久しぶりの投稿ですが、先日ある管理職の方と話をした時に考えさせられたことです。
その方は採用や社内の効率化、コスト削減を進める仕事をされていらっしゃいます。
特にコスト削減は年間予算がこのくらいというものがあって、それを達成するために知恵を使いながら進めていきます。
その過程での悩みの話です。
元々能力の高い方が様々考え工夫し進めていかれていますので、数値目標は達成します・・・が、本当にこれでいいものかと不安に思うことがあるというのです。
というのも、進めれば進めるほど現場の社員の視線(コスト削減って・・・)が気になるようになってきたというのです。
確かに社員側の立場にたてば、コスト削減は場合によっては職場環境の劣悪化や報酬の減少などの可能性を感じます。
数値で実績が出ているということは、現場にも目に見える形で影響が出ているのかもしれません。
そこで、その方が感じる不安というのは、働く人の為になっているのかな~ということなわけです。
間違っているのか・・・どうすればいいのだろう・・・。
話を聞いていて具体的にどうすればいいのかは、私も分かりませんでしたが、何故不安に感じるのかを考えてみました。
今の状態は数値でしか測れないものに対して、数値で測れないもの(働く人の厳しい視線)がやってきている状態だと思います。= 基準がないので不安。
したがって、不安を少なくするには、数値で測れないものも基準の一つとして持てばいいと。
それは、働く上で大切な部分を考える・・・・そうすると「働く人のモチベーション」なのではと。
よくお金は後からついてくるって言いますけど、要は数字は後からついてくるって言うことですよね。
まずは、何でも一生懸命にやっていると、数字(例えばお金)で評価されるみたいに。
ということは、コスト削減や業績の向上のような数字での評価は、まずは一生懸命に仕事に取り組む環境を作ってあげて、高い「モチベーション」で仕事に取り組んでからじゃないかと思いました。
そこで、題目ですが、一生懸命に物事に取り組む心=「モチベーション」と考え、モチベーションを最大限高い状態に保っておけるようなコスト削減方法が正解なのではないか。
そんな議論・結論になりました。
コスト削減に限らず、仕事全般に言えそうです。
第一優先順位は、スキルや指導やコスト削減よりも「モチベーション」。
よく、こうやれば上手くいくとか、こうしなかった事が今の事態をまねいたとか、評価・指導されるわけですけど、それを受け入れる基盤が「モチベーション」だと思います。
「モチベーション」が高いからこそ、様々受け入れることができ、成長し、数字に現れてくるのだと思います。
逆にここが下がると、受け入れが難しく反発心が芽生え、成長せず数字が現れないということになるのではないでしょうか。
【モチベーション】・・・ここを最大化することが、管理者や同僚の最も大切な仕事なのかなと気付かされました。