2015年1月29日山形労働局は「県内の雇用情勢 (新規学卒者を除く)平成27年12月内容」を発表しました。
有効求人倍率は1.21倍と先月に比べるとやや下がっていますが、正社員求人倍率は0.77倍と、2015年5月以来上昇を続けている状況です。
パートタイムを含む月間求人件数は2ヶ月連続で減少、人手はやや充足しつつあるように見受けられます。
一方で先月に比べ正社員求人は微増しており、正社員を採用しきれていない会社がまだ多いようです。
山形県内の求職者数は先月に比べて600人あまり減少、4月以降の8ヶ月間では4,000人減っています。(2015年4月 21,824人 → 2015年12月 17,668人)
求職者全体総数の減少に比べると、在職中の求職者は一定数を維持し、新規求職者数も増えていることから、より働きやすい職場、より待遇の良い職場へ人が動く傾向は引き続いていると考えられます。
そのような状況の中で、山形労働局は「不本意非正規対策・学卒正社員就職実現キャンペーン」を2月2日からスタートさせました。非正規社員の正社員転換、待遇改善の推進を企業に働きかけていき、止む無く非正規社員として働いている人々の待遇改善を目指しています。
企業側の採用意欲と、公的機関の動きによって、働きやすい雇用環境が整えられていくことが期待されますね。