Wikipediaで「日本の高等学校設立年表」という江戸時代から大正までの高校の創立年を一覧にしたものがあるのですが、何と一番最古の学校が興譲館ということになっとります。
古いとは聞いていたのですが、一番古いとは、、、
しかも来年の旬の人、直江兼続が創設ということになっています。
興譲館といえば、以前は何か鷹山公がらみで始まった、、、だったような気がしますが。
以前は鷹山公から始まったといわれていたことが、最近直江城洲に書き換えられていないでしょうか。実は前から山城が手をつけていたのが、鷹山公のほうが分かりがいいのでそういうことにしていたのでしょうか。
流れでしょうか?
それはともかく、あるところから「米沢尋常中学校規則」という17ページの小冊子を手に入れました。明治19年から28年にかけてこの名前を使っているらしく28年以降は「興譲館」をあとにつけたみたいです。
それによると、9月11日より始業、2期制で前期は2月末日まで、3月より9月10日が後期となっています。これは欧米に習ったものでしょう。
授業日数は1年42週、授業時間は1週30時間となっています。但し教授時間の始終は日の長短に因りて之を定む、ということで、まだ世に電灯というものが無かった故でしょう。米沢に電気が来たのは明治32年で、その時の水力発電のタービンは犬山の明治村に保存されているはずです。
さて、どんなことを勉強していたのか、一週間の時間割を1年と5年で見てみましょう。
1年は倫理1時間、国語漢文7時間、外国語6時間、地理2時間(日本の)、数学6時間、博物1時間、習字2時間、図画2時間、体操3時間 合計30時間
5年は倫理1時間、国語漢文4時間、外国語5時間、農業2時間、外国歴史3時間、数学5時間、博物3時間、化学物理3時間、図画1時間、体操(兵式)3時間 合計30時間
1年で国語漢文と習字あわせて9時間やってるのがみそですね。また4年生は週2時間中国の歴史を勉強しています。
夏休みは8月1日から9月10日と長いです。
とにかく古いんですね。
女房とたたみはアタラ、、、、いやいや何でもありません。
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