当バンド「スターダスターズ」の結成時にラッパを吹いていたO原さんは元プロでした。
彼がいた「スマイリー小原とスカイライナーズ」名義でyoutubeで検索したら、いましたいました、本人が。
それもなんとあの「キャンディーズ」のバックで2曲吹いていました。
そのころのスマイリーさんのバンドは入れ替えが烈しかったらしく、トランペットの1stと2ndは曲によってほとんど違う方が座っています。でO原さんは2ndにこじんまりといました。
勿論バックなので大きく写ることはないのですが、ラッパを持つ構え方などで何となく判ります。
O原さんによるとスカイライナーズは渡辺プロダクション専属で、当時のバンドには珍しく厚生年金だったので、現在の年金ナントカ便にもそこから遡って記載されているようです。
当時バンドでそういうのがしっかりしているところはなかったらしいのです。
現在は京都で介護の仕事をしているはずですが、お元気でしょうか。
で、キャンデイーズなのですが、今見ても素晴らしいのです。
今の季節に聴きたい「夏が来た!」という曲はスマイリー小原ヴァージョンの他、夜ヒットダン池田ヴァージョン、スペクトラムの前身の専属バンドMMPヴァージョン、レッツゴーヤングの多分長洲忠彦先生指揮のヴァージョン(ドラムが2バスなのですがどこのバンドかははっきりしません。)などがあり、各者各様に楽しめます。
NHKのものなどはかなり生き人形的な感じで、本当にりかちゃん人形が動いているような気さえいたします。
東京で言うところの放送局のチャンネルの番号が1から上がっていくとだんだん人間らしさを取り戻してくる映像になったりします。サイボーグと人間の間を行き来してるような感じさえ漂います。
そのころ新宿のモンテカルロサーカスのオーケストラで働いていたT宮先輩(トランペット)が喫茶店で、キャンディーズの二人を目撃した時は、ウエストなんかは「今にもおしょれそう」だったそうで、最早普通の女の子に戻るのも已む無しという状況だったのでしょう。
そのころ私は特にキャンディーズファンというわけでもなく(強いて言えば鶴光ファンだった)聖子ちゃんが出てくるまではアイドルとは一線を画していました。
ただし大量の歌番組に支えられていたテレビジョンは見ていたらしく、15万枚セールスの「夏が来た!」でもだいたいは憶えています。
現在では100万枚突破しても、曲のイントロさえ知らない、なんてのはざらですが。
そんなわけでキャンデイーズをいろいろ見るようになったのですが、改めてちょっと今のアイドルにはないすごさを感じます。すごい故に続かないのでしょうね。
中学3年の時に一中の生徒会室の月間予定の黒板に書かれていた、「キャンディーズショウ」(多分米沢市営体育館で開催されたのだと思う)の文字が思い出され、行っときゃよかったなぁー、見てれば別の人生が、、、等と思う昨今です。
また50歳になったキャンデーズで全国回っても、今の方々よりは確実に興行が打てるという気もしますが、
バンドはMMPでね、スマイリーさんとダン池さんは亡くなっちゃったんで。
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