土曜日に飲んでいた時、キャンディーズをもう一回やったらいいんじゃあないか!とみんな(楽団員)に提案したら、最早すでに酒井政利氏が動いていたことを日曜日に朝に知った。
そうか、時代の要請なんだなと思うとともに、自分の考えに自分でちょっとがっかりもしてしまう自分がいた。
キャンデーズ世代かといえばそうなのだが、特にファンではなく、アイドルといえば松田聖子に尽きるという時代に育った。
妹はピンクレディーであり、弟はBOOWYだった。
でも私が中学3年のとき、キャンディーズ米沢公演があったと記憶する。
生徒会室(私は関係なかった)の1か月の日程の黒板に「キャンディーズ」とピンクのチョークで書かれていたのを憶えている。
確かバックバンドのドラムに4中出身の人が入っていたはずだ。
新メンバーでの名前は公募されるのだそうだが、ニュー・キャンディーズにはならないのだろうか。
ニューなんとか、というのは例えばニュー・グレンミラー楽団とか、ニュー・ラテンクォーターとか、ホテルニュー赤城など、やってることは同じですが、経営者などが変わりましたよ、とか場所を移動しましたよ、とかの場合に用いられる。河出書房新社とか、東北新社とかそういうのも同様だ。(ホントカナ?)
で、表題の横山均さんと中森明菜の話ですが、横山さんは現役のトランペッターで、現在もスタジオなどで活躍しておられる。
たまたまyou-tubeで何か見ていたら、右側に「高島忠夫と歌謡大全集」中森明菜というのがでてきたので、ちょっと覗いてみた。
http://www.youtube.com/watch?v=pL58Dh8gyq4
1:07から始まる「十戒」のイントロのトランペットの「ピャァ、ピャァ、ピャァ」の音が凄い。譜面からはみ出しているといった音圧だ。
楽団は岡本章生とゲイスターズ、横山均さんは東京キューバン・ボーイズから移籍してきたらしい。
ちなみにリーダーの岡本さんもトランペットで、加藤茶のちょっとだけよのタブーのラッパは岡本さんの音とのこと。
それにしても一曲、一曲作曲者が当時の売れっ子を網羅している。
十戒 高中正義
少女「A」 芹澤廣明
1/2の神話 大沢誉志幸
禁句 細野晴臣
北ウイング 林哲司
サザンウインド 玉置浩二
セカンドラブ 来生たかお
とにかく中森明菜の歌唱とゲイスターズの演奏の素晴らしいこと。
ゲイスターズの演奏は、横山さんのトランペットにより支配されているといっても過言ではない。
北ウイングを間違えたとずーっと引きずってしまうところも、明菜ちゃんらしい。
そ・し・て!
リーダーの岡本章生さんのすごいパンタロンとシークレットブーツがイケてます。
高島さんの頓珍漢な司会も悪くないですね。
明菜さんも元気になったら、是非生で聞いてみたいなぁと思わせる歌唱です。
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