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「大正期の米沢の美術」開催中です

当館では、開館15周年コレクション展「~米沢市上杉博物館アートコレクション大正期の米沢の美術」を開催中です。

<書籍で深める・パスファインダー>
市立米沢図書館郷土資料特集コーナーでは、
展覧会に関連した書籍を紹介しています。
当館展示室にもリストを配置していますので
ぜひ手に取ってご覧ください。

http://www.library.yonezawa.yamagata.jp/wordp/

2017.02.22:denkoku:[博物館情報]

ギャラリートークのご案内

2月18日(土)から、開館15周年コレクション展「~米沢市上杉博物館アートコレクション大正期の米沢の美術」を開催いたします。

 

オープニングギャラリートークのご案内です。

2月18日(土)14時から、当館学芸員による展示解説を行います。

みなさま是非ご来館ください。

 

「母のたより」吉池青園(よしいけしょうえん)

大正4年頃 紙本着色

 

 

 

2017.02.16:denkoku:[博物館情報]

次回展覧会のご案内

2月12日(日)で、コレクション展「杉鷹山と学びの時代」は終了いたしました。

たくさんのご来館、ありがとうございました。

 

次回展覧会のご案内です。

2月18日(土)から開館15周年記念コレクション展

「大正期の米沢の美術~米沢市上杉博物館アートコレクション~」を開催します。

 

大正時代、海外の思想や文化が同時期に伝わるようになり、自由主義の気風の中、美術の分野でも個性や生命の尊重に目覚めた作家たちが、多様な制作姿勢を見せるようになり、また、感性や方向性を同じくする作家たちが団体を作るなど、新しい動きが米沢にも波及します。

米沢では大正6年、8年の大火による市民生活の混迷、国内では大正12年の関東大震災による未曽有の被害など人々を取り巻く状況も様々に変化し、大正期は激動の15年間だったと言えるでしょう。

本展では、当時の米沢の写真を織り交ぜながら、約8000点のアートコレクションから大正期に活躍した作家の作品を中心に展示し、当時の米沢における芸術の流れを紹介します。

また、教育普及事業「きみも学芸員になろう!チルドレンキュレーターズ」(こども学芸員の育成事業)と連携し、こども学芸員が選んだ作品を展示して彼らの視点で見どころを紹介していきます。

開館15周年記念コレクション展

「大正期の米沢の美術~米沢市上杉博物館アートコレクション~」

【期間】

平成29年2月18日(土)~平成29年3月26日(日)

休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)

【開館時間】

9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】

入館料 一般200円(160円) 高大生100円(80円) 小中生50円(40円)

※( )は20名以上の団体料金

【ギャラリートーク】

2月18日(土) 3月12日(日)

※各回とも14:00~

※企画展入館料が必要です。

 

お問い合わせ

米沢市上杉博物館 0238-26-8001

2017.02.14:denkoku:[博物館情報]

上杉鷹山と学びの時代 みどころ紹介

上杉鷹山と学びの時代 みどころ紹介
 武芸の振興と藩士の取り組み 

いよいよ、会期も2月12日(日)までとなった、コレクション展「上杉鷹山と学びの時代」のみどころ、面白い資料などを何回かに分けて、ご紹介します。

 上杉鷹山の下での改革というと、藩校興譲館の設置に代表される学問の振興のイメージが強いかもしれませんが、武士の本分である武芸の振興にも取り組んでいます。今回の展示では、あまり紹介することのなかった、藩士の武芸関係資料についても展示しています。

1、心知流木刀

 米沢独自の剣術流派・心知流の品として米沢藩士・中津川家に伝来したものです。木刀には激しい稽古のあとがみてとれます。

 心地流は天和2年(1682)、三富流を学んだ米沢藩士・須藤平八郎久利が編み出した流派です。あわせて、同流のものとされる竹刀も展示しています。

 

資料情報
 心知流木刀 
 江戸時代
 木刀 長さ41.0
 米沢市上杉博物館

 

2、武道伝書 3巻

 米沢藩士の蓬田政弥が長尾清右衛門景峰から授けられた刀と長刀の伝書です。卜伝末期流という、剣豪・塚原卜伝の流れを組む流派で、石原市兵衛によって米沢にもたらされました。2011年度に寄贈された新収蔵資料です。

 長刀の型を図入りで解説した、絵目録と呼ばれるものも含まれます。まるで現代の漫画のようなイラストが目を引きます。

資料情報
 武道伝書    3巻
 安永8年(1779)8月
 米沢市上杉博物館(蓬田家文書)

 

3、大熊伝兵衛像   1幅

 描かれている人物は、家紋などから大熊伝兵衛信次と推定されます。大熊は稲富流の開祖・稲富祐直(一夢軒)に入門し、奥義を極めて米沢藩に定着させたことから、米沢藩における稲富流砲術の祖とされる人物です。筆者の秀有は信次から数えて五代目にあたります。2015年度の新収蔵品です。

 上部には鉄砲を打つ際の心構え、極意が記されています。狙わずに撃て、とあり、容易には理解しがたい境地といえそうです。

 

資料情報
 大熊伝兵衛像   1幅
 江戸時代(18世紀)
 90.6×31.8
 米沢市上杉博物館

 

11、12日は雪灯籠祭りにあわせて、19時まで開館しています。ぜひこの機会に、博物館にお立ち寄りください。

開館しています。ぜひこの機会に、博物館にお立ち寄りください。

2017.02.10:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館 「謙信を生んだ一族・長尾氏⑪」

上杉文華館 「謙信を生んだ一族・長尾氏⑪」

上杉定実と長尾為景

 

2016年度の上杉文華館は「謙信を生んだ一族・長尾氏」をテーマにゆかりの文化財、貴重な史料をご覧いただきたいと思います。

平成28年度、第11回目のテーマは… 「上杉定実と長尾為景」 です。

 

【展示期間】 平成29年1月31日(火)~2月26日(日)  

 

 長尾氏は桓武平氏の一族で、相模国鎌倉郡長尾郷(横浜市戸塚区)を名字の地とし、三浦氏や梶原氏、鎌倉氏、大庭氏、などが同族です。後三年合戦に活躍した鎌倉権五郎景正や、源頼朝に仕えた梶原政景らは一族です。しかし、鎌倉時代の長尾氏の動向はよく分からないことが多いのが実情です。宝治元年(1247)に執権北条時頼によって滅亡に追い込まれた有力御家人三浦氏に味方していたことから没落し、その後鎌倉幕府6代将軍に就任した宗尊親王に従って、京都から鎌倉に下向してきた上杉氏の家臣になったと考えられています。鎌倉幕府が滅び、室町幕府が開かれると、その重要メンバーであった上杉氏の活躍によって、その家臣である長尾氏も確かな記録にその名をみせるようになりました。

 謙信は越後府中を拠点とした「府中長尾氏」と呼ばれる一族の出身です。この長尾氏は越後守護代を代々務めてきました。謙信もまた家督継承とともに越後守護代に就きました。

 

2016年度第11回目の上杉文華館は、「上杉定実と長尾為景」と題し、永正4年(1507)8月に守護上杉房能を倒した長尾為景の動向を、新守護に擁立した上杉定実との関係を通して紹介します。後の謙信につながる長尾氏の戦国大名への第一歩を踏み出した状況です。

「国宝上杉本洛中洛外図屏風」は、1995年に狩野永徳が描いた際を想定再現された複製です。

 

▼ コレクショントーク

 「謙信を生んだ一族・長尾氏 ~上杉定実と長尾為景~」

平成29年2月11日(土)14:00~

場所: 常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

 

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

2017.02.04:denkoku:[博物館情報]