草木塔の郷　DENTAKUJI なあまず日記

ミニコミ誌「ほんきこ。」の仲間の一人の結婚を祝う会を催しました。

十三人の、ささやかな会ではありましたけれど、お気に入りのリストランテ「喜右エ門」さんで、会食をしつつ、久々に集まった仲間とおしゃべりに花を咲かせました。

お二人をお迎えする前に、入念かつテキトーな打ち合わせ中。

開会から、記念品贈呈、二人のご挨拶と続きます。

そして、幹事の相方㋗のお祝いの言葉。
昔書いた文章を読んで、なかなかウケていましたぞ。

記念写真を撮り、いざ乾杯へ！

ということで、夜は更けてゆくのでした。

お二人の幸せを祈ります。

喜右エ門さん、ありがとうございました。

2010.07.12：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

ひやむぎ

こんにちは。
どんよりとした曇り空の田沢です。
午後から大雨の可能性ありという天気予報ですが、皆様のところではいかがでしょうか？

画像は、金曜日の昼食。
お昼、友人のＳさんが来宅したので、ご一緒にというわけで＾＾
といっても、冷麦なんですけどね^^;
我がお寺では、檀家さんから頂戴した麺類で生き延びております^^;

それにしても、夏の暑い時は、乾麺を茹でてキュッと冷やした冷麦はいいですな。
いくらでもつるつると入ってきます。

暑ければ暑いほど美味く感じる＾＾

今日はどうでしょうねぇ。
風が涼しいような感じがします。

2010.07.12：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

暑気払い

こんにちは。
少し曇ってきている田沢です。

さて、一昨日、山の中の林道を車で走っていたら、木の切り出しで泥っ泥に、こったこったになっている場所があり、もう、愛車は泥まみれになってしまいました。
いつもは、夕立が降ってこないかなぁ、っていう感じでいるんですけど、さすがに自分で洗車することにしました。

その横で、野良ねごがのんびりと横たわって寝ています。
蒸し暑いし、陽のあたるところを避けております。

じつは、間もなく雨が降り出したんですね。
きっと、やつは雨降るのになぁ、なんて感じてたんじゃないかなぁ^^；

洗車をすると雨が降る。
はい、いつものことです。

夜、あまりに暑いので、カレーを食べて暑気払い。

というわけで、ココナツミルクカレー。
茄子とピーマンと鶏肉とココナッツミルク。
相方が言うには、市販のカレーペーストが恐ろしく辛くて、台所が南蛮いぶし状態になって、ゴホンゴホンと息苦しくなったそうです。

そのため、いっぺんカレーを洗い流して作りなおしたんですね。

結果、とてもいい感じで美味しいカレーになりました。

暑いときは、辛くて熱い食べ物で暑気払い、これがいいですね。

家の猫たちも、縁側で夕涼みしておりました。

2010.07.10：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

天の罰

昨日８日は、大荒沢不動尊の登拝日。

午前中プチお精進をして、参拝です。

昔から、大荒沢のお不動様に参拝する時は…ということで、田沢の人に言い伝えられて来ていることがあります。

なまぐさを食べていかない。（肉・魚・卵といったもので、材料として使われているものもふくむ）
身内に不幸があった場合、一定期間お参りをしない。（概ね四十九日まで）
女性は産後、または整理中は遠慮する。

などなどであります。

もう、「今時こんなことっ！」て叱られそうであります。

現代では、所謂、忌避という考え方はだいぶ緩くなってきていると思います。
不浄という観念が、昔と今とではかなり違ってますからね。

ただ、私は（私の家族も）、登拝に際して肉・魚・卵は食しないと言いうことを一応の約束事としています。

田沢の多くの人々特に山仕事をしている人に、篤い信仰を得ていました。
山に入って天候が急変したり、ちょっとした事故があると、「誰が、なまぐさしてきたんでねぇが！」って言って、「中に、じつは朝、卵食ってきてしまった…」などということがあったそうです。

さて、昨日お堂に行ってみると、鍵が壊されて、入口の扉が開いている状態になっていました（ーー；
中を確かめると、幸い、いたずらやご本尊様がなくなってたりはしてません。
お賽銭箱を確かめると、全く、入っていませんでした。
山の中のお堂とはいえ、だいたいいくらかは入ってますから、お賽銭狙いだったのでしょう。

