ブランドコントロールは大事だよね。
と振られて、大事じゃないと答える人は稀だと思うけれども、
それがどの程度重要で、
どうやれば良いかを明確に答えられる人もまた、
稀ではないかと思います。
自分自身がどう思われたいかを
コントロールするのだって激ムズなのに、
まして集団や地域のイメージをコントロールするなんて、
神さまですらも難しかろうと。
そもそも相手の頭の中を
コントロールしようと思うこと自体が、
横暴なんじゃなかろうか、とも思うので、
我々にでき得ることと言えば、
ありたい姿を共有して、
絶えず発信し続けることくらいです。
何より重要なことは、
そこに確固とした一貫性があることだろうと思いますが、
人が増えれば増えるほど、
そこには様々な人の考えがあり、
想いがあり、美的感覚の差異があるので、
これまた難しいのが実状です。
自分が今、立っている場所。
コントロールはできないまでも、
その場所の本来的な価値を知り、
価値を上げようとする努力は、
続けていきたいものです。
やまがたアルカディア観光局の季刊誌も、今回で4冊目。
じんわーり、染みました。
(長井の道の駅で見られます)
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少年パズー
ラピュタの当時の企画書が、
今読んだらあまりにもエモ過ぎたので、
思わず転記しました。
封切り当時、僕は小学5年生で、
この作品のゴリゴリのメインターゲットだったことが分かります。
画像はその時のチケットですが、(めっちゃなつい!)
上映場所は当時の市民文化会館で、
このチケットが小学校のホームルームで配布されたのを覚えています。
自分の企画書は、これほどのカロリーと信念を持っているかなーとか、
僕らは今の子供たちに、どういうバトンを渡せるだろうかなーなんて事を、
ついつい真面目に考えてしまいました。
ー-
新企画「少年パズー」(後の天空の城ラピュタ)
「風の谷のナウシカ」が、高年齢層を対象とした作品なら、パズーは、小学生を対象の中心とした映画である。
「風の谷のナウシカ」が、清洌で鮮烈な作品を目指したとすれば、パズーは血わき肉おどる古典的な活劇を目指している。
パズーの目指すものは、若い観客達が、まず心をほぐし楽しみ、よろこぶ映画である。
笑いと涙、真情あふれる素直な心、現在最もクサイとされるもの、しかし実は観客たちが、自分自身で気づいていなくても、もっとも望んでいる、心のふれあい、相手への献身、友情、自分の信ずるものへひたむきに進んでいく少年の理想を、てらわずに、しかも今日の観客に通ずる言葉で語ることである。
現今の多くのアニメーションが、「ドラえもん」をのぞき、劇画を基盤とするならば、パズーはマンガ映画の復活を目指している。
小学校四年(脳細胞の数が大人と同じになる年齢)を対象の中心にすえることで、幼児の観客層を掘り起こし、対象年齢を広くする。
アニメ・ファン数十万は必ず観てくれるので、彼らの嗜好を気にする必要はない。
そして、多くの潜在観客は、心を幼くして開放してくれる映画を望んでいる。
多数の作品が企画されながら、対象年齢が次第に上がっていく傾向は、アニメーションの将来につながらない。
マイナーな趣味の中にアニメーションを分類し、多様化の中で行方不明にしてはいけない。
アニメーションはまずもって子供のものであり、真に子供のためのものは大人の鑑賞に充分たえうるものなのである。
パズーは、本来の源にアニメーションをとりもどす企画である。
(宮崎駿:企画書「少年パズー」より)
今読んだらあまりにもエモ過ぎたので、
思わず転記しました。
封切り当時、僕は小学5年生で、
この作品のゴリゴリのメインターゲットだったことが分かります。
画像はその時のチケットですが、(めっちゃなつい!)
