山田晃士&流浪の朝謡を味わう

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床屋というのは、それほど頻繁に変えるものではないと思う。
子供の頃から何回か浮気はしたが、ずっと行っていた信濃町の高梨床屋がばあちゃんの高齢で廃業することになり、ある床屋を紹介された。
そこには2、3回は通ったがしっくりせず、また彷徨し、最後に辿り着いたのが豆いちからずーっと南に行った佐藤床屋なのだ。ここに落ちついて随分になる。

床屋のめぐみちゃんから昨年から誘われていたのが山田晃士のライブだ。何人か知ってるミュージシャンもいたが、昨年は行かなかった。
今年もどうしようかとは思ってたのだが、ブルーノートのあっちゃんママからも何故かお誘いをいただき、じゃあと云うことで行ってみることにした。

まずメンバーが凄い。
ギターの福島久雄は東京ホットクラブというジプシージャズでは有名なジャンゴ・ラインハルト系のギター奏者。
トランペットの渡辺隆雄はRCサクセションあたりで吹いていた方だと思う。
ベースの早川岳晴はよくその昔ピットインに富樫雅彦を聴きにいくとベースが早川さんだった覚えがある。古い人だ。
他の人も推して知るべし、猛者ばかりである。

これだけの人を集められるというのは、あくまでも山田晃士の人間、作品の魅力以外の何物でもないだろう。
演奏の内容はyou-tubeでも雰囲気は確認出来るが、是非生をお勧めしたい。文章で伝えられるような生易しいものじゃない。

その昔広澤瓢右衛門という浪花節の先生は、床屋の丁稚で芸能と床屋は深く繋がってると聞いたことがある。そう言えば高梨床屋に浪花節のポスターが貼ってあり、割り当てがあると聞いた記憶がある。
だから今回も床屋ルートから誘われたのだろうか?
ちなみに芸人と床屋の数を数える符牒は全く同じらしい。

これまた蛇足だが、相撲は何故か蕎麦屋と繋がっている。たまさか番付が貼ってある蕎麦屋があるよね(^_^)v
2014.05.20:mameichi:[芸能音楽の50]

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