時々あるんですよ。

少々のお賽銭をここまで来て盗むのですから、子どもではないだろうと思います。
けど、たぶんお金に困って盗ったのでしょうから、こんなことまでしなくちゃならないって状態だってことが、もう、祟りを受けているようなものです。

もし、仮にこれが面白半分のいたずらであるならば、必ず、見に見えない力で罰せられるに違いありません。

周囲の草むしりをしていたら、ザァーと強い雨が降り出しました。
うむむ、今日はなにか、うっかりしてしまったことがあったかなぁ?!
そんなことを想い想い岐路についたのでした。

2010.07.09：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

Number WORLD COP Special Issue 3

日本代表がデンマークに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた後の号。
表紙はまた、本田、であります。

「日本サッカー、伝説の誕生。」と讃えてます。
ん～、まぁ解らなくはないですけども。
日韓共同開催の、地元以外で初めて勝利し、初めてグループリーグを突破したんですから。

ならば、あの地元でのあの結果というのはなんだったんだろう。
そんな思いもよぎります。

さて、何はともあれ、全て格上の３チームと戦い、２勝１敗で勝ちぬけた。
素晴らしい。

それとともに、前大会優勝のイタリアと準優勝のフランスがともにグループリーグ最下位で敗退の番狂わせ。
日本や韓国の勝ちぬけと、明暗を分けた。

特に、フランスは代表チームそのものが空中分解してしまった

さて、デンマークから３点を奪って快勝。
守ってばかりではない日本代表の戦い方が、評価されたというか、世界を驚かせた、というような論調である。

それはそれでよし。

新しい時代に入った、とうのも大げさではないのかもしれぬ。
ただ、もともと日本への評価というのは相当低いってのも事実。
そのあたりは、オシムがよきにつけ悪しきにつけ、言い続けていることだ。

気になった記事は以下の通り。

ナンバーノンフィクション３「アラゴネスの一徹」　豊福　晋
イビチャ・オシム「日本サッカーはこのままでいいのか」　田村修一

この後、ブラジルとアルゼンチンが次々と敗退。
スペインがドイツを下して、決勝はオランダ対スペインになった。

ワールドカップ特集は、もう一回かな。

そろそろ、大相撲を特集しなきゃいけないんじゃないかな。

2010.07.09：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

あいかわらず片付け中

こんにちは。
今日も蒸し暑いですね。

ニュースで福島県の郡山市内で街中で浸水したり、ゲリラ的な大雨があちらこちらでおきているようです。

さきほど、我が家から１０ｋｍほど喜多方方面から帰ってきたのですけど、向こうはお天気雨ながら強い雨が１０分ほど降りました。

こっちに向かって車を走らせ５ｋｍほど手前から、道路に雨の痕跡がありません。
このところ、こういった「ところによりにわか雨」みたいな天気が多いです。
梅雨明け間近んじなると、こんな天気になりやすいと天気予報で言ってました。
それを信じるとしましょうか。

毎日、暇にまかせてお寺と自宅の片付けを継続しています。
力仕事です。
奥の方から、いつ漬けたかもうわからないような漬物樽がゴロゴロ出てきてげんなり。
発酵臭が苛立ちを増幅させます。

また、一方では、画像のようなしまいこんでしまっていた本やＣＤを発掘して喜んでおります。

気分は、古本屋さんか古道具屋さんのおやじみたいな感じです。
今はこれをする時なんだと、思って続けてまする^^；
お宝発見（ていうのも変だけど）しては、アハハ、なんて笑ってると、家の前の通りを歩く近所の人が「なんだべっ」て感じで、微笑んで行きます。

ピーマンは豚肉と炒めて食しました。
オイスターソースと塩、胡椒で味付け。
美味かったですぞ。

2010.07.08：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

留守番中

蒸し暑い～。

お客さんも来ないし、裸で涼しい茶の間にゴロンとなりたいところなんだけども、今日は一人なので、お客様が来たらたいへんなので、できません^^；

夕方、また一雨あるかもしれませんね。

外の洗い場で洗い物をしていったら、たまった泥のところにヤゴ。
この前は蝉の幼虫、今日はトンボの幼虫。

ちょうど、金魚用の水槽を洗っていたところなので、観察用かなぁなんて思った。
で、そっと置いて、うっかり水を流す方向を間違えてしまったーー；
そのまま排水溝へ流れてしまいました…。

