米沢で精進寿司といえば、平和軒ということになります。
生寿司、塩引き寿司もありますが、太巻き、稲荷(ドーム型の)、玉子とこの椎茸の握りがメインです。
丁度豆いち休みの火曜日が父の7の日なので、昨日は葬儀以来の椎茸の握りのほか、平和軒の上記のオールスターズの精進寿司を堪能しました。
現在吉本にいる平和ラッパ(3代目)という漫才師の初代が、平和という亭号を付けたのが日露戦争勝利のころ(明治38年)と吉田留三郎の本で読んだことがありますから、平和軒もそのころの名前なのでしょうか。
他の都市にある平和軒は中華屋が多いようです。
軒と付く屋号ですが、例えば浪花節の桃中軒雲右衛門は駅弁屋の屋号をぱくったらしいです。現在でも沼津で盛業中だとか。
雲右衛門の孫弟子が村田英夫、米沢で雲右衛門といえば、亭号は青空です。
青空というとコロムビアトップ・ライト一門の弟子が青空を使っていますが。
米沢で軒のつくのは現在は、ワンタンメンの福留軒、白布の吾妻軒、川井の幸来軒、福田町の万里軒、平和軒の並びの料亭竹盛軒でしょうか。
こうやってみると福留、吾妻、幸来、万里、竹盛とお目出度い名前が並んでいます。
ちょっと前だと、平和通りの永楽軒、大町から市立病院の近くに移った永龍軒、三友堂前の松竹軒とラーメン屋というよりは中華屋がよく使っていた屋号です。みんな鯉の丸揚げとか、そういう本格中華をやっていました。
松竹軒の澄んだスープが懐かしいです。
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