹介することはできませんし、場合によっては転職自体をお引き止めすることもあります。私たちでは力不足の場合は、他の機関の利用をお勧めしたり、他の手段を考えたりもします。

今回Rさんから、まとめの言葉としていただいた通り、悩んでいる方がいたら、勇気を出してぜひ利用してみて欲しいと、私たちも思っています。

2022.09.14:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【60代の転職体験記】シニアの挑戦!山形の中小企業に知恵と経験を伝承したい ~体験者Kさんから同世代への熱いメッセージ~

  • 【60代の転職体験記】シニアの挑戦!山形の中小企業に知恵と経験を伝承したい ~体験者Kさんから同世代への熱いメッセージ~

今でこそ「転職」は一般的になってきており、定年まで1社で勤め上げる、という人は少なくなってきました。
とは言え、今のシニア層(概ね55歳以上)は、転職のご経験がないうえに、ご経験値が高いがゆえに、求められるポジションとして、誰でもアプローチできる一般的な求人情報元では見つけにくいのが実情です。

大手企業さんのリストラなどに伴う転職活動の場合ですと、「再就職支援サービス」などが利用できるケースもありますが、そうでない場合は大変ご苦労されるケースが多いようです。

知識も経験も意欲もありながら、活躍できる場が見つからずにご苦労されていたシニア層のKさん(転職活動開始当時58歳)から、今回私たちがシニア・エグゼクティブ層の転職支援を強化していくにあたって、体験記をお寄せいただきました。

Kさんがまとめてくださったご自身の経験と、これから転職、再就職を進められるシニア層のみなさんへのメッセージをご覧ください。

 

私は、高校を卒業して就職し、一つの企業に30数年間勤め、思うところがあり定年前で退職しました。

その「思うところ」についてですが、私はその企業での業務で20年ちかく海外勤務に従事していて、日本のノウハウを海外工場へ伝授することと、海外工場への部品供給を現地調達の推進を行ってきました。
当然、山形の地場の部品会社を海外展開を促したりしましたが、結果的に海外メーカーへシフトするケースも相当数ありました。

そこで実感したのが、山形の企業は造る技術と品質は大変すばらしいものがあるが、コストとなると「言いなり」でなかなか実際の数字が出て来ない。・・正確に原価が捉えられていないことでした。

もっと、重要な経営指数を数字で判断出来る様にすれば、取引先との交渉もより説得力があるのに・・と思っていました。

「山形の中小企業の経営的な地盤を強化したい」こんな思いを持ちながら退職、活躍できそうな転職先を探していたところ、ジンジャーズさんとの出会いがありました。

ジンジャーズでは、代表の佐藤広一が中心となって面談し、さまざまな角度から企業をリサーチしました。

結果として、求人票も求人ニーズもなかった企業への入社となりました。

「今ある技術力に加えて、経営力をあげられたらもっといい会社になる」と見込んだ企業へ、Kさんのご採用を提案したところ、その社長がお持ちだった課題を解決する人材として、ぴったりマッチしたのでした。

Kさんは、今、社長の片腕として経営の中核を担う第2の職業人生を歩んでおられます。

今、山形の中小企業は、新型コロナ感染拡大や世界的な情勢不安などの問題で、経営的に大変厳しい状況になっているところも多く、直感経営では乗り越えられない事態になっています。

是非、シニア世代の方々にはこれまで培った経営管理や製造管理のノウハウを山形の中小企業の為に生かして欲しいと思っています。

人生100年時代と言われる昨今、まだまだ活躍できるシニアの皆さんがたくさんいらっしゃると同時に、「年齢が高くても、活躍してもらいたい」と考えている企業も増えてきています。
Kさんも、Kさんを採用いただいた企業さんからも、「大変良かった」と、嬉しいお声を頂いています。

Kさん、お忙しい中メッセージありがとうございました!

