レインボープラン推進協議会

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消費者に生産の現場を知ってもらいたいという思いで始まった「田んぼの生きもの調査」。
3回目となる今年は、長井市中央地区公民館も加わり、レインボープラン推進協議会生産部会とJA山形おきたまあやめ支店との共催となりました。

8月3日、勤労センター前に集合し、12名の小学生とともにNPO法人レインボープラン市民農場の水田(レインボープラン認証米を栽培中)で「田んぼの生きもの調査」が行れました。
 子供たちは元気いっぱい。裸足で田んぼに入り、泥の感触や水の冷たさに歓声をあげながら、夢中で生きものを探します。
泥をすくって調べてみると、イトミミズやトンボのヤゴなどが見つかりました。ミズカマキリやドジョウを捕まえて大喜びの子供たち。
 色々な植物も見つけて、図鑑で調べながら新しい発見に出会い、そして、生態系の中で共存共栄している生きものたちに触れ、心に残る体験になったのではないでしょうか。

米も野菜も、土から生まれ、私たちの食べ物になるという「土は生命(いのち)のみなもと」という考え方。「自然と調和し、守り育てていく農業」という考え方。
 その思いがつまったレインボープランの水田の土には、たくさんの生きものが住んでいました。
「田んぼの生きもの調査」は、土の重要さを認識するとともに、子供たちの将来につながる「自然環境」や「食環境」を考えるきっかけになるのではないでしょうか。



(広報ながい2010年9月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載記事)

歌手の加藤登紀子さんがレインボープラン視察



7月11・12日、歌手の加藤登紀子さんが長井市を来訪されました。

 今回の来訪は、以前から親交のあったレインボープラン推進協議会のメンバーが、市報への原稿を依頼したことがきっかけ。「書くなら自分の目で確かめたい」という加藤さんの強い希望で実現しました。
 加藤さんご自身も「鴨川自然王国」(千葉県鴨川市)で、亡くなられた夫、藤本敏夫さんの意志をついで農的生活を実践し、「里山帰農塾」(新規就農者の育成)など、「農」に関することに積極的に取り組んでおられます。

 11日、仙台でのコンサート終了後、長井に到着。レインボープラン推進協議会のメンバーとの研修交流会に参加されました。
 採れたてのレインボー野菜をつまみに、和やかな雰囲気の中で、レインボープランの現状、加藤さんの「農」に対する思い、これからの活動のあり方など、有意義で活発な意見交換が行われました。

 12日は、台所からの生ごみが堆肥になり、土にかえり、野菜となってまた台所へ戻ってくるという循環の流れに沿って、各所を見学。
 まず、市民のお宅で生ごみの分別を体験。その後、あいにくの雨の中、メモをとりながら、熱心にコンポストセンターを見学されました。

 次に、コンポストセンターで作られた堆肥を使って野菜を栽培しているレインボープラン市民農場へ。今はミニトマトときゅうりが最盛期。加藤さんは、雨や土で靴が汚れるのも気にせず、ボランティアの皆さんとビニールハウスの中でお茶を飲みながらの交流となりました。
 最後は菜なポートで、たくさんの人の手と、思いが詰まった旬の野菜に触れ、加藤さんも思わず笑顔。気さくで飾らない人柄で「楽しくなければ農業じゃない、楽しくなければ人生じゃない」という言葉が印象的でした。

 長井の風土、そしてレインボープランは加藤さんの心にどう響いたのでしょうか。加藤さんの原稿は寄稿され次第市報に掲載いたします。



菜なポートで市民のみなさんと


(広報ながい 2010年8月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載記事)
「長井市レインボープランをお手本に」

石川 潤一 氏(福岡県大木町長)

 皆さん、こんにちは。
 福岡県大木町長の石川でございます。
「山形県長井市レインボープランで実践されている生ごみ資源化の方法やビジョンは正しかった。」
 今、大木町の生ごみ資源化事業でこのことが実証されています。

 大木町は、筑後平野の中心部に位置する人口約14500人の町です。
大木町では、平成18年11月から町内全域で生ごみ分別を開始し、同じく町内から発生するし尿・浄化槽汚泥とともにメタン発酵させ、エネルギー利用後、消化液を有機肥料として町内の田んぼや畑で活用しています。
 
 堆肥化の方法は、メタン発酵を選択しましたが、地域ぐるみで生ごみを循環させるシステムやビジョンは、長井市のレインボープランをお手本にしました。
 大木町で生ごみ分別を議論していた時に、レインボープラン関係者を講師として大木町に招き講演会を行いました。
 その講演会がきっかけで、多くの町民や農家・行政がビジョンを共有することになり、事業が実現しました。

 資源化施設は、おおき循環センター「くるるん」という名称で町の中心部に設置しており、全国から年間3000〜4000名の見学者を迎えています。
 今年の4月には隣接地に農産物直売所やレストランを併設した道の駅がオープンし、名実ともに、循環のまちづくりの拠点となりつつあります。
 
