♪明治13秋のころ~

  • ♪明治13秋のころ~
米沢市の中心に位置する興譲小学校は9月に130周年を迎えました。
創立記念式の曲というのがあるらしく、題名のフレーズで始まる歌らしいです。

それに関わる記念展示が行われているというのが回覧板で回ってきたので、先週の火曜日見に行ってきました。
さすが伝統校、ありますあります、宝物が。

まず立派な屏風に天皇陛下或いは東宮殿下がいらっしゃった時に座る玉座のような椅子がでんと控えています。
実際使われたことはないらしいのですが、こういうものを用意しているということが凄いです。
あと狩野文信による明治天皇が行啓されたときに、生徒代表の宇佐美慎平君が陛下の前で朗読している図というのがあります。

この方はその後名前を宇佐美勝男と替え、帝国大学法科大学卒業後、高等文官試験合格。内務省参事官などを経て、1908年に富山県知事に就任。その後、韓国政府内務次官、朝鮮総督府内務部長官などを経て、1921年に東京府知事に就任。1925年、東京府知事を退任。1933年、満州国国務顧問に就任した方です。

世の中にはこれほどずっと順当にいく人もあるのかと思う経歴です。
息子に三菱銀行頭取・日本銀行総裁を歴任した洵、宮内庁長官を務めた毅がおり、兄が米沢市長の駿太郎です。まあそういう家系なのです。

息子に昔君と同じ名前の人が、米沢の市長をしていたんだよと言ったら
「前にパパに聴いたよ、うさぎしゅんたろうだよね。」と言っていました。

2010.10.11:mameichi:[そこいら辺を歩く]

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