バド・シャンク逝く。

  • バド・シャンク逝く。
アメリカ西海岸のサックス奏者の中では、なんでも器用にこなすというイメージの強いマルチリード奏者でした。
日本でも有名なのはママス&パパスの夢のカリフォルニアのフルートソロです。
私の印象としては、ショーティー・ロジャース&ヒズ・ジャイアンツのコーツ・ザ・カウントというアルバムのティクル・トゥーのバリトンソロがかっこよかったです。
4月2日に亡くなったとのことですが、前日までレコーディングをしていたそうです。3年前仙台に来たときは聞きにいけませんでした。
ご冥福をお祈りします。

「夢のカリフォルニア」という曲には想い出があります。
東京に出て二番目のバンドのとき、その時一部の人たちは「完全プロ志向」だったため、何がしかのコネを利用してプロとの接触を図っていました。
今もやっている新宿ルイードというライブハウスにキングトーンズの内田さんを訪ねたときのことです。
いまでもお元気で活動されているようですが、そのときはもう大御所の雰囲気がありました。マネージャーだったのか、ただの業界関係者だったのか「ジョージ岡」という方の紹介を受け名刺を頂戴しました。残念ながらその名刺は手元にないのですが、その後多分タモリ倶楽部か何かでジョージ岡氏はあの有名な東京ビートルズのヴォーカルだったことが判明しました。

それはそれとして、その時セカンドテナーの成田邦彦氏がソロで一曲歌いました。そのときの曲が「夢のカリフォルニア」で、この歌がなんともいえずクラブ歌手の風情で、日本のショウビズここにありというものでした。バンドのテナーサックスの方もこの曲はフルートに持ち替えていたような気がします。

写真のサックス奏者の並びは、右からバド・シャンク、ボブ・クーパー、ボブ・ハーダウェイ、ジャック・ニミッツ、ビル・パーキンス、ジョン・ロウというウエストコースト勢揃いのアルバムで、サマー・サンバ、サイドワインダー、テイクファイブなどの有名曲をボブ・フローレンスのアレンジでさりげなくハモっております。
2009.04.17:mameichi:[芸能音楽の50]

合掌・・・

  • 合掌・・・
お亡くなりになりましたか。
ご冥福をお祈りします。

ウエストコースト物はよく聞きますが、
バド・シャンクは特に好きで聞いておりました。

'90年にディスク化された『LIVE AT THE HAIG』('56)はとりわけ素晴らしい演奏で、いまでもたまに引っ張り出して聞いております。

合掌
2009.04.18:チャーリー小野:[編集/削除]

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