東京出張という心地よい響き。その3

  • 東京出張という心地よい響き。その3
3階に行くとリクライニングの椅子が暗闇にずらっと並んでおり、小さいTVが付いている。
おやじというおやじがずらっと築地の鮪のように並んでいる様は壮観だ。
中には床にマットレスを引いて寝ている人もいる。

雪が降ったのも影響してか満員御礼札止めといった状況である。
隣の部屋では台湾マッサージがボキボキいっている。あっちの部屋は韓国式だ。大和式はないようだ。
うつらうつらしているが、他の人が付けているTVが気になって、なかなか寝付けない。

8時半頃になると、随分おやじの量が減ったみたいだ。なぜかリクライニングシートの小さなテーブルにたばこと100円ライターが準備された。
煙だらけになるのも苦手なので、そそくさとその部屋を出た。
そこは多分昔クラブかなんかだったところのようで、天井がでこぼこしていて、アスベストでしょうね多分。

今日は東京ドームで「テーブルウェア・フェスティバル」という展示会というかイベントに伺うことになっている。
10時開場なのだが、まだ時間はある。
そうだ、広小路といえば湯島天神があるじゃあないか。

東京に受験に来たころはまだ新幹線が福島-大宮間しかなかったので、リレー号というので上野まで出た。
そして合格祈願ということで湯島の白梅を見に石段を登った懐かしい場所だ。
取りあえずは合格したので霊験あらたかという事にしておこう。

丁度梅祭りということで、まだ開いてはいないが縁日の屋台が狭い境内に沢山出ている。
お参りを済ませてぐるりと境内を一周。合格祈願の絵馬が連なっており、そのうえに昨日からの雪がかぶさっている。

裏手の方から本郷の方まで歩くことにする。
多分わりと有名であろう壺屋総本店という菓子屋の前などを通り、少し雪の残る道を登っていくと、程なく本郷3丁目の交差点に出た。


2010.02.20:mameichi:[そこいら辺を歩く]

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