昨日厚生労働省が2010年3月に大学を卒業した人のうち、どれくらいの割合の人が離職したか発表しました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00000387-yom-soci
今年3月末までに離職した割合は31.0%だったそうです。
特に宿泊業、飲食サービス業では51.0%と50%超とのことでした。
理由は様々かと思いますが、企業におじゃましていると最近の若い人はという声が一部聞こえてきます。
確かに1回りも2回りも違う先輩方からみれば、考え方もぜんぜん違う頼りない存在に見えるのかもしれません。
したがって、離職者側の意識に問題があるケースもあると思います。
しかし、一方では雇用する企業側にも問題があるように感じることがあります。
うちの文化に合わない人は辞めてもらっても構わないという考えの企業もあり、考え方の違う社員は居場所がなく辞めるというケースです。
確かに企業文化は大切で、事業を進めていく上での大きな柱です。
しかしながら、国を一つの企業として見ると分かる通り、近年様々な文化の人がそこで生活し良くも悪くも様々な影響を与えています。
そして結論としては多様な人が集まった組織の方がイノベーションなどが生まれやすいということです。
一企業も同じのような気がします。
人数は全然違いますが、長く生き残るには多様性は必須なのではと思います。
考え方の違う若者を排除するのではなく、お互いの考え方を尊重し、やはり「長く勤めれる(努めれる)」ような方向に事業を運営することが大切ではないでしょうか。
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