山形転職を運営している私たちジンジャーズは、求人情報をただたくさん集めるだけではなく、企業の課題を把握して「こんな方だったら課題解決できる」という提案型のご紹介も数多く行ってきました。これからは、なお一層こうしたシニアの方々の活躍の場の開拓にも力を入れていきます。

2022.06.17:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【40代の転職体験記】ミドルの転職。先行きが見通せない現状からの脱出。「何が一番大事か」を整理してつかんだ、転職成功への道。

  • 【40代の転職体験記】ミドルの転職。先行きが見通せない現状からの脱出。「何が一番大事か」を整理してつかんだ、転職成功への道。

40歳のことを「不惑」と表現することがありますね。
これは「三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」という論語の有名な一節に由来していて、「40歳になればあれこれ迷いなく惑わされなくなる」というような意味だとご存じの方も多いでしょう。

しかし現代では、40代といえば、仕事では中核人材・責任ある立場として、家庭では家族を支える大黒柱として、公私共に悩み多き年頃かと思います。

今回ご紹介するOさんもそんな悩み多き40代。しかも、会社の経営状態が不安定な状況下で「残るか」「辞めるか」というような人生の岐路に立った時、私たちのところへ相談にいらっしゃったのでした。

この度、無事に転職活動を終えたOさんから、これまでの活動を振り返って体験記としてまとめていただきました。

こんにちは。Oです。
その節はお世話になりました。

おかげさまで転職前に有給休暇を頂いています。
状況が良ければ遠出もしたかったのですが、ほぼ自宅でのんびり過ごしていました。
その充電期間もあっという間に終わってしまい、また社会人に戻れるか心配です(笑)

ただ今は、不安よりも新しい環境・出会いへの期待の方が大きいかもしれません。
もちろん実際に働いてみれば、悪い点も見えてくると思いますが、そこは私のこれまでの経験を活かし、より良い方向に持っていけるよう頑張っていきたいです。

前置き長くなりましたが、以下書いてみました。

Oさんには、転職活動が全て終わって、入社を待つ間に、体験記をまとめていただきました。当社の体験記は、「書いても良いよ」とおっしゃってくださった方に、直接書いていただいているケースがたくさんあります。

1.転職を考えたきっかけ

 職場が遠距離で通勤時間が長く、疲れによる健康面や交通事故が心配だったこと。
家族との時間がもっと欲しかったこと。
リストラによって人員不足が生じ、日々の業務に追われ、新しいことにチャレンジできる環境になかったこと。
将来的な会社存続に不安を覚えたこと。

転職を考える理由として、Oさんのように複合的な要素が絡んでいる方もたくさんいらっしゃいます。体力的なこと、家族のこと、会社の将来、自分の将来、などなど・・・。
私たちとの最初の面談では、まずはこうした「なぜ転職を考えるのか」を整理することから始めます。

2.山形転職(ジンジャーズ)との出会い

 先に転職をした先輩の紹介。数ある転職支援会社の中で一番親身になって相談に乗ってもらえたということだった。信頼する先輩の紹介と山形県に特化しているという点から登録した。 

山形転職(ジンジャーズ)では、転職を叶えられた方のおよそ30%が知人などからの紹介(口コミ)なんです。Oさんも、先に転職活動をされた先輩から当社をお勧めいただいてご登録になった1人だったんですね。

3.ジンジャーズと面談してみてどんな印象だったか

 山形県内の企業情報が豊富である。求人情報にとどまらず、社風や人事方針など内部にも精通しているので驚いた。 
 自分の働き方へのスタンスについて丁寧にヒアリングしてくれる。
 そのため、大手転職支援サイトのように、登録情報から機械的に企業紹介してくるのではなく、その人に最適な企業をピンポイントで薦めてくれるのだと思う。
また良い意味でがっついていなく、転職を焦らせることも無かった。

「がっついていない」というのは、複数のエージェントさんを利用されているご相談者から、当社をご評価いただいた時によく出る言葉です(笑)
私たちジンジャーズは、「あくまで転職は手段の一つ」と考えているので、転職させようとは決してしません

また、とにかくたくさんの求人企業を並べるというご案内ではなく、Oさんがおっしゃったようにその人に最適な企業をピンポイントでご紹介するようにしています。そのために、企業の社風や内部情報もできる限りしっかり集めるよう心がけています。

4.転職活動を通して苦労したことや印象に残っていること

 現職の年収から下がってしまうので、どこで折り合いをつけるか悩んだ。コロナ禍もあって求人も少なかったのかと思う。
現職での事情もあり、入社時期の調整に苦心した(ジンジャーズさんに上手く調整して頂いた)。

