米澤市 割出橋遠望 という絵葉書を手に入れた。ハガキの状況から明治30年から39年ごろのものと分かる。
最初気づかなかったのだが、鳥居の右の柱の後ろに白い大きな屋根を見つけた。
橋の向こう岸の建物だ。
これを見て、あっ、これが開明座だと気付いた。最初は橋の向こうが花沢なのかとも思ったのだが。
開明座は明治28年桶屋町に開場した芝居小屋で、政友会の星亨、浪花節の桃中軒雲右衛門が来場している。
立町から東にぶつかったところにあったということなので、現在相田建設さんがあるところと思われ、大正6年の大火には焼失している。
明治28年にはまだ米沢に電気は惹かれていないため、明り取りの櫓がみてとれる。但し芝居は昼のみの興行だったが。
私が住んでいるのはその開明座跡の近所だが、橋を渡って鳥居のあるあたりに行ってそれらしいものがあるか、探してみたが雪でまだ分からなかった。
雪が解けたら撮影場所を確定してみたい。
それにしても明治30年代の米沢はのどかだねー。
開明座発見!
2013.03.18:mameichi:[米澤絵葉書繁盛記]
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