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上杉文華館 米沢初入部250年記念「上杉家文書」に見る上杉鷹山

2019年度の上杉文華館は「米沢初入部250年記念「上杉家文書」に見る上杉鷹山」と題して、館蔵の国宝「上杉家文書」に伝えられた文書や、ほかの館蔵資料を通して鷹山の人生の一コマを紹介していきたいと思います。

 

【展示期間】2019年7月25日(木)~2019年9月22日(日)

 

≪子女の旅立ち≫

 鷹山は、宝暦元年(1751)7月20日、高鍋藩主秋月種美の二男として江戸に生まれました。母方の祖母が4代米沢藩主上杉綱憲の娘でした。宝暦10年10月19日、8代米沢藩主上杉重定の養子として上杉家の江戸上屋敷桜田邸に移りました。そして、明和4年(1767)4月24日、上杉家の家督を継ぎ、数え年17歳で9代藩主に就任しました。ここに財政難に苦しむ米沢藩の再建が若き藩主に委ねられました。その2年半後、明和6年(1769)10月、鷹山は初めて領地米沢に足を踏み入れました。

 次期藩主となる大名の子息は、江戸藩邸に暮らすことが決まりでした。国元で生まれても幼いうちに江戸へ上ります。家督を継いで大名となり、将軍から暇を得て帰国しますが、藩主として初めての帰国は特別のことでした。藩士らにとっての新しい主人であり、新しい関係の始まりでした。例年行われる行事でも、この時ばかりは特別の次第で行われるものが少なくありませんでした。

 2019年度第3回は「子女の旅立ち」がテーマです。鷹山は11代藩主になる斉定や、10代藩主治広の娘たちの養育に携わったことで知られます。今回は子女の養育にみえる鷹山の思想や人間性を垣間見ます。

 

上杉文華館では、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も公開しています。今回は1995年制作の複製です。原本の制作時を意識して複製したものです。

 

▼ コレクショントーク

 2019年8月4日(日) 上杉家文書を中心とした解説

 2019年9月1日(日) 洛中洛外図屏風の解説

 14:00~14:30

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.07.25:denkoku:[博物館情報]

企画展「福王寺法林展」へのお客様からの声をご紹介!

現在、上杉博物館では 企画展「生誕100年 日本画家 福王寺法林~自然へのまなざし~」を開催中です。

来館されたお客様からは、様々な好評のお声をいただいています。アンケートから、いくつかご紹介します。

6月15日ご来館 40代女性
 ライトアップの仕方が絵をより魅力あるものにしてくれていたようにおもう。たくさんの角度から自由に鑑賞できて、とてもよかった。

6月15日ご来館 60代女性
 絵画に付随する説明文が的確で理解しやすく、絵の特徴がわかりやすかった。

6月22日ご来館 10代男性
 絵がとてもかっこよく好きになった。

6月24日ご来館 50代男性
 日本画はあまり見たことがなかった。ヒマラヤの絵には山の持つスケールの大きさと神々しさがすばらしく感動した。

絵の迫力に感動した方がおおくいらっしゃるようです。

週末はぜひ博物館に来館し、今度は皆さんの目で、福王寺法林の日本画のすばらしさを、確かめてみてください。ご来館、お待ちしております。

福王寺法林展の詳細はこちら。
https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/111fukuoji…

2019.07.06:denkoku:[博物館情報]

企画展「生誕百年 日本画家 福王寺法林」

 現在、上杉博物館で開催中の展覧会「生誕百年 日本画家 福王寺法林」は、日本博の認証を受けています。

 

 日本博は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成や訪日外国人観光客の拡大等も見据えつつ、日本の美を体現する我が国の文化芸術を振興し,その多様かつ普遍的な魅力を発信することを目的とする事業です。

 日本画家・福王寺法林の画業を、この機会にぜひ、ご覧ください。

 

日本博については
https://www.ntj.jac.go.jp/nihonhaku

福王寺展の詳細は、こちら
https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/111fukuoji100.htm

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.07.03:denkoku:[博物館情報]

ナセBAよねざわ市民ギャラリー自主事業「日本画家福王寺一彦・福王寺みどりこの世界」

現在ナセBAよねざわ市民ギャラリーで開催中の

自主事業「日本画家福王寺一彦・福王寺みどりこの世界」いよいよあと3日で終了です。

上杉博物館で開催中の企画展「生誕100年日本画家 福王寺法林~自然へのまなざし~」と一緒にみていただくことで親子であり、師弟関係にある院展作家3人の作品世界をさらに理解していただくことができます。

作品の質感、作品に向かう姿勢、そして自然へのまなざしの中に法林氏から脈々と流れる一筋が見えてきます。
そして、実物からしか感じることができない岩絵具の美しさも今回の魅力です。
3人の作品を見ることができる本当に貴重な機会です。お見逃しなく!!

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.06.28:denkoku:[博物館情報]

アーティスト出前授業終了しました。

6月17日からスタートした日本画家福王寺一彦氏による出前授業「日本画をたのしもう~記憶の中の絵画~」は6月27日の西部小学校で終了しました。

市内小学校5校、中学校2校をめぐった今回の出前授業では493名の児童、生徒の皆さんが日本画の画材を使用した制作や、作品に対するアドバイスを受けるなど現在第一線で活躍する日本画家福王寺氏、同じく院展で活躍されている夫人のみどりこ氏と直接会話をしながら進められました。

この体験はこどもたちのこれからの人生のどこかに必ずつながっていくと思います。

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.06.28:denkoku:[なんでも情報]