以前から収集していた米沢を中心とした古い絵葉書を復刻して販売することになりました。
外の看板にも「絵葉書」の文字を入れました。
日本での絵葉書の歴史は明治38年に遡ります。米沢でも明治後期から昭和の戦前まで盛んに出版されました。カメラを個人で所有するのはかなりの贅沢な時代であったためでしょう、絵葉書はよく売れたようです。
当時の日本は大陸進出を試み、軍人、役人、商売、開拓団などの多くの人が国外に暮らす状況が終戦まで続きました。そのため故郷の風景を写した絵葉書は人々の慰めになったのだと思います。私が持っているものの中にも、清国北京に出したものや朝鮮に宛てたものなどがあります。
今回は明治41年に時の東宮、後の大正天皇が東北巡幸の折米沢を訪れ、学校、工場視察などを行った後松川で川中島合戦の模擬戦をお見せしたときの写真が9枚、それに直江兼継の墓所を加えて第1集、第2集と各5枚づつ分けて販売します。
またその当時の米沢の町の様子を写したものを6枚別途販売いたします。
内容は「門東町界隈俯瞰」「掘立川雪景」「立町電話線架設風景」「米沢駅頭旅行団到着風景」「上杉神社子供参詣図」「並松園桜桃園満開風景」です。
その頃の版元2店舗の後継の方には連絡がつき復刻することに了承をいただきました。来週からの販売を予定しております。画像は順次アップしていきたいと思います。
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