この排水は、幸い?!道路わきの水路に出るから、美味く流れてくれれば、下流のコンクリートのないところで羽化できるんじゃないかと…。
希望的観測です。

お昼は素麺。
ピントぼけてて、しかも素麺が見えてないーー；

昔から、お寺では素麺や冷麦、たまにうどんや蕎麦など、よ～く乾麺を頂戴します。
お盆礼やお中元などです。
おかげさまで、こうした麺類などに不自由したことがないのです。
ありがたく、頂戴いたしております。
キュウリと薄焼き卵焼きを細切りにして乗っけるとなおいいですね。

それに青紫蘇やみょうが・ネギ・などの薬味もあれば言うことなしです。

畑のピーマンとシシトウ、初収穫です。
仏様にあげて、さて、なににして食べようかな。

さて、また片づけ方にいそしみますか。

2010.07.07：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

余裕っていうかヒマな時間

こんにちは。

はっきりしない天気、蒸し暑い、夕方に激しい雨
このところこんな感じの田沢です。
皆様のところではいかがでしょうか？

お陰さまで、最近、時間に余裕があるというか、ま、暇があり^^；…
お寺の中の片づけや、周囲の草むしりや草刈りという、本来のお坊さんの作務に時間を費やしています。

いやぁ、不要な物であふれ返っております。

物を買わない・不要な物は捨てる・物への執着を断つ

そうしていかないと、いけないですね。

サナブリで供えられた苗をいただいてきて、うっかりして瀕死の状態にさせてしまったのですが、なんとかミニ水田で生きついたようです。

サンパチェンスの前に、後から父親が植えたエンゼルトランペットが大きくなりましたなぁ。

雨と、お陽さまのおかげで、植物たちは元気です。
ただ、畑のトマトが激しい夕立で、２本途中から茎が折れました。
「支柱を立てなおさなくっちゃ」と思ってた矢先だったんで、やはり思った時、その時にやらないといけませんねぇ。

好き嫌いがほとんどなくて、なんでも飲み食いには困らない私。
相方㋗が「ココナッツジュース飲むが？！」と缶をくれました。
冷やして飲むと美味しいと書いてあるんで、氷を入れて飲んでみました

・・・（^^；・・・（－－；・・・（－－〆

それでもコップの三分の二ほど飲んだのですが…。
ま、罰ゲームなら飲みますけども、ちょっいけませんでした。

2010.07.07：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

テーマ読書会

日曜の夕方は、定例の読書会を、スープカレーの「らあじゃ」で催す。
ミニコミ誌「ほんきこ。」が主催です。

今年は、毎月定例で読書会を開いてます。
テキスト読書会とテーマ読書会を月替わりで行います。

テーマ読書会は、テーマに沿った自分が読んだ本の話ができるので楽しい。

今月は、私が担当で「旅」がテーマで、本の紹介をすることに。
１１人の参加があり、１８時から２１時過ぎまで、たっぷり本の話、旅の話、雑談ができました。

こんな感じで、持ち時間を決めてお話します。

読書が好きです。
同じテーマでも、他の人は全く想像できないような本を持って来て紹介します。
なので、刺激になって、また本を読もうという気になります。
カチッとした本でなくて、写真集だってパンフレットでもいいんです。
これが面白い、というものがあればね^^

こんなに出ましたよ～＾＾

2010.07.06：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

母の味

はっきりしない天気で迎えた田沢です。

皆様のところではいかがでしょうか？

東京の北区で、集中豪雨の影響と思われる増水による、道路の水没が映像で流れていました。
都会のあちこちに、災害時の危険っていっぱいありますものね。
昔、地下の店舗に水が流れ込んで、亡くなった方がありましたもの。

田舎では、雨の降り方に注意を払っています。
短時間にこれだけ雨降ったら、きっとあの川が増水し、がけ崩れの危険があるなぁ、なんて予測をします。
これは、経験知というものです。

