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とても低い就職内定率をみて、気合が入りました!【その2】

今朝【業務日誌】をアップしてから気合を入れて出かけた企業訪問!

なんと、またまた見つけましたよ・・・新卒学生さんを採用したくて、のどから手が出ている企業さま!!
「学校の就職課や先生に直接お願いしているけれど、なかなか紹介してくれない、志望してくれないのです・・・。」と、採用担当常務取締役。
長年、お金もかけて努力されているのだそうです。


工業(機械・電気)系の短大・高専・大学を卒業予定、もしくは卒業された若者諸君。
山形市に「最初からのプロは要らない。育てます。」という企業さんがありますよ!

「机上の開発よりも、直接お客様に技術を伝えていきたい。」
「お客様とのコミュニケーションの方が自分には合っているような気がする。」
そんな気がしてモンモンしていらっしゃる若者はいませんか!?
機械系の知識、電気系の知識をお持ちでこれを営業力にして自己成長したい若者いませんか!?

是非是非、ご連絡ください!!

文:佐藤広一

とても低い就職内定率をみて、気合が入りました!

企業を訪問し、課題をお伺いする中でよく耳にするのが、後継者がいない、もしくは育っていない・・・。

もちろん、企業ごと様々な原因が折り重なって出来てしまっているアンバランスだと思うのですが、今回は新卒者の採用という視点で改めて感じたことです。

昨日訪問した企業は、おそらく山形県民であればどなたでも聞いたことがある企業さんなのです。
この企業さんで人材の計画的採用という視点でお話を伺っていて驚いたのは、「大卒の新卒者の応募があった記憶が無い」ということです。
積極的に採りに出たこともあったそうなのですョ。

一昨日に公表された今年の大卒内定率(2011年12月1日現在)68.8%、短大生45.3%。
正月明けからの全国的な寒波にかけて、マスコミの「超氷河期」との言葉が我々の心まで寒くしています。。。

要因の一つとして、「雇用意欲の高い中小企業と新卒者志望とのミスマッチ」は挙げられています。
でも現実は、「安定志向」でまとめられる今年の学生さん方に始まったことではないのです。
地方の中小企業がズーッと昔から抱えていた問題。
そして補完できなかったことが、ボディブローになって「組織力」が完全な弱みになってしまっている現状。
中小企業の弱みとしてひとくくりにされている現状・・・・。


おっと、ちょっと暗い気持ちになってしまいそうでしたが・・・実は違うんです!

私たち人材コンサルタント・キャリアカウンセラーは、求職者を地方中小企業に仕向けていくことは決してしません。

でも、経験則で、山形の中小企業が元気に頑張っている姿を若者に伝えることができます。
志も高く、採用意欲も高い社長さんが方の気持ちを広く伝える機会を持っています。
逆に、大企業といわれる企業がまさかの最後を迎える場面も見てきています。
山形の企業さん側に立ち、情報発信する時もこの仕事のやりがいを感じる瞬間なのです!


ただ一点だけ、企業が経営に失敗しても、「再チャレンジ」を支援する施策がありました。
表現が正しいかどうかわからないですが、若者が就職先を選択して万が一失敗しても「再チャレンジ」できる施策ってありましたっけ・・・?
自己責任か・・・?

文:佐藤広一

【山形の元気な企業】日新製薬さんは山形企業版「伊達直人」さん

東北楽天イーグルス二軍本拠地である山形県野球場の来年からのネーミングライツスポンサー(命名権者)に、荘内銀行(鶴岡市)さんと日新製薬(天童市)が内定したことが1/11(火)に公表されました!!

個人的に、一東北人・山形県人として、来期は東北楽天イーグルスの監督があの星野仙一氏になることで、「良い起爆剤!盛り上げていこう!」と思っています。

一方で、県球場のネーミングライツスポンサーに昨年末までになかなか名乗りが上がらなかったときには、山形経済の実情なのかなぁ~と、ちょっと気を滅入らせていました。

そんな中での、新年早々やる気の出る明るい話題!

心から、ありがとうございます!

実は、あまりうれしくなったので、さっき日新製薬さんにお礼の電話をしてしまいました!

対応していただいた総務部長様。
穏やかな包容力を感じる声で一言、
「喜んでいただいて光栄です。」

ご丁寧に今回の背景を教えていただきましたが、ずっと以前より日新製薬さんは「日新カップ」という冠で、地元天童市の小学生、中学生の野球少年たちに夢を提供し続けてきたり、県のリトルリーグを応援していらっしゃるということを知りました。
ひょっとしたら栗原健太選手などの県出身のプロ野球選手の少年時代を支えていたのかも。。。。

「当社は医薬品というカタチで『医療』に関っており、荘内銀行さんと同様に社命に『公共性』を有しています。自ずと果たすべき社会的責任は社内で議論されてきており、今回はたまたま様相が目立っただけなんです。」


昨日も今日も「伊達直人」さんの出現が全国的に話題になっています。
裏をかえせば、世間の目は「伊達直人」さんがやっている行動に強く惹かれているといえます。
また突き詰めれば、地方に身を置くすべての企業の事業活動が「伊達直人」さんにつながっているのですよね。

