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特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」展示紹介⑦

  • 特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」展示紹介⑦

開催中の特別展「上杉鷹山の生涯」で初公開の資料の一つが

(延享元年・1744)御城下絵図1鋪

約2m×2.5mの絵図を平置きで展示し、四方からご覧頂けます。

昨年新たに確認され、今回が初お披露目になります。

 

鷹山時代の米沢城下絵図のうち明和6年(1769)の絵図は

「明和六年 米沢城下絵図」デジタルマップ

としてweb閲覧が可能です。

 

展示中の絵図の年代を推定する際は、このデジタルマップを活用しました。

人名検索ができるので、代替わりした人物を抽出、比較し、系図類と突き合せ、延享元年の年末か翌2年の正月~2月頃の内容を記したようです。

鷹山より前、7代藩主宗房時代の、家臣の屋敷割を主題にしており、状態はきれいです。

5000名以上と、藩の規模に比べて過大な家臣団を抱えた、上杉氏の城下町米沢の様子がよく分かります。

 

企画展示室に入ってすぐ、右手に展示中です!

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.06.07:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」展示紹介⑥

  • 特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」展示紹介⑥

開催中の特別展「上杉鷹山の生涯」では、

有名な「なせばなる なさねばならぬ 何事も…」の和歌が記された

上杉鷹山書状(国宝「上杉家文書」)を展示中。

特徴のある丸みを帯びた文字をご覧ください。

 

この和歌は、天明5年(1785)に鷹山が実子顕孝に仕える家臣たちに贈った教育方針に記されています。

実際は教育方針として、顕孝に聞かせたい話と聞かせたくない話を七種類上げ、その最後に「なせばなる…」の和歌が来ます(写真は後半)。

教育係の家臣に、顕孝に好影響を与えるため、日頃から言動に気を付けるよう注意したのです。

お金の話や人の悪口、おいしい食べ物、軽口などなど。こんな話をしないよう、日頃の言動に気を付けるのは、難しいけれど、「なせばなる!」と伝えています。展示の初めの部分で紹介しているのでお見逃しなく!

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.06.04:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」展示紹介⑤

  • 特別展「上杉鷹山の生涯~藩政改革と家臣団~」展示紹介⑤

開催中の特別展「上杉鷹山の生涯」では、山形大学附属博物館さんからお借りして

小鵜飼船の模型を展示中です。

鷹山の時代に、最上川の上流域で利用された小型船です。普段は同館で常設展示されています。

小さな船ですが、だからこそ浅く川幅の狭い上流域でも利用可能でした。

模型では、帆や船室も丁寧に再現されています。

鷹山の時代と言えば、飢饉、食糧不足のイメージがありますが、実際は多くの年は領内では米は余り気味。

輸送力を強化して領外に米を売り払い、藩の収入にするために、小鵜飼船の導入などが進められました。

重要な輸送拠点だった正部(白鷹町)の船着き場周辺を描いた絵図パネルとあわせて展示中です。

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.06.04:denkoku:[博物館情報]

6月の体験学習室

6月の体験学習室についてお知らせいたします。

季節企画は「日本の伝統色②」(5/28(金)~6/22(火))です。

造形体験は「天体オブジェをつくろう」(5/28(金)~6/22(火))です。

ガチャガチャのカプセルにうすい紙をはり、オリジナルの天体をつくろう!

カプセルにはテグスがつけてあります。ぜひつるして飾ってみてくださいね☆彡

 

※ご利用の際はマスクの着用、手指の消毒(手洗い)にご協力ください。
※発熱や、風邪症状のある方はご利用をお控えください。
※団体でのご利用は、事前にご相談ください。
※現状での定員は15名です。混雑時はお待ちいただくこともございます。

 

それではご来館を心よりお待ちしております。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館0238-26-8001までどうぞ。

2021.05.27:denkoku:[体験学習室]

講演会「大名家臣の「奉公」とは何か」参加受付中

  • 講演会「大名家臣の「奉公」とは何か」参加受付中

6/6講演会「大名家臣の「奉公」とは何か」参加受付中です!

 

特別展「上杉鷹山の生涯」の関連事業として、高野信治氏(九州大学教授)による講演会を開催いたします。

日 時:6月6日(日) 13時開場、14時開始

会 場:伝国の杜 2階大会議室

定 員:先着80名

参加費:無料

申込は0238-26-8001まで

 

大名家臣による奉公とその意識をめぐる問題について、諸藩や一部幕臣も含めた事例をもとにお話し頂きます。

特別展図録にご寄稿いただいた「奉公への思いと人事の難しさ」は米沢の改革を主導した莅戸善政や藩法が中心です。

ご講演では、より広い視点から武士の働く思いに迫ります。

画像:鷹山を支えた家臣 莅戸善政像

 

高野先生のご研究についてはこちら

 

今回のテーマに関する先生のご著書

『武士の奉公 本音と建前』(吉川弘文館、2014年)

をご覧いただくと、講演をより深く楽しめます。

米沢藩の例にもいくつか言及

詳細はこちら

 

現在、当館ミュージアムショップでも販売中。

なお、福岡県への緊急事態宣言が延長された場合、高野先生は来館されず、オンライン形式での講演になります。参加者は事前にお申し込みの上、会場においで下さい。

(機器などの関係でオンラインでの視聴公開は行いません)

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.05.27:denkoku:[博物館情報]