なるべく収入が下がらない転職、できれば年収の上がる転職ができるようサポートしていますが、異業界や異職種への転職の場合、入社後しばらくは年収が以前より下がるということもあります。その場合は、ご家族などとも長期的な目線でじっくり相談いただけるよう、しっかりと検討時間をいただくように企業にもお願いしています。
「早くご決断いただけないと内定の取り消しになりますよ」というように急かすこともしません。
私たちは、年収の交渉はもちろん、検討の期間や入社時期についても、企業と個人の間に立って調整します。

5.転職活動を振り返っての感想や、これから転職活動を始める方へのメッセージなど

 将来が見通せなく、かつ働き方が多様になる時代で、自分の仕事に対する考え方、何が一番大事か、整理できて良かった
また、転職活動は自分の市場価値を知る良い機会だと思う。
転職するしないは別にして、現状に不満・不安があるなら、一度転職活動してみるのが良いと思う
働き方、大げさに言えば、生き方が明確になって一歩前へ進めるきっかけになると思う。 

以上、拙い文章ですみませんが、よろしくお願いします。

「登録したら転職しなければいけない」ということではありませんので、転職するか、しないか」というところからご相談にきていただくことを、私たちもお勧めします。
何が一番大切か、私たちと一緒に考えてみませんか。
Oさん、お忙しい中、体験記作成にご協力いただきありがとうございました!
 

インターネットなどでいろいろ調べてみますと、「不惑」は、もともと一番最初は「不或」とされていたとする説があるそうです。後世に形の似た「惑」の字が当てられ、それによって意味が変わったのではないか、というものです。

もともとの「不或」とした場合、「四十而不或」は「四十にしてくぎらず」と読むとのこと。その意味は「四十になったなら、自分のこれまでの考え方や過去にこだわらず、もっと幅を広げてチャレンジしていこう」ということなのだそうです。

Oさんも、新たな業界へのチャレンジを決めて、羽ばたいていかれました。

みなさんにとってより良い人生の選択ができるようなサポートをしたい、と私たちはいつも思っています。
長い人生、ほんの一瞬だけでもお時間とっていただいて、私たちと一緒にこれからの歩む道を考えてみませんか。
もしかしたら、ご自身の考えや可能性が広がるきっかけになるかもしれません。

お問い合わせ、ご相談を心よりお待ちしています。

2022.04.15:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【30代の転職体験記】「転職して、その後どうですか?」 転職失敗!?から、自分の土台を活かせる業界へ再転職。「無駄になった経験はない」

  • 【30代の転職体験記】「転職して、その後どうですか?」 転職失敗!?から、自分の土台を活かせる業界へ再転職。「無駄になった経験はない」

こんにちは!コンサルタントの澤村千明です。

 

これまで「転職体験記」では、「転職活動をどう行っていたか」という転職先へ入社する前の出来事や心境をご紹介する記事を主に掲載しておりました。

でも・・ちょっと私は気になりました。「転職した皆さんは、転職したあとの仕事や生活をどう感じているのだろう?」

そんなわけで、今回は趣向を変えて。「転職してしばらく経った方へ、今の仕事・生活についてお聞きする」という転職後インタビューを実施しました。

 

ご協力いただいたTさんは、ジンジャーズを通して転職して1年あまり経った方です。
実はTさんはジンジャーズを利用して2回、転職を経験されています。1回目、ジンジャーズからご紹介したA社へ転職されましたが、残念ながら早期で退職をご決断され、2回目の転職活動。2回目もジンジャーズにご相談いただき、B社へ入社して現在に至っています。

1回目の転職の際はどう思っていたか?2回目はどうだったか?ジンジャーズの関わりはどう感じたか?など、いろいろな視点からお聞きしてみましたよ。

 

 

・・・・・・・・・

 

澤村:Tさん、本日はお時間をとっていただきありがとうございます!早速ですが最初の転職活動について教えてください。どんな経緯でジンジャーズにご登録くださったのですか?

