白鷹町にある「紅花の館(はなのやかた)」にて
紅花染め体験をしてきました。
初めに紅花の歴史を説明してもらいました。
テーブルには、紅花餅(はなもち)・摺花(すりばな)が並べてあり、
紅花餅は、一枚一匁(いちもんめ=3.75g)の重さで、童謡「花いちもんめ」の由来になっているそうです。
また、花笠まつりの笠のデザインはこの紅花餅を干している風景を表わしているそうです。
↓写真を見ていただくとわかると思いますがそっくりですよね。
![](http://samidare.jp/n-shakyo/box/201708160957.jpg)
本来の赤が出るのは紅花だけで、1つの花に赤の色素は一%しか含まれておらず
一匁作るのに必要な紅花は300輪と説明があったので、
赤の色素を取り出すのは大変なことであり、とても貴重な物だと知りました。
白鷹の紅花は、皇室や伊勢神宮に献上されていると聞きました。
説明後、作品作りに入りました。
染めの基本は「絞り」「結び」「挟み」だそうです。
綿のハンカチを使い、割りばしや輪ゴム、いろんな形の型を使って、
先生が作り方を見せてくれました。
![](http://samidare.jp/n-shakyo/box/20170816946.jpg)
絞り模様を作るときは、ハンカチで割りばしを包み、
その上から輪ゴムで留めていきます。
動物の形をつけたいときは、型と板の間にハンカチを挟みクリップで留めます。
参加した方々は、
「全部してみたくなってしまう。」
と楽しまれていました。
模様作りが終わると、いよいよ、染めの作業です。
先生が朝から作ってくれていた紅花餅を溶いた液に酢を混ぜ、
それにハンカチを15分間程浸します。
![](http://samidare.jp/n-shakyo/box/20170815942.jpg)
浮いてこないように、手で押さえながら付けます。
時間が経つにつれ、色が濃くなっていくのがわかり、出来上がりが待ち遠しかったです。
先生の判断でいい色に染まったら、取り上げクリップなどの道具を外し、
水でハンカチを洗いました。
今回は、綿のハンカチに染めたのでピンクになりましたが、
絹だと赤(えんじ)色に染まるそうです。
広げてみないとどういう模様になっているかわからないので、出来上がりを見て
「こういう風になるんだ。」「模様がきれいに出てる。」
と皆さん喜んでいました。
![](http://samidare.jp/n-shakyo/box/201708161003.jpg)
「紅花は光に弱いので、陰干しで干してください。」と教えてもらいました。
帰りの車中でも、紅花染め体験の話で盛り上がって帰ってきました。
その後アトリエ・パッションで昼食を食べ、交流会は終わりとなりました。
今回は、ふだん参加できない方の参加があり、うれしく思いました。
次回も多くの方のご参加をお待ちしております。
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