我が師 松山俊太郎2

その当時、
松山先生は
麻布一の橋に住んでて
六本木から歩いて、
週に一回通ったのだった。

あまりにその
インド哲学の話が素晴らしく、
おもしろく、
私と篠原と2人だけで
聞くのはもったいないと思い、
我々の後で話を聞いてるやつが
いてもいいだろう、
飲み友達2人を誘った。

篠原は俺とお前と松山さんの
三人の関係が
大事なのに由利はわかってないと抜けた。

私は松山さんに申しわけありませんでした
と詫びたが、松山さんは
篠原は唐さんとこで
逢うからいいよと言ってくれた。