上映場所は当時の市民文化会館で、
このチケットが小学校のホームルームで配布されたのを覚えています。
自分の企画書は、これほどのカロリーと信念を持っているかなーとか、
僕らは今の子供たちに、どういうバトンを渡せるだろうかなーなんて事を、
ついつい真面目に考えてしまいました。
ー-
新企画「少年パズー」(後の天空の城ラピュタ)
「風の谷のナウシカ」が、高年齢層を対象とした作品なら、パズーは、小学生を対象の中心とした映画である。
「風の谷のナウシカ」が、清洌で鮮烈な作品を目指したとすれば、パズーは血わき肉おどる古典的な活劇を目指している。
パズーの目指すものは、若い観客達が、まず心をほぐし楽しみ、よろこぶ映画である。
笑いと涙、真情あふれる素直な心、現在最もクサイとされるもの、しかし実は観客たちが、自分自身で気づいていなくても、もっとも望んでいる、心のふれあい、相手への献身、友情、自分の信ずるものへひたむきに進んでいく少年の理想を、てらわずに、しかも今日の観客に通ずる言葉で語ることである。
現今の多くのアニメーションが、「ドラえもん」をのぞき、劇画を基盤とするならば、パズーはマンガ映画の復活を目指している。
小学校四年(脳細胞の数が大人と同じになる年齢)を対象の中心にすえることで、幼児の観客層を掘り起こし、対象年齢を広くする。
アニメ・ファン数十万は必ず観てくれるので、彼らの嗜好を気にする必要はない。
そして、多くの潜在観客は、心を幼くして開放してくれる映画を望んでいる。
多数の作品が企画されながら、対象年齢が次第に上がっていく傾向は、アニメーションの将来につながらない。
マイナーな趣味の中にアニメーションを分類し、多様化の中で行方不明にしてはいけない。
アニメーションはまずもって子供のものであり、真に子供のためのものは大人の鑑賞に充分たえうるものなのである。
パズーは、本来の源にアニメーションをとりもどす企画である。
(宮崎駿:企画書「少年パズー」より)
ikigaiの図
ひと昔前にネットで拡散され、
作者不明として話題になった「ikigai」の図。
好きなこと。
得意なこと。
求められること。
お金になること。
以前、高校生への授業を依頼された際に紹介したところ、
自分のやりたいことが分からないと悩んでいる子たちが、
案外多いことが分かりました。
確かに、自分の「好き」を見つけることは、
簡単なようで簡単ではないので、
結局のところは色々やってみるしかない。
単に楽なだけなのか、
中毒性があるだけなのかっていうのも、
結構曖昧さがあって、
とりわけ子供時代には判断がムズいなーと思います。
食わず嫌いって場合もあるし、
ひとつふたつと壁を乗り越えることで
ハマっていくってケースもあるだろう。
実は社会に出るまでの時間って、
そう多くはないなーと思っていて、
そういう意味で、子供時代の「放課後」っちゅーのは、
めちゃくちゃ貴重な時間なんだろうと思います。
好きかどうかは、やってみないと分からない。
さあ、冒険に出かけよう。
僕らの、本当の「好き」を探しに。
ハイパー学童|ながいアフタースクール
https://nagai-afterschool.jp/
作者不明として話題になった「ikigai」の図。
好きなこと。
得意なこと。
求められること。
お金になること。
以前、高校生への授業を依頼された際に紹介したところ、
自分のやりたいことが分からないと悩んでいる子たちが、
案外多いことが分かりました。
確かに、自分の「好き」を見つけることは、
簡単なようで簡単ではないので、
結局のところは色々やってみるしかない。
単に楽なだけなのか、
中毒性があるだけなのかっていうのも、
結構曖昧さがあって、
とりわけ子供時代には判断がムズいなーと思います。
食わず嫌いって場合もあるし、
ひとつふたつと壁を乗り越えることで
ハマっていくってケースもあるだろう。
実は社会に出るまでの時間って、
そう多くはないなーと思っていて、
そういう意味で、子供時代の「放課後」っちゅーのは、
めちゃくちゃ貴重な時間なんだろうと思います。
好きかどうかは、やってみないと分からない。
さあ、冒険に出かけよう。
僕らの、本当の「好き」を探しに。
ハイパー学童|ながいアフタースクール
https://nagai-afterschool.jp/