 

Tさん:登録時に勤めていた会社では、人員不足もあり非常に忙しい毎日で、帰宅時間も毎日遅く、体調を崩しかけていました。結婚した妻との時間もなかなか取れなかったんです。それで、環境を変えようと思って転職を決めました。

最初は大手エージェントさんに登録しました。大手エージェントさんからは、電話がかかってきて、10分くらいこれまでの仕事の聞き取りをされました。一通り話をすると、「では、今後は求人情報メールを送りますので気になった求人があったときだけ連絡ください~」と言われて、それっきり。当時の私は「こんな自分でも転職できるのかな?自分には何も誇れるキャリアはないんじゃないか」と、自分のこれまでのキャリアにまったく自信がもてない状況でしたので、もう少し相談したかったのですが、十分なサポートを得ることはできませんでした。

そんなこともあって、もっと相談に乗ってくれそうなエージェントさんを探したところ、ジンジャーズさんを見つけました。

 

澤村:そうだったのですね。ジンジャーズでの転職相談ではどんな印象を受けましたか?

 

Tさん:最初に面談してもらった佐藤大輔さんは、これまでの私のキャリアをすごく評価してくれました。もともと、新卒で入社した会社では営業の仕事をしていたのですが、特にその経験についてお話をたくさんしたことを覚えています。
また、今回の転職では、生活環境・生活リズムを改善したいという自分の希望をしっかり聞いてくれたと思っています。

 

 

澤村:それで、諸条件が合ったA社に入社されますが、残念ながら早期離職となってしまいます。今、振り返って、A社を受験中に考えていたことはありますか?

 

Tさん:その時の仕事がきつかったので、「とにかく早く辞めたい」という焦りの気持ちがありました。面接していただいたA社長さんも良い方でしたし、未経験でも大丈夫そうだと思ったので入社したんです。でも、A社は完全に未経験の業界だったこともあり、仕事のイメージが正直まったく湧きませんでした。面接のときにいろいろ質問してみようと思っていたのですが、あまりにも分からない業界すぎて、何を聞いたらいいのか質問の内容すら浮かばなかった状態だったんですが・・・。

 

 

澤村:そうでしたか・・・。

ジンジャーズでも、未経験の業種・職種へ挑戦する方へのサポートは特に重要だと思っています。十分に会社側へ聞き取りをしたり、こんな仕事だよと会社に代わって説明をしたりしています。ただ、やはりそれだけでは十分に伝えきれないこともあり、事業の理解度や質問などは、もっと丁寧に確認すべきだったかもしれません。

A社に入社後、退職に至るまでどんなことを感じていたのですか?

 

Tさん:A社に転職したことで、もともと願っていた生活環境の改善を果たすことができました。帰宅時間もぐんと早くなりました。

ただ、自分がA社に入社したタイミングで新型コロナウィルスが流行り出したこともあり、会社の状況や仕事のやり方も通常と違っていた、ということはあったかと思います。そんななかでも大変だなと感じたことは2つあります。

1つ目は、やはりまったくの未経験分野で基礎知識が極端になかったことですね。大変残念なのですが、OJTだけではなかなか身につけるのが難しかった。基礎的な研修などもあるかどうかを確認しておいたほうが良かったなと思います。

2つ目は、人間関係のところでした。なかなか覚えられないことについて、厳しく怒るような先輩社員が指導担当になってしまい、良い人間関係を築くことができず、かといって指導ができる社員は他にいないという状況に悩んでしまって・・・。

そんなことが短期間のなかで続けて起こったため、私は「長く働き続けることは難しい」と感じ、すぐにA社の企業担当として選考など入社までサポートしてもらっていたジンジャーズの吉田博紀さんに連絡をしました。

 

澤村:転職後、そのような状況に置かれてしまったのですね。吉田からは、どんなお話がありましたか?

 

Tさん:吉田さんからは「再度転職することと、もう少し続けてみること、両にらみでいきましょう」と声をかけていただきました。私もそのときは、その通りだなと思ってしばらく勤めながら考えることにしました。

びっくりしたのが、相談をした翌週、吉田さんがA社に来てくださったことです。「すぐに対応してくれた。転職活動をするなら、またジンジャーズさんにお願いしたい」と感じました。もしかしたら、私のことではない別の用事もあってA社にいらしたのかもしれませんが、それでも入社後でも何か問題があったら来てくれるという安心感はありました。

 

 

澤村:実際、TさんはA社を辞めて再度の転職活動を選択されました。どんな気持ちでしたか?

 

Tさん:「もう失敗したくない」という気持ち。そして「次に入社する先は自分の基礎知識が多少でもある業界がいいな」という気持ちです。

 

 

澤村:A社を退職されたあとで、新たに現職であるB社の求人が出てきてご紹介させていただきました。B社への応募を進める時に不安はありませんでしたか?

