HOME > 記事一覧

一節唸りましょうか?

  • 一節唸りましょうか?
「火事喧嘩 伊勢屋稲荷に初鰹 その名物の数ある中で 火事と喧嘩は江戸の華 背中に彫った彫り物が一二、三次の名を残す 体一面野狐の少年時代の物語 お粗末ながらも勉めましょう」

中学高校のときに憶えたものですが、これは春日清鶴(かすがせいかく)という先生の節で、小粋な江戸前の芸だったと聞かされたものです。これを覚えた頃には本人はとうに亡くなっていました。大学のゼミの宴会でこれと虎造だかをやらしてもらった事があります。今考えてもかなり恥ずかしいです。

そのころは浪曲という芸はもはやかなりマイナーになってはいましたが、NHK第一の「浪曲十八番」とかまだ民放でも「早起き名人会」などというところで一週間に2回ぐらいは聞けたものでした。また夏になるとNHKTV「昼のプレゼント」で浪曲道場ということであのころは東家浦太郎師匠が師範代となり素人のど自慢をやっていました。60過ぎの農家の親父とかがまた、うまいんだこれが。

自分が好きな物語と音楽が一体になっているこんなに面白い芸がなぜ廃れていくんだろう、などと子供心に思っていました。浪曲物真似の前田勝之助なんていうひととか浪曲手品の布目貫一なんという人もいました、いました。

米沢に帰ってきたのが20年ほど前でしょうか。世の中はCDの時代になっていましたが私はまだレコードしか持っていなかったんですね、考えてみれば。長井のTASの近くにあったホームセンター(今はない)で廣澤虎造3枚組みのCDを購入、それからCDウォークマンみたいなものを買ったのがCD体験の始まりでした。
そのCDも何となく命脈尽きそうな雰囲気ですね。MDあたりはほぼ終わってますし。無駄に道具を買わせられた感があるのは否めません。

多分生で聞いたのは1,2回でしょう。しかも誰のかはなぜか覚えていません。
是非聞いてみませんか。面白いんだから、虎造からね。
2009.06.04:mameichi:コメント(0):[芸能音楽の50]

本日の絵葉書 6月3日 其ノ56  

  • 本日の絵葉書 6月3日 其ノ56  
米澤市官幣社通 (花屋発行)

この写真は神社側から東方面を望んだ写真です。右側の県工は焼失前の建物ですので、古い写真です。
舞鶴橋の溶岩のような橋の欄干は現在も全く変わっていません。いつごろのものなのでしょうか。明治24年の鳥瞰図には書いてありますが。

鳥居の場所は今の城址苑の角まではいかない位置と思われます。鳥居はなんか時代によって動いてるような気もするのですが、あんな大きいものを動かしたりするのでしょうか。
2009.06.03:mameichi:コメント(0):[米澤絵葉書繁盛記]

サイフォンを使ってみる。

  • サイフォンを使ってみる。
あるお客様より、一回サイフォンで、とのリクエストがあり今日は実家から道具を借りて練習してみました。

コーノ式といい、日本では一番の老舗でしょう。これ自体もうちの両親が結婚した時に友人からもらったものだそうで、47年前のものということになります。ほとんどさびなどや傷もなく、新しいフィルターに交換してやってみました。今週はこの練習を何回かやろうと思うので、たまたまその時に当たったお客様はお付き合いください。

そのころ米沢でコーヒー豆は売っていたのか?という疑問が沸きますね。両親の記憶はなく、その時は東京出張で多分三越とかそういうところから仕入れたであろうということでした。私も紅白歌合戦を見ながら、この不思議な機械を操るおやじの姿をおぼろげに記憶しています。ただしその時のスペシャルとして子供も赤玉スィートワインを薬杯に少しだけ飲んでいい、という豪華版も用意されていたので、味はその方しか覚えていません。

米沢では現在大沼になってるところに和田屋が、あとは松島屋に喫茶室があったということでこの辺で分けてもらうことは可能だったかもしれません。あとはレストランの紅屋とかそういうところでしょう。
その後松島屋さんの旦那さんが好きでコーヒー豆を半ば趣味で扱っていたということです。またかなり立派なダッチコーヒーの器具もあったらしいです。

和田屋は私自身の記憶には全く残っていないのですが、うちの祖母が私をよく連れて行ったという話を母から今日聞きました。メロンソーダでもすすっていたのでしょうか。
山形の今は大企業になった菓子屋の大将は、子供のころ父親に連れられて和田屋に挨拶に来たそうです。お菓子屋でこんな大きいのがあるのだとびっくりしたと話してくれました。今は軽く越しちゃいましたけど。
2009.06.02:mameichi:コメント(0):[嗚呼うましコーヒー]

今日から6月。

  • 今日から6月。
とてもすがすがしいいい天気です。朝夕はまだちょっと寒さが残っていますが。

今日から二つの珈琲が変わりました。
一つは春珈琲から夏珈琲へバトンタッチしました。夏珈琲はマハラジャというインドの豆が中心のブレンドです。じめじめした梅雨時でもすっきり飲めるブレンドです。
もう一つは6月の珈琲葵月です。葵月にはインドネシアのジャバアラビカという豆が入っており、独特の香りと苦味がごきげんです。

さあ、是非ご来店頂き試飲をしていただきますようお願い申し上げます。
2009.06.01:mameichi:コメント(0):[嗚呼うましコーヒー]

本日の絵葉書 6月1日 其ノ55  

  • 本日の絵葉書 6月1日 其ノ55  
米澤の雪 県社通リ

アングルは昨日の写真とほぼ同様で、木の大きさも大体同じなのですが、左側の校舎の前の木が忽然と消えています。どういうことでしょう。急に大きな木を植え替えることはないと思うので、こちらが昨日の写真の次の冬なのだと思います。
と、思ったのですが昨日の写真をよく見てみると、下に支える木が何本か見えるのでこの写真のあと植えたとも考えられます。もしかしたらそうかもしれません。

そういえば、雪という字のヨの真ん中の棒はいつからぶっ通さなくなったのでしょうか。
2009.06.01:mameichi:コメント(0):[米澤絵葉書繁盛記]