HOME > 記事一覧

コレクション展 展示品紹介

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の資料をご紹介します。今回の展示では、置賜地域の歴史や文化、人々の生活を知りうる資料も積極的に取り上げています。そのなかでも注目の高い、「大日本職業別明細図」をご紹介します。

大日本職業別明細図 米沢市 一枚
昭和7年(1932)7月13日 発行
54.3×79.5
2017年度 購入
〔解説〕
 米沢市を中心にした置賜地域の主要都市の略地図で、周囲には公共施設、寺社、史跡などの写真が配されています。交通社が全国で発行していた「大日本職業別明細図」シリーズの一部です。各種職業の案内が主眼となっており、裏面は職業別の索引になっています。

来館者された方の中には、ご自身のゆかりの店や懐かしの場所、今も愛されるお店や史跡などを探しながら、じっくりご覧になる姿もしばしば見られます。

 最後のコーナーで壁面に展示していますので、お見逃しなく。
展示の詳細は
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/102hatu.htm

 

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

 

2017.12.20:denkoku:[博物館情報]

コレクション展 展示替えのお知らせ

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」について、一部資料(入れ替え18点、展示個所などの変更17点)の展示替えを行いました。

美術工芸品や絵画、中世から江戸時代初期の文書を中心に展示品を入れ替え、「新年を迎える」をテーマに日記などの資料から昔の正月についてご紹介しています。

新たに展示した資料のうち、米沢城本丸図は、幕末から明治初期の姿を描いたものです。ぜひお見逃しなく。

米沢城本丸図  一幅
明治30年代(1897~1906)
44.0×68.2
2009年度 購入
〔解説〕
米沢城旧本丸と二の丸の一部を、北西を望む構図で俯瞰的に描いています。いくつかの建物には注記がみられ、幕末から明治初期の姿のようです。上杉茂憲を「正三位」としていることから、明治30年代になって、当時を思い出して描かれたものでしょう。

展示の詳細はこちらから。12月5日以降の展示資料目録も新たに掲載しました。
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/102hatu.htm

 

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2017.12.06:denkoku:[博物館情報]

ギャラリートークのご案内

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」

第2回目のギャラリートークのご案内です。

12月9日(土)14時から「昔の正月準備を探る」と題して、企画展示室にて、

担当学芸員による展示解説を行います。

みなさまぜひご来館ください。

 

コレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」

【期間】 平成29年10月28日(土) ~ 平成30年1月14日(日)

【休館日】12月以降の毎週月曜日(祝日の場合翌日)

     12月25日(月)~31日(月)

     ※新年最初の休館日は1月9日(火)

【正月開館】1月1日から博物館開館。初詣の後は博物館へ! 

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】 一般 200円(160円)高大生 100円(80円)小中生 50円(40円)

     ※( )は20名以上の団体料金

 

【ギャラリートーク】

担当学芸員による展示解説。

 日 時 : 12月9日  (土) 14:00~ 「昔の正月準備を探る」

 場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 ※企画展入館料が必要です。

 

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2017.12.01:denkoku:[博物館情報]

コレクション展 展示品紹介

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、雲井龍雄関係の資料をご紹介します。

 昨年度、幕末に活躍した米沢藩士・雲井龍雄の関連資料が一括して寄贈されました。2017年の戊辰戦争150年を控え、今後の調査、研究が期待される資料といえそうです。

雲井龍雄建白書草稿  一幅 
明治元年(11868)5月2日
24.3×32.2
2016年度 寄贈
(丸山家伝来 雲井龍雄関係文書)
〔解説〕
 雲井龍雄(本名小嶋龍三郎)が新政府に示した建白書の草稿です。当時、龍雄は米沢藩から推挙され、遠山翠の名で新政府の貢士となり、京都で活動していました。
 龍雄は、天皇直属の軍を新設するのではなく、従来通り諸藩の軍を維持すべきで、そのほうが経費もかからない、と主張しています。新政府軍が会津藩討伐に向けて軍制を整える中、これに反対する内容でした。
 

丸山家伝来 雲井龍雄関係文書
 雲井龍雄の妻ヨシの実家に伝来した文書で、雲井の自筆文書は大部分が安藤英雄『雲井龍雄全伝』(一九八一年、光風社)に活字化されています。本文書群は一部の未活字化資料を含め、雲井や遺族宛ての書状、没後の顕彰運動に関する資料など約250点に上ります。

 

2017.11.30:denkoku:[博物館情報]

企画展みどころ紹介!

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の展示品を何度かに分けて紹介します。

本展覧会の第三章では「描かれた歴史」と題して、上杉謙信や家臣団、川中嶋合戦などを題材にした江戸時代の絵画資料を展示しています。
 これらはいずれも光に弱いため、12月3日まで現状の展示を行い、4日に展示替、5日以降は別の資料をご覧いただきます。現状の資料を見られるのは12月3日までとなりますので、お見逃しなく。

 

 

 手前に見える、上杉家と武田家の家臣団を描いた屏風をご紹介します。

上杉二十将図・武田二十四将図屏風
二曲一隻
歌川国重
紙本著色
江戸時代~明治初期(一九世紀)
各127.5×57.0
2010年度 購入
〔解説〕
 上杉家と武田家の主要な家臣を描いた肉筆画で、江戸時代後期に流行した集合武将図の一種です。上杉二十将図は、新潟県上越市の林泉寺に類似の作品が伝来しています。
 
 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

2017.11.25:denkoku:[博物館情報]