「市民会議には、42名の方が4回すべてに参加していただいたほか、19名の方が3回、6名の方が2回と多くの市民の方にご参加をいただいております。市といたしましては、市民の皆さんの対話による市民会議で出された意見を非常に重く受け止めて、建設候補地を定めるための判断材料として尊重して参りたいと考えております」―。新花巻図書館の立地問題や総合花巻病院の再建問題などの重要案件を審議する花巻市議会3月定例会が26日に開会。上田東一市長は新図書館の立地問題への早期解決へ向けた決意を冒頭のように述べた。それにしても…。この数字をもって「多くの市民」と強弁する心証には驚き入るばかりである(22日付当ブログの追記参照)
「581億7,862万円」―。一方、令和7年度当初予算案として、前年比5・5%増の過去最高額が計上された。任期の最後になる予算計上だけにその執行に期待が寄せられているが、果たして…。これといった“サプライズ”も見当たらない内容に辛口筋からは「カロリーメイト型オワコン」予算とのネーミングも。和訳すると「賞味期限が切れた総花」予算ということになるかも。納得。
今議会には「新花巻図書館整備特別委員会等の設置を求める」―陳情が提出され、議会運営委員会に付託された。提出者の「花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会」(瀧成子代表)は「立地問題が大詰めを迎える中、(令和2年末に解散した)議会側の特別委員会を再設置してほしい」としている。一般質問は3月3日から4日間で、会期は3月19日までの22日間。図書館と病院関連の質問者は以下の通り(敬称略)。
<図書館関連>
・本舘憲一(はなまき市民クラブ)、伊藤盛幸(緑の風)、羽山るみ子(はなまき市民クラブ)
<病院関連>
・鹿討康弘(緑の風)、阿部一男(社民クラブ)、羽山るみ子(はなまき市民クラブ)
(写真は任期最後となる市長演述(施政方針)を述べる上田市長=26日午前、花巻市議会議場で、インターネット中継の画像から)
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