 講師の言葉「レインボープランは、市民と行政の新しい出会い、それから土と台所の新しい出会い、村と町との新しい出会い、地域と未来との新しい出会い・・・様々な新しい出会いを織り込んだ地域づくりなんです。」驚くことに、大木町でも住民協働が培われ、地域ぐるみのまちづくりが大きく前進しました。
 
 私たちは、暮らしの無駄をなくして、ごみを資源として活用する、持続可能な循環のまちづくりへ挑戦をしてまいります。
 今後、子供たちの未来につけを残さない地域社会づくりを目指す仲間として、お互いに取り組みを進めてまいりましょう。

(広報ながい 2010年7月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載)

レインボープラン推進協議会 平成22年度総会を、下記により開催します。
総会は一般公開制となっていますので、関心のある市民の皆様はぜひ傍聴にお越し下さい。

日時:6月29日(火)午後2時〜4時
場所:長井市市民文化会館 中会議室(3F)

次第
1.開会
2.会長あいさつ
3.市長あいさつ
4.協議
 平成21年度事業報告・決算報告
 平成22年度事業計画案・収支予算案
 会則の一部改正について
 役員改選
5.その他
6.閉会

<お問合せ>
レインボープラン推進協議会事務局
TEL 0238-88-2601

  
長井市レインボープランに寄せて

高野 孟氏 (ジャーナリスト/ ザ・ジャーナル主幹)

 私の友人である仙台在住の結城登美雄さんは、東北農山漁村の民俗研究家であり地域振興コーディネーターである。彼が最近出した本は『地元学からの出発』(農文協)。

「地元学」とは聞き慣れない言葉かもしれないが、ひと言でいえば「ないものねだりよりあるもの探し」――いたずらに格差を歎き、大都会と比べて「ないものねだり」の愚痴をこぼすよりも、この土地を楽しく生きるための「あるもの探し」から再出発しようという呼びかけである。

 レインボープランに心惹かれて何度か長井市を訪れた私が感じたのは、ここに住む皆さんもまたこの土地に「あるもの」の価値をそれほど重視しておらず、「いいもの」はどこか遠いところにあると思っているのではないか、ということだった。

 私に言わせれば、一つの市の全世帯が参加する生ゴミ・リサイクルのシステムは、世界最先端の試みであり、地球環境と食の安全が叫ばれる二十一世紀、世界中の人びとが見倣いたいと思う地域ぐるみのライフスタイルの 先進モデルである。

 さらに皆さんが努力を続けて、同プランが理想として掲げる堆肥の市内農業への活用を通じての生産と消費の完全リサイクルを実現することができれば、長井市は有機生活の世界的「聖地」として崇められるようになるのではないか。皆さんにも是非「あるもの探し」からの再出発を期待したい。

(広報ながい 2010年2月号 「虹の郷発希望行き」より) 

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寄稿者プロフィール



高野 孟(たかの・はじめ)
1944年東京都生まれ。通信社、広告会社勤務の後、フリー・ジャーナリストに。同時に、情報誌 『インサイダー』の創刊に参加、80年に(株)インサイダーを設立し、代表兼編集長に。2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」を担当。TV朝日「サンデープロジェクト」等に出演。

こ〜んなにいろいろ!…レインボープラン認証農産物

中央地区の皆さんが分別回収に協力して下さる生ゴミが、良い堆肥となって農家の皆さんに利用されています。
今年もたくさんの認証栽培の申請書が届いていますが、昨年登場したレインボープラン認証農産物のいくつかをご紹介しましょう。

米・たまねぎ・ねぎ・馬鈴薯(じゃがいも)・白菜・キャベツ・ほうれん草・アスパラガス・大豆・そば・にんにく・きゅうり・トマト・ミニトマト・大根・葉大根・レタス・ナス・メロン・かぼちゃ・スイートコーン・枝豆・ブロッコリー・にら・にんじん・かぶ・サトイモ・ながいも・せいさい・さやいんげん・セルリー・こまつな・かんしょ・おかひじき・食用ぎく・小豆・アピオス・甘なんばん・大ふき・きくいも・くきたち・黒豆・ごぼう・コリアンダー・ししとう・スイカ・ズッキーニ・つまみな

(特栽準用型及び普及促進型の実績)


台所で分別された生ゴミが、こんなに多くの種類の農産物に生まれ変わっています。私たちが普段よく食べているような野菜や穀物ばかりですね。
まだそれぞれの生産量には限りがありますが、市民の皆さんにご利用いただくほどに生産量も増えていきます。

今年も生産者の皆さんが丹精こめて作る、旬のレインボープラン認証農産物をぜひ食卓に登場させてください。
「おらんだ市場・菜なポート」をはじめ、市内各直売施設、スーパーのインショップなどでお求めいただけます。

(広報ながい 2010年6月1日号内 「虹の郷発希望行き」掲載)
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