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トキと場合による。

  • トキと場合による。
いつもの場所で吾妻を撮ろうとしたら、カラスがひなたぼっこをしていて、近づいたら飛び立とうとした瞬間の写真です。

トキの自然放鳥が始まってから一羽が亡くなりました。まあ想定されたことでしょうが.
餌をまきたい気持ちも分かりますが、国はその辺はかたくなに拒んでいる様子です。
国と県、市の考えが違うのは目的が違うから仕方ないことかもしれませんね。
豊岡のコウノトリはそのようなことはあまり聞こえてきません。実際はいろいろあるのでしょうが。

絶滅したのはいろいろ理由があって絶滅するのだと思います。
たとえ人間に原因があったとしても、勝手に人間が他の場所から連れてきて、生育させてそれを自然に返すのはいかがなものかなあ、と思います。

朝鮮、ロシアのトキも絶滅です。そういう国でも中国から借りてきて繁殖させて自然に帰すなどということを考える方があるのでしょうか。
失われた風景を鉄道模型のジオラマで作る作業と同様の感じがするのは私だけでしょうか。

もしも佐渡で放鳥したトキがすべて地元(中国)に渡っていったら、どうするのでしょう。日本に連れ戻すのでしょうか。飛行機で。
故郷を目指すDNAはあるのでしょうか。その昔一部は渡りもしていたらしいのです。鳥自身の意思はどこまで尊重されるのでしょうか。

トキとカラスとの戦闘状況を写した写真がありましたが、トキがいっぱいいたときよりも、カラスは強くなっているのでしょうか。
江戸時代、空が朱鷺色に染まるといわれたぐらいなのですから、もっといっぱいじゃないと生きられないのかなぁ。

映像を見るたび、何故かこの仕事には大いなる疑問を感じます。多分結構な予算が掛っているはずです。

トキには元気で大空を飛んで欲しいのですが。

2009.01.26:mameichi:コメント(0):[動植物奇想天外]

東町に雲ひとつ。石田三成を思う。

  • 東町に雲ひとつ。石田三成を思う。
上杉入府以前から存在する町に東町があります。
蕎麦屋が二軒、洋品屋、乾物屋、布団屋、薬屋、銀行、酒屋、皇太神社、豆腐油揚、自転車屋、
しっかりとした町です。

昨年市役所に行った時、直江兼続のキャラクターイラストの公募があり、10点ほど展示されおりそこからセレクトすることになっていました。
そして「かねたん」になったわけですが、すべてゆるキャラで私にはあまり違いがないように思われました。
ただし、うちの子供はかねたんが大好きなようです。かねたんは犬らしいです。そしてお友達の「みつにゃん」がきたとき幼稚園のみんなで伝国の杜に見に行き、会ってきたことを教えてくれました。そういうものの運営母体(?)はコスプレ系の人らしいです。

まあ、それはそれとして「みつにゃん」は石田三成なのですが、(多分猫キャラか?)江戸時代、東町の検断(町役人)は石田名助という人で、石田三成系統の人らしいです。多分かねたんを頼って落ち延びてきたのでしょうか。

最初、中郡の堀金に住み堀金姓を名乗り、時代が落ち着いてから石田姓に戻り東町に落ち着いたのだそうです。

結局、武田の一部も石田の一部も兼続頼って来ちゃったんですね。
例の決め台詞『わしはこんなところに来とうはなかった』と言ったのでしょうか。

多分云ったと思います。
わしももう少し雪の少ない暖かなところに生まれたかった!
2009.01.25:mameichi:コメント(0):[そこいら辺を歩く]

今日の米沢は、、、

  • 今日の米沢は、、、
伝国の杜で天地人博のオープニング・セレモニーと妻夫木聡、北村一輝トークショウということで、随分な人が集まったらしいです。中にいるとよくわかりません。

トークショウのチケットが当たって(500人に9500通とのこと)見に行った小学校の同級生(勿論女性です。)と、お客さんの子供で高校一年生(勿論女性です)の話によると、北村氏がかなりかっこよかったとのことでした。特に妻夫木君のコメントはありませんでした。

直江本というと直江兼続の蔵書のことを指していたのですが、今日では直江兼続を扱った書籍のことらしいです。とにかく今まで出たいろんな本がかなり再版されています。私は信用金庫で出した直江兼続伝を読んでいますが、直江氏同様、この本も地味で好感が持てます。

2009.01.24:mameichi:コメント(0):[豆いち、店舗にて]

あかりをつけましょ!

  • あかりをつけましょ!
お客様より折り紙のお雛様をいただきました。

今年は雪が少ないので、春が早いような気がします。というか、冬らしくないですね。ちょっと雪灯篭心配な冬です。
2009.01.23:mameichi:コメント(0):[豆いち、店舗にて]

特上マタリがやって来た。

  • 特上マタリがやって来た。
東洋のマタハリ川島芳子ということは、西洋にマタハリがいたのですね。
と調べてみれば、パリを中心に活躍したマレー系オランダ人の踊り子(ダンサー)で、高級娼婦である。第一次世界大戦中にスパイ容疑で逮捕され、有罪判決を受けて処刑された。と、すごいことが書かれております。
川島芳子も笹川良一との関係が噂されていますが、、、

そんなことは全く関係なく、モカマタリが休止になったため、特上マタリが入荷しました。

モカは紅海に面した、昨日サッカーで日本に敗れたイエメンの小さな港町です。尚現在では廃港となっています。

1628年にオランダの商船が40袋の珈琲を買いました。これがヨーロッパ人がはじめて買った珈琲でした。ただし当時まだヨーロッパでは、珈琲を飲む習慣がなく、この珈琲はペルシャ、インド方面に売られたようです。ヨーロッパで最初に珈琲が売り出されたのは1628年アムステルダムとのことで、これも「モカ」から積み出された珈琲でした。これをきっかけに、ヨーロッパ人は珈琲豆を大量に確保するため、それぞれの植民地に「モカ」の豆を持っていって珈琲の栽培を始めました。

現在南アメリカや東南アジアで栽培されている珈琲の多くは、イエメンから運び出されたものです。つまりイエメンは世界の珈琲の母国というわけです。イエメン「モカ」珈琲の生産は内陸の山岳地方(標高1000m~3000m)の段々畑で行われており、この中でも特に有名な山地が「バニー・マタル」地方と「ハイミ」地方で同地方とも雨が多く、またしばしば霧がかかります。このあたりの珈琲の木は原生種に近いので、大きさも不揃いですが地上で最も美味しい珈琲の一つといわれています。

本日試飲してみましたが、今までのモカマタリと比べて、奥行きのあるワインのような香りと豊かなコク・野性味ある甘酸っぱい珈琲でしかもクリアな感じがします。是非贅沢な味を試してみてください。
2009.01.21:mameichi:コメント(0):[嗚呼うましコーヒー]