さて、一昨日のお昼に、母親が「久々に作ってみた」と稲荷ずしをくれました。

甘じょっぱく煮込んだ油揚げに、いっぱい酢飯が入ってパンパンになってる。
「うん、これこれ、母ちゃんの味だ」

まさにこれなのです、子どものころから親しんできたお稲荷さん。
品よくさぱっと酢飯を入れて、皮を折り返す、などと言うもんでないんです。
ご飯がはんばげでます＾＾

肉も食べられなかった昔、誕生日や祝い事と言えばこれ！
うれしかったものでした。

2010.07.06：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

わさわさ

お寺の裏山の上の空が、夕方、こんな色になっていると、心がわさわさしてきます。

夕方「まんま（ご飯）だがら、（家に）寄れよ～」と、大声で呼ばれるまで外で遊んでいた少年時代。
いやぁ、いがったなぁ＾。＾

遊び呆けで暮らしていましたから。

さて、こんなことを懐かしむようでは、トシですなーー；

それにしても、お寺の前の通り、だれも遊んでませんなぁ。
いったい、なにをしてるんだべなぁ?!
もっとも、子どもも少ないですけれどもねぇ。

知人から、冷しゃぶ用の冷凍ズワイガニが送られてきまして…＾＾
「はやぐ寄れよ～」といわれて、ハイハイと戻ります。
全然進歩してません、何十年経っても。

これまた、大量にトマトをいただいたので、煮込んで、ミネストローネ風の煮込み料理。

これは相方㋗の作。
うんまい！

かなり贅沢な夕食をいただきました。
満腹に食事をいただける幸せ、ありがたいことです。

ふと、天井から蜘蛛がスーッと落ちてきた。
ちょんちょんと触れると、仕掛けのようにススーッと昇ってゆく。

はて、夜の蜘蛛は縁起が好かったのか悪かったんだっけが？！

2010.07.05：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

余波

米沢に戻って、土曜日はなんだか身体を休めたいなぁっていう感じ。
田舎に住んでいると、移動が車だから、まさにドアtoドアだから、歩きませんものね。

それが、東京ではいきなり電車移動で、とにかく基本歩け歩けになるのですから。
本来は、こうでなくちゃいけないんだなぁと、腰をさすりつつ思っちゃいました。
足のふくらはぎも張っています。

さて、突然ザーッと雨が降り出す毎日。
このまま降り続いたら、災害が起きるのでは、と思うほどです。
幸い、短時間でやむので、助かっていますけどね。
ちょっと怖くなることが多い、この頃です。

雨のせいか、緑が鮮やかです。
朴の木の葉っぱも日よけになります。

大舟から田沢に抜ける螻尾峠を通ってみました。
道路が狭いためか、通る車は少なくなりました。
時々、田沢の風景を見たくて、車を走らせます。

昼食に、スーパーで買ったお弁当「海老と野菜の天重」398円
この値段でボリュームあって、すごいですね^^

隣組に、選挙公報をひかなければなりません。
地区委員さんから届いて、「あ、そうだ選挙だったんだ」と思い出しました^^；

そういえば、東京でも選挙カーや街頭演説に会ったっけ。
新宿西口で「スマイル党」という集団が、演説してました。
「いつでもどこでもスマイル。スマイルはみんなを幸せにします！」
そりゃあいいよねぇ。

あと一週間足らず。
どこに投票したらいいんでしょう。
公報をよっくど読んでみよう。

隣組のお宅に公報を配りながら、周囲を眺めてみる。
こうした田舎で生かされていることを感じる。
都会の雑踏や高層ビルの間でも、生きていると感じることはできる。

どっちがいいなんて言えないなぁ。

2010.07.05：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

上京④

神保町の古書街で、本を探す。

これも、今回の一つの目的。
学生時代には、毎日、地下鉄で通っていたので、かなりこの町を歩いたものだ。
なのに、２日、駅を降りてから方向を間違えてしまった^^；
勘が来るってしまってる。

それでも、かなり多くの古書店を歩く。

民俗関係の本がある店で、けっこう面白い物を見つけたのだけれど…、さすがに値段もけして安くはない。

古書街の案内所ができていて、ここで千代田図書館のコンシェルジュが交代でいる。
いろいろな情報をもらえる。
本のことだけではなくて、グルメ情報などの町のことも教えてくれるのだ。

