直江兼続の生涯を紹介する上杉文華館「直江兼続の生涯」。現在7月24日(木)~8月26日(火)までの期間で、「天下のゆくえ」と題して展示を行っております。秀吉死後の混乱から関ヶ原の戦いを経て、徳川家康が天下を掌握するまでの時代における、景勝そして兼続の動向を紹介します。
兼続と言えば関ヶ原の戦いの局地戦・慶長出羽合戦を思い浮べる方も多いのではないでしょうか。今回の展示ではその出羽合戦に関連した古文書(伊達政宗や最上義光関連)も紹介しております。「天地人」放映に向けて出羽合戦関連の史跡巡り等をされている方も多いと思いますが、ぜひこの機会に関連の古文書もご覧いただければと思います。
なお上記テーマでの学芸員の解説「直江トーク」は8月9日(土)の14:00より開催いたします。こちらにも是非ご参加ください。
※直江トークは、常設展示室内での開催となりますので、お聞きいただくには常設展入館券が必要になります。
常設展入館券料金
一般400円(320円) 高・大学生200円(140円)小・中学生100円(60円)
※()内は20名様以上の団体料金
※この他、企画展とのセット券もございます。
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
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上杉文華館 「直江兼続の生涯」 ~天下のゆくえ~
2008.07.25:denkoku:[博物館情報]
企画展「ゲゲゲの鬼太郎と、妖怪不思議ワールド」
企画展「故郷からのおくりもの~高橋まゆみ人形展」は先日7月13日をもって無事終了しました。多くの方からのご来館、誠にありがとうございました。人形達は、米沢を去り、次の展覧会場にむけて再び長旅に出ましたが、人形達の笑顔は、お客様の心の中でいつまでも輝きつづけることでしょう。
※現在もミュージアムショップで、高橋まゆみさんの人形達を紹介した図録を販売いたしております。ただし、数に限りがありますので(7月14日時点で50冊)、ご希望の方はお早目にお願いします。
さて、7月19日(土)から、新たな企画展がオープン致します。その名も、企画展「ゲゲゲの鬼太郎と、妖怪不思議ワールド」。日本の各地に伝わる妖怪、そして西洋の妖精たちが米沢にやってきます※。夏になると、妖怪の話をあちらこちらで聞くことも多いですね。今回はその企画展の詳細をお知らせします。
※実際の妖怪が来るというわけではありません。
展示の概略 ~ようこそ妖怪ワールドへ~ 展覧会チラシより
「妖怪を見たことがありますか」ときかれたら、はたしてあなたはどうこたえるのでしょうか。「妖怪なