ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

「こんな時だけ『全国』にいれるな!
      アホな自粛ムードを吹っ飛ばせ!貧乏人!大酒飲み会(仮称)」
への呼びかけ

「コロナ」の片りんすら見つからない、こんな小さな田舎町で、
保育園、幼稚園から高校に至るまで、すべての卒業(園)に伴う祝賀会、謝恩会が中
止だという。
「キャンセルに次ぐキャンセルで手の打ちようがない」
それらを頼みにしていた友人が嘆いていた。
ただでさえ落ち込みの激しい長井。この小さな経済社会に襲い掛かる消費税、
暖冬による除雪作業の消滅、さらにコロナによるキャンセルと。
只でさえ冷え切っていた地域経済にこれでもか、これでもかと襲い掛かって来る。
 そんな中、仲間と相談して上記の気楽な酒飲み会を持つことにした。
年齢、性別、一切関係なし。あえて言えば長井が好きなこと。
何人集まるか、どなたが来てくれるかは全く見当がつかないけど、
お出でいただけたならうれしい。

日時;3月14日(土)pm6時〜
場所;長井市中央会館
会費;4,000円

呼び掛け;青木文男090-8926-3028/金子俊郎090-4559-9224
     菅野芳秀090-4043-1315/村田孝090-3645-6745
申し込み;なるべくなら早めに呼びかけ人に
今年の冬はどうなっているんだろう。
今まで経験したことがないほどの雪の少なさだ。
田畑に雪がない。
例年の2月なら田畑には1・5mほど、山にも3〜4m前後の積雪があって当たり前。
これでは雪女だって行き場を失ってしまう。
心配なのは水。雪は春に向けての水の貯金だ。
それが十分でないと田植えができない。いや、更に心配なのは飲み水だろう。
もし今年がカラ梅雨ならば日本列島は深刻な水不足になるだろう。
給水車がどうしたというレベルの話ではない。
そんなことではとても追い付けない水不足が心配される。
白銀の世界が広がっている。冬は土の休息の季節。雪の下で静かに、ひっそりと眠っている。
 土は今まで生きていたものたちの遺体の集合体。地上に最初に棲みついた植物はコケのようなものだったのかもしれない。それらが朽ちて少しの土ができる。その何千、何万回のくり返しの中からやがて草や木ができ、動物達が生まれ、それらが次々と遺体となり、土となってきた。数十センチという土の層は膨大な歳月をかけた、生きていたものたちの堆積。
 森のブナの木が、その種を土の上に落とす。やがて成長し大木となる。その成長を支えるものは、かつてその場で土となった全ての生きものたち。幾百万、幾千万の生きものたちの力によってブナの木は成長していく。
 畑の大根を育むものも、やはりその場で土となり、養分となった生きものたち。大根のいのちのなかに、かつて生きていたものたちが参加していく。
 私たちは、大根を食べながら、同時に大根のなかに参加し、活かされたおびただしいいのち、あるいはいのちのつながりをいただいている。
 空を飛ぶ小鳥も、森を駆けるウサギも、道端の草も、私も、君も・・・ひとつひとつの生きものは、かつてその地で生きていた、たくさんのいのちの集まり。
  これから生まれてくるものたちも、私たちを含む全てのいのちの集積として新しいいのちを得ていくのだ。
 遠い過去からはるかな未来に至るまで、いのちがかたちを変えながらめぐって行くところ、壮大ないのちの循環の場。それが土。
 春にまた種が撒かれる。いのちのめぐりのはじまり。
 シーッ!静かにしよう。土が休んでいる。春まで起こしてはいけない。雪がせっかくつつんでくれているのだから。
(写真は昨年の冬の光景です。)
どの地方にもそれぞれの元旦の朝の行事があると思いますが
私たちの所では、お供えのモチと、干し柿、栗、ミカンを一つのセットにして、家の要所、要所にお供えする。作業舎、農業機械庫、鶏舎・トラック、乗用車、家の台所、神棚など全部で15カ所。1年間の無事を願いながら、手を合わせ、お供えしてまわる。それが終わってからみんなで仏様などに手を合わせ、ようやく食事だ。
今日、28日。山形のこの辺では、お正月に向けた「松むかえ」の日だ。門松に使う「三階の松」を山から迎えてくる。
村の古老から「三階の松」について話を聞き、孫を連れて裏山(朝日連峰)の麓に入る。
静かな沢の音だけの世界だった。
寒さにあてたリンゴは一層甘くなる。
というわけで12月の今日までもぎ取らずにいたが、もう充分に寒さも雪もあたった。日曜日、孫たちを動員しての収穫作業。
傷ついたリンゴはもぎ取らずに小鳥たちの為に残しておく。
「小農」潰して多国籍企業に国民の胃袋を預ける。
「小農」潰して多国籍巨大企業に種子を開放する。
「小農」潰して遺伝子組み換えばかりとなる。
「小農」潰して健やかないのちと共にあった食べ物を失う。
「小農」潰して村が滅ぶ
「小農」潰して田んぼの生き物絶滅す
「小農」潰して地域の暮らしが破たんする。
「小農」潰して・・・・


まだ間に合う。
小農、消費者、住民が連携し、食料自給、地域の自立、「いのちと暮らし」こそ全て!
新しい大きな運動を作り出さなければと切に思う。
12月9日は昔から「耳あけ」と呼ばれている日だ。
大黒様を祭ってある神棚に尾頭付きの魚と二つに分かれた「まった大根」をあげ、枡に大豆を入れ、カラカラ言わせながら
「お大黒様、お大黒様。耳をよ〜く開けて聞いておりますから、なにがええごどおしぇでおごやえ〜!(良いこと教えてください)」と大声で言う。
 この行事が終わると、急速に暮れに向かい忙しさが増していく。もう一つの写真は、畑でとれた面白い形の大根。きざんで食べてしまうのは惜しい気がする。
かと言って他に使い道はないけれど・・。
12月に入り、風景はもう雪景色だ。
でもまだ白菜、大根の取入れが終わってない。負け惜しみで言えば、雪にあてたほうが甘くなり、旨味も増す。だけど我が家の場合、単純に仕事が遅れているだけ。
 雪にあてたほうが・・といえば、リンゴなどの果物も一緒だ。我が家の庭先のリンゴも雪をかぶったままぶら下がっている。これは仕事の遅れとは関係なく、あくまで風味、美味さをねらってのことで意図的だ。
 同じように、風雪の日々が人間を育てるとは言うけれど、かと言って俺が雪をかぶって、ぶら下がってみるわけにはいかない。あくまで雪をかぶるのはリンゴ。我が家においでなら、あなたにもおすそ分けしましょう。
そろそろもぎ時だ。
12月に入り、風景はもう雪景色だ。
でもまだ白菜、大根の取入れが終わってない。負け惜しみで言えば、雪にあてたほうが甘くなり、旨味も増す。だけど我が家の場合、単純に仕事が遅れているだけ。
 雪にあてたほうが・・といえば、リンゴなどの果物も一緒だ。我が家の庭先のリンゴも雪をかぶったままぶら下がっている。これは仕事の遅れとは関係なく、あくまで風味、美味さをねらってのことで意図的だ。
 同じように、風雪の日々が人間を育てるとは言うけれど、かと言って俺が雪をかぶって、ぶら下がってみるわけにはいかない。
あくまで雪をかぶるのはリンゴ。
我が家においでなら、あなたにもおすそ分けしましょう。
そろそろもぎ時だ。
 12月に入り、風景はもう雪景色だ。
でもまだ白菜、大根の取入れが終わってない。負け惜しみで言えば、雪にあてたほうが甘くなり、旨味も増す。だけど我が家の場合、単純に仕事が遅れているだけ。
 雪にあてたほうが・・といえば、リンゴなどの果物も一緒だ。我が家の庭先のリンゴも雪をかぶったままぶら下がっている。これは仕事の遅れとは関係なく、あくまで風味、美味さをねらってのことで意図的だ。
 同じように、風雪の日々が人間を育てるとは言うけれど、かと言って俺が雪をかぶって、ぶら下がる訳にもいかない。あくまで雪をかぶるのはリンゴ。我が家においでなら、あなたにもおすそ分けしましょう。そろそろもぎ時だ。
山形県朝日町で蜜ろうそくの制作を通して、自然のすばらしさを伝えている安藤竜二さんによるコラムです。
 西日本新聞社の佐藤ひろしさんから戴いた文です。
「蜂蜜の森を通して私たちが暮らす環境を見つめなおしてみませんか?」と呼び掛けています。
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あいかわらず、全国の里地で飼育する養峰家たち
が農薬被害で苦しんでいます。
以前の殺虫斉Jは虫にかけて殺すしくみだつたの
で、散布とともにミツバチが大量に死んだのでわかり
やすかったのです。しかし、現在の農薬の7割を占め
ているといわれるネオニコチノイド系の農薬は違いま
す。そのような被害ももちろんありますが、浸透性・残
効性が強くなったため、その農産物に花が咲けば、
蜜や花粉にも微量の農薬が出てしまいます。たとえ
成虫が死なない微量であつてt)、小さな体の次世代
の幼虫たちに影響が出て次第にハチたちが減つて
しまうのです。
実際近頃も、愛媛県のミカンのハチミツから国が決
める残留基準値越えの農薬が検出され回収する騒
ぎが起きました。人が食べてはいけない濃度の農薬
がハチミツに入つていたのです。ハチがどうなつたか
が気になります。
稲に花が咲く前に行われる田んぼの空中散布も被害は大きいです。稲は蜜を出しませんが花粉は大切な
幼虫のエサなのです。
また、この農薬は神経毒のためミツバチの脳に影響
し、帰ってこれなくなるともいわれています。
ハチだけでなく、私の自宅の周りでは、カブトムシやク
ワガタムシ、アゲハチョウ、カマキリなど、昔人気だった
昆虫たちをほとんど見かけなくなりました。私の大好きな
イナゴもいません。スズメも激減しましたc影響は広がっ
ているのではないでしょうかc
怖いのは、この農薬は私たちの脳にも作用していると
危惧されていることです。人の未来をミツバチや小さな
生き物たちが見せてくれているように思えてなりませんc



安藤竜 (あんどう りゅうじ)
1964年生まれ.養蜂を学んだ後1988年
に、日本ではじめての蜜ロウソク製造
に着手.ハチ蜜の森キャンドル代表。
日本エコミュージアム研会fT事。山形
県養蜂協会監事.編著『朝日岳山麓養
蜂の営み』(朝日町エコミュージアノ、
研究会発行)