素晴らしいなぁ。

そして、そこから再び古書街を覗きながら、千代田図書館に向かう。

それが、画像なんですけども＾＾

千代田区役所など区の施設が一体になっている、大きなビルディグの９階と１０階のフロアが図書館になっている。

千代田区の人口は約４万７千人。
昼間の就業人口８４万人！

こうした、お昼の町、ということを意識された施設だった。
うむむ。

ここにも、図書館コンシェルジュがいて、施設の案内をしてくれる。
素晴らしいなぁ。

３社による指定管理を行っている。
三つの大きな仕事の役割分担をそれぞれ担当している。

うむむ。

結局、半日、本の町と図書館を見て歩いた。
本以外に、なにも見ていないようなもんだな。
ま、でもけっこう満足。

あ、お昼過ぎ、昔たまに入っていたカフェ「さぼうる」に入る。
昔懐かしいナポリタンを相方が、私は、懐かしい味のするビーフカレーを。
あんまりお金を使わぬ旅である。
これでいいのだ^^

2010.07.05：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

上京③

さて、今回の大きな目的の一つは、蒲田に住む伯母の家を訪問することにあった。

大学生時代、３年間アパート住まいをしていた、その大家さんでもある。
若いころ結婚して東京へ引っ越した伯母は、蒲田に居を構え、下宿屋をしていた。
夏休みになると、従兄弟が学生の下宿人と米沢に遊びに来るなんてこともあったものだ。

私が学生の頃は、下宿ではなく、部屋を貸すアパートに代わっていた。
私が大学生になって、ただ親族の家に間借りする、ということだったら、行かなかっただろう。

当時社会人と学生の住人が住むアパートだったから住まわせてもらうことにしたのだった。

この伯母さん、なにしろ向こう意気が強くて気風がよいというか…。
長年、下宿人やアパートの住人に慕われる明るさのある人である。
何かあると、従兄弟などとしょっちゅうお酒を飲んでいたものだ。

私が卒業してしばらくして、もう二人の最後のアパートの住人が引っ越して、アパートは廃業した。
その代わり、息子一家が引っ越してきた。
そして、叔父さんが亡くなった。

年齢など気にしたことがなかったのだけれど、もう、８１歳になったとのこと。
さすがに、足が弱くなり、米沢に帰って来ることがなかなか難しい。
こちらが忙しくなったこともあり、結婚してから一度も会えずにいたのだ。

それが、とても気がかりでいたのだ。

午後９時半すぎ、予定よりだいぶ遅れて蒲田の家に到着。
近所や周囲の家は、ほとんど全て建て替えられていて、様子がすっかり変わってしまっていた。
その、伯母の家一軒だけが、まるで昔のまま建っていて、細い小路には植物があいかわらず植えこんである。

ここだけは、２６年の時が止まっているかのように感じた。
安心した。

2010.07.04：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]

上京②

久しぶりとはいえ、かつて学生時代の○十年前には、住んでいた東京。
卒業後もちょこちょこと出かけてはいたのです。

ゆえ、出歩く分には問題はないのではあります。
けど、「あれま～ずいぶん変わったな～」なんて驚いているお上りさんです。

世田谷の八幡山は初めて。

松沢病院という、かなり大きな敷地の精神病院があった。
ゆえ、昔は土地が安く、大宅壮一はそこに目をつけてこの土地を選んだらしい。

いろいろ見たい　→　物が欲しくなる　→　金がなくなる（－－〆

見たいところを絞って（しかもお金のかからないところ^^；）行動。

新宿駅で一人になり、ハンズとＬブレス（見るだけ、見るだけ）、紀伊国屋へ行って、そろそろ頃合い。

新宿末廣亭へ。
でも、あれまっすぐ行けない?!
あれあれ、通り過ぎた

ビル街の谷間に、お寺があった。
境内地はかなり広く、コンクリートの建物のお寺。
その一角に古い不動堂がある。
お参りしている人一人。
境内にいる人、自分を入れて３人。

通り一本隔てて、ものすごい人があふれているのに、この境内には…。
勝手にあんな人たちが押し寄せてきても、そりゃ困るんでしょうけども。
息がつけるスポットと、好い方に解釈すればいいのかなぁ。

通り過ぎてしまってたので、駅方面に戻り目指す末廣亭を発見。

もう、夕方６時を回っているのに、観客がパラパラ。
場内の空気が澱んでいる、というか冷え込んでいるというか^^；

途中から桟敷に入って、いきなり弁当食いはじめる客がいたり。
もしかしたら、言葉がわからないお客さんだったのだろうか。
久々に、（違った意味で）田舎では味わえない微妙な空気の寄席を満喫^^；
したのでした。

2010.07.04：あら：コメント(0)：[メモ/なあまず日記]