レインボープラン推進協議会

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虹の駅はオープンして初めての冬、生産者側も冬場の生産出荷が
準備不足であったことから売り場は品薄が`続いています。
その上、今年は記録ずくめの豪雪、「消費者に新鮮な野菜を!」と
雪の中から掘り出して売り場に届けるが、大変な苦労のうえ品目も
限られています。会員の中にはビニールハウスが押しつぶされ、
収穫間近のほうれんそうが全滅(一部出荷も)したところもあり、
消費者の激励が何よりもありがたいと話しています。

ところで、虹の駅は農産物ばかりでなく、市民の趣味の手作り品などを
展示販売する交流機能ももっています。
既に出品されて喜ばれている方もおります。
農産物の少ないこの時期こそふるって出品されますようご案内いたします。
詳細は事務局(83−3175)までお問い合わせください!



出品の一例「お部屋飾り」


農作業などに必需品「腕カバー」と台所用「アクリルたわし」

吹雪が小康状態になった1月2日、虹の駅のはじめての初売りを
役員、会員のボランティアのみなさんで行いました。
店頭では、道行く市民に玉こんにゃくやお汁粉を振舞い、
「中央のブランド品よりも市内のブランド品を!」とご年始の
お遣い物に地場産品の詰め合わせ商品を勧めるなど、
虹の駅のPRに務めました。



縁起物「だんご木」の品定めも


「今年も頑張るぞー」と揃いのレインボープラン法被を着たスタッフ

7月9日、山形市の目の不自由な団体の方々20名が
虹の駅に買い物にお出でになりました。
最初に、「NPO法人レインボープラン市民市場虹の駅」の渡部理事長から
歓迎の挨拶と虹の駅の説明を受けたあと、
介助者の支援でお目当ての野菜などを探し求めて頂きました。
「安全、新鮮が魅力だわ〜」「長井の人たち幸せね〜」との
ことばを残して帰られました。

虹の駅・事務局




介助者のお陰で買い物もスムーズ
 虹の駅がオープンして1ヶ月が過ぎました。
売り場には毎日新鮮・安全な農産物が並びます。
「こんなに安くて生産者に悪いみたい」と消費者の声。
「家で食べているおすそ分けだから安心して食べてもらいたいね。」と生産者。
今年は、大根葉1把50円、きゅうり1袋が50円など、ワンコインでつり銭がくる価格も。
一部の生産者は収穫を途中で諦めて踏みつぶし、次の作付けに入った方もいます。
こんな情報も消費者と生産者が近づいたから出来る「虹の駅効果」と言えます。
生産者が頑張っているのだから消費者も自分たちの市場として盛り上げなければと
少しずつ消費者の利用も増えています。

 ランニングコストをまかなうまでにはまだ、時間がかかりそうですが、
今後は商品構成なども検討し、より利用されやすい市場つくりに取り組んでまいります。
どうか皆さん連れ立って「ござっとこやえ」。
                         
虹の駅・事務局





 ここ4年ぐらい、エネルギーをかけて育ててまいりましたレインボープラン
市民市場「虹の駅」がようやく誕生いたしました。生産者の直売所ではありません。
「食のまえの平等」といいますか、生産者、消費者という枠組みを越えて、
市民みんなが食と農に参加をするというレインボープランの理念をうけた市民の
拠点です。
「虹の駅」はまた、地域づくりへの市民参加の場であり、長井と全国、世界をつなぐ交流拠点でもあります。消費者団体、生産者、行政、JA、市民、農民、
食品加工業、飲食業、学校給食関係者・・・。
多くの方が集まり、協議をくりかえしてまいりました。
利益や価値観の違う人達が共同で依存している場が「地域」です。
市民みんなが自分らしい暮らしを実現したいという願いの舞台が「地域」です。
その「地域」の性格を大事に守りながら「地域」を変えていく。
これが私達の「地域づくり」です。
気の合う仲間同士の運動と違って、時間がかかります。
別個のエネルギーがたくさん消費されていきます。
つらいこともたくさんありましたが、人と人との暖かいドラマもたくさんありました。

いつか、お出でいただき、汗と笑いと涙の・・・なんていうと大げさですが
新しい「悪戦苦闘記」をお聞き下さい。

むらの発展はまちになることではなく、田舎が出世して都会になることでもない。
土と農がそばにあることの安らぎと誇りを大切にし、
それら「生命の資源との品格ある関係」を基礎とする「堂々たる田舎まち」へ
「農とともにある循環型社会」へ・・・。

このような考えのもとに、レインボープランが稼動してから8年がすぎました。
遅々とした歩みですが、「虹の駅」の建設によって二段目のエンジンが点火されました。

また新しい市民の物語が始まっていきます。 
どうぞ、暖かく見守っていてください。

レインボープラン推進協議会会長 菅野芳秀




 長井市民が生ごみの分別を開始して以来9年目、念願の直売所が
去る6月10日ようやく市内のど真ん中、あら町の空き店舗に
オープンしました。

 これまで視察などで訪れる多くの識者・関係者が
「市民がこんなに生ごみの分別ができるのに、なぜ直売所を
作らないのか」と不思議がられていましたが、「地産地消」の
追い風もあり、長井らしく、視察受け入れや学習、情報の受発信機能を
併せた直売機能をもつまちづくりの拠点機能として立ち上げられた
ものです。

 運営するのは「NPO法人レインボープラン市民市場」、理事長に
「快里デザイン研究所」所長、前レインボープラン推進協議会
コンポスト委員長の渡部久雄氏が就任しました。
理事には消費者、生産者、商店主、まちづくり関係者、経済団体、
レインボープラン推進協議会役員などが名を連ねてのスタートに
なりました。

 初日は、天候不順などから売り場を満たす商品が揃うのか
心配されましたが、趣旨に賛同した生産者が続々と新鮮・安全な
野菜などを搬入、店内にはトマト、キュウリ、レタス山菜など
35品目のほか、そば粉やお菓子も。
オープンと同時に店内はごった返して売れ切れが出るほど、
さい先のよいスタートとなりました。
売り場に並ぶレインボープランの認証農産物は、まだ量的に少ないが
「消費者と生産者が互いに分かり合える場」が生まれ、
「気軽にお茶でもどうぞ」のコーナーもあります。
また、今後認証マークのついた商品が増えることが期待されます。

 これからは、先行の市内直売所や関係機関との連携により
レインボープランのまちとして「地域循環」「ともに」が身近に
そしてより鮮明に感じられる拠点として、長井市の協働のまちづくりに
大きな役割を果たせるものと期待が広がっています。

 年中無休で、営業時間は午前10時から午後6時まで。
問い合わせは電話0238-83-3175まで。



オープン初日、レジに並ぶお客さん