認知革命以来、我々にんげんの世界は、
現実と物語(虚構)の二つでもって出来ている。
無いものを在るように認識できる、この能力こそが、
僕たちをホモ・サピエンスたらしめてきた訳だが、
きっと貨幣などはその最たるものなんだろう。
当たり前だが物語には原作者がいる。
途中で編集した人もいるだろうし、
それを広めた人もいるだろう。
生まれた時から存在するものや、
沢山の人が信じているものを、
僕たちはつい現実であるように思ってしまいがちだが、
多くの場合、それは誰かがこしらえて、
多くの人が信じることで成立した精巧で秀逸な物語だ。
疑えという意味ではなく、
願わくば子供たちには、
すべての拘束から自由になって、
新しい物語を紡いでいって欲しいなと思う。
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