 

Tさん:B社は、自分が新卒時に勤めた業界と近い業界とあって、A社のときのような不安感は少なかったと思います。ただ、それでも「また失敗するんじゃないか・・・」という不安は拭えず、親しい友人にも相談しました。友人からは「Tの知識や経験ならその業界も問題なく働けると思うよ」と言ってもらいました。

また、最初の面談も担当してもらっていた佐藤大輔さんがB社の企業担当だったのですが、佐藤さんから「B社は、A社よりも規模の大きい会社さんなので、仮に人間関係などで合わないことがあったとしても、異動などで状況改善ができる可能性があります」と言ってもらったことも、後押しになったと思っています。

 

澤村:なるほど。不安要因だった「知識の有無」と「人間関係」がクリアになったわけですね。実際にB社で働いてみて、どうですか?

 

Tさん:まずは、「基礎知識や経験の有無」は自分にとって大きかったんだなと感じています。現在は新卒時と近しい業界であるということで、新卒のときに懸命に学んで働いてきたことがしっかりと自分のベースになっていると思っています。

それから、上司にも恵まれたと感じています。基礎知識や経験が多少あるとは言っても、それ以上に新たに覚える量が膨大にある中で、ミスをしてしまうこともあったのですが「最初はできなくて当たり前」「ミスをしなくちゃ覚えられない」という言葉を上司から掛けてもらいました。ゆっくりと、でも確実に成長していけばいいんだと思わせてくれたり、期待されている・認めてもらっていると感じる出来事もあったり、居心地はいいと感じています。

もちろん、ジンジャーズさんに登録したときの希望である「生活環境の改善」も図られ、家族との時間も増えました。

 

澤村:それはよかったです!

今、2回の転職活動やこれまでの仕事について、何か思っていることはありますか?

 

Tさん:そうだなあ・・・。

過去に色々な経験をしてきて、今の会社で少し落ち着いたところではありますが、これまでの経験で無駄になったものはないですね。全部、活かされているというか考えさせられるきっかけになったというか。無駄な経験はないなと、そう思っています。そして、人との出会い。これも大きいですね。

 

澤村:なるほど。無駄になった経験は何もない。そうご自分の経験を肯定的にとらえていけると、新しい仕事にも前向きに取り組んでいけそうですね。ジンジャーズのサポートはいかがでしたでしょうか?

 

Tさん:最初の面談のときから感じていますが、きちんと話を聞いてくれて手厚いサポートをしてくださったなと思っています。結果として2回転職することになりましたが、その都度、自分のために動いてくれたり時間を取ってくれたりして、大変ありがたかったです。

 

澤村:そう言っていただくと、本当にうれしいです。Tさん、本日はありがとうございました!

 

 

・・・・・・・・・

 

Tさんへのインタビューを終えて。

Tさんから「あのとき、ジンジャーズの佐藤さんがこう言ってくれて・・」「あのとき、ジンジャーズの吉田さんがこうしてくれて・・」とお話が出てきました。念のため申し上げておきますが、これはヤラセではありません(笑)
自然と、Tさんのお話のなかからジンジャーズメンバーの名前が出来事とともに出てきました。こんな風に感じてくださったのはうれしいなと思います。

 

普段転職相談をお受けしていると「転職すればすべてがハッピーになる!」と思っている方も珍しくありません。
ただ、Tさんの転職後のストーリーからもお分かりいただけるように、転職においては、入社がゴールではなく、新たなスタートと言えます。特にTさんの1回目の転職のように、求人票にははっきりと書くことのできない部分(教育体制や人間関係など)で「合わない」と感じることもあります。(参考記事:転職に伴うリスクを考える。防げるリスクと防げないリスクとは?

 

今回のTさんが早期退職するに至ってしまったA社とは、Tさん退職後に振り返りをしっかり行い、ジンジャーズが今後改善すべき点や、A社に今後ご入社される方がいた場合にご配慮・ご留意いただく点などを話し合っています。ジンジャーズも万能ではありません。でも、だからこそ、人と企業に丁寧に向き合い、心のある転職支援をこれからも行っていこうと思っています。

 

2021.12.20:yamaten:コメント(0):[転職体験記]