今回の件で、「今年はやっぱり盛り上がろう!」と元気にしていただいたことに感謝します。
山形の日新製薬さんは、昔から本物のタイガーマスクのように人知れず少年を支えていたことがわかり更にうれしくなりました。

山形企業版「伊達直人」さんのご紹介でした。。。

文:佐藤広一

山形での転職。Iさんのお手本のような活動。

「私の価値観が、金銭的・自己実現的なものから、これまであまり考えなかった家族と過ごす時間や、自身の健康維持という生活の要素に変化しました。」と、およそ一年間にわたって転職活動中であったIさん。

今日めでたく内定が出ました!
おめでとうございます!

Iさんの素晴らしいところは、転職活動にあたってのご自分なりのフェーズをもって、段階的・計画的な活動をしたところだと思っています。
Iさんの行動はキチンとした行動なので、そばに寄り添っている私も、「あっ、Iさんが意思決定して、また次の段階で動き始めたな」というのがわかりやすいのです。
整理能力の無い私には到底無理な行動ですが、同じ様なことで課題を抱えている方がいるかもしれないと思い、「一例」としてご紹介します。

①検討
Iさんは、転職を検討を始める前の相談の段階でキャリアクリエイトに登録してくれました。その時は、「こんな風に考えてみては?」というアドバイスに過ぎなかったと思います。


②活動開始
次に電話をいただいた時は、
「転職活動をすることに決めました。」
Iさんは、最初は働きながら転職先を探していました。
しかしながら市況は、ドン底。なかなかチャレンジ先さえ見つかりません。

③本格的活動
そして、次に電話をいただいた時は、
「退職して探すことにしました。」
会社が忙し過ぎて、活動が後手に回っていると思い、考えた末に選択されたのだと思います。

④活動方向性の修正
市況を理由に依然として、Iさんが第一志望にしている職種での採用意欲が持ち直しません。そこでIさんは、
「○○職でも、求人情報を収集してみます。」
「そこで、将来的に△△職を強化したいかどうか、面接で聞いてみます。」

これらの4段階をほぼ3ヶ月の期間を使って活動しました。

そして、とうとう達成してしまったのです!
内定ゲット!!

一つのお手本を眼の前で見せていただきました。

感謝。。。

文:佐藤広一
2011.01.07:kouichi:コメント(0):[転職あれこれ]

【山形の元気な企業】でん六さんの取り組み(CFPって?)

  • 【山形の元気な企業】でん六さんの取り組み(CFPって?)
「でん六(山形)CFPマーク表示へ 環境への意識高める
山形新聞2010.12.22朝刊より

皆さんは、カーボンフットプリント(CFP)という仕組みを
ご存知でしたか?

正直、私は知りませんでした。。。 m(_ _)m

企業が実施するCSR活動の中で、
比較的馴染みのあるグリーン購入などと並列で紹介されているものを
見たことがあるかもしれませんが、きちんと調べたこともありませんでした。

それでも、「全国の豆菓子メーカー、東北の企業としては初の試み。」
といわれれば、山形応援団員を自称する私としては、
ご紹介したくなる触角をピクピクと刺激されてしまうわけです。

今回初めて、CFP(カーボンフットプリント)を調べて見ましたが、
下記の大和総研のHPが私には解り易かったです。
(実施背景や環境なども、他の報告書で紹介されています。)
http://www.dir.co.jp/souken/green/keyword/11_cfp.html


でん六さんが、豆や塩や砂糖などの原料を仕入れて一つの商品を完成させ、
お客様の口に入るまで、さらには、梱包されたパッケージなどが、
破棄・リサイクルされるまでのすべての過程における温室効果ガス排出量を
「CO2量」として表示するのだそうです。

そして、表示されるマークはこちらのようです↓


CFP制度試行事業事務局
http://www.cfp-japan.jp/
が使用許諾を行うことで表示できることになるようです。

ここからは、このニュースを理解しての感想なのですが、
率直に大変うれしく、是非今後も「挑戦」していただきたいと思いました。

最近では、実生活のいろいろな場面で体感するようになった地球環境の変化。
そんな中で、なにか自分に出来ることから・・という個人の気持ちが、
どんどん拡がり始めていることも実感できます。

個人的に、企業の社会的責任の根底に必要なのは、
「私も皆さんと同じ気持ちでいます。一緒にやっていきましょう。」
という、対話を含むコミュニケーションに尽きると思っていますが、
今回のでん六さんの試行にはその様な気持ちを強く感じています。

お客様をはじめ、でん六さんを取り巻く様々な方々とのコミュニケーションが
なお一層深まるといいですね。。。。

きっと、一つ一つのこれらの分野の努力は、将来的な事業・雇用の創出につながり
ひいては山形の強みにかわっていくと信じています。

東北でも初の前向きな取り組みをご紹介させていただきました。
でん六さんありがとうございました。
勉強させていただきました!

文:佐藤広一