ラテン音楽と珈琲店

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日本の珈琲店でかかっている音楽がどのようなものか?ちょっと判りませんがクラッシックであったり、またはジャズであったり、昔は歌謡曲というのもあったでしょう。
でも珈琲といえば、ラテンという時代もあったと思います。
最近は聞いていない森本毅郎の「日本全国8時です。」で随分前に、渋谷にあったパウリスタという喫茶店の話を荒川洋治先生がされたとき、森本氏が「パウリスタ!あぁ、ラテンのかかってたあの喫茶店」と懐かしそうに語ってました。
森本氏も慶応時代ハワイアンのバンドにいたと訊いたこともあるので。

このナイン・フラッグというアルバムはキューバ出身のアレンジャー、チコ・オファリルが1966年にコルトレーンで有名なインパルスレーベルに吹き込んだものです。
その当時、ニューヨークでラテン音楽のアレンジャーでは著名だった彼が、9カ国のイメージを曲にしたもので、そのジャケットとともにクラーク・テリー、セルダン・パウエル、ラリー・コリエルなどスタジオの先生方のかっこいい演奏を聴くことができます。

チコには、アルトゥーロ・オファリルという息子がおり、私は彼が率いるオルケスタを横浜まで見に行ったことがあります。2006年のことでしょう、多分。
みなと未来の劇場は、東横線で行けば近いのですが、諸般の事情により桜木町から大雨の中を会場に向った記憶があります。途中外を通ってビル伝いに行くのが大変で、結構濡れたりして。
私の席の右隣りは、今でも東京キューバンボーイズでご活躍のパーカッショニスト納見義徳さんでした。バンド編成の立ち位置をメモされたりしていて、、、

この演奏のあとわりとすぐに亡くなってしまったテナーサックス&フルートのマリオ・リベラというマエストロがジャズとは全く違うアドリブを延々展開して、それは素晴らしいものでした。

ということで、時にはラテンをかけたいと思います。

2010.08.07:mameichi:[芸能音楽の50]

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