とても低い就職内定率をみて、気合が入りました!

企業を訪問し、課題をお伺いする中でよく耳にするのが、後継者がいない、もしくは育っていない・・・。

もちろん、企業ごと様々な原因が折り重なって出来てしまっているアンバランスだと思うのですが、今回は新卒者の採用という視点で改めて感じたことです。

昨日訪問した企業は、おそらく山形県民であればどなたでも聞いたことがある企業さんなのです。
この企業さんで人材の計画的採用という視点でお話を伺っていて驚いたのは、「大卒の新卒者の応募があった記憶が無い」ということです。
積極的に採りに出たこともあったそうなのですョ。

一昨日に公表された今年の大卒内定率(2011年12月1日現在)68.8%、短大生45.3%。
正月明けからの全国的な寒波にかけて、マスコミの「超氷河期」との言葉が我々の心まで寒くしています。。。

要因の一つとして、「雇用意欲の高い中小企業と新卒者志望とのミスマッチ」は挙げられています。
でも現実は、「安定志向」でまとめられる今年の学生さん方に始まったことではないのです。
地方の中小企業がズーッと昔から抱えていた問題。
そして補完できなかったことが、ボディブローになって「組織力」が完全な弱みになってしまっている現状。
中小企業の弱みとしてひとくくりにされている現状・・・・。


おっと、ちょっと暗い気持ちになってしまいそうでしたが・・・実は違うんです!

私たち人材コンサルタント・キャリアカウンセラーは、求職者を地方中小企業に仕向けていくことは決してしません。

でも、経験則で、山形の中小企業が元気に頑張っている姿を若者に伝えることができます。
志も高く、採用意欲も高い社長さんが方の気持ちを広く伝える機会を持っています。
逆に、大企業といわれる企業がまさかの最後を迎える場面も見てきています。
山形の企業さん側に立ち、情報発信する時もこの仕事のやりがいを感じる瞬間なのです!


ただ一点だけ、企業が経営に失敗しても、「再チャレンジ」を支援する施策がありました。
表現が正しいかどうかわからないですが、若者が就職先を選択して万が一失敗しても「再チャレンジ」できる施策ってありましたっけ・・・?
自己責任か・・・?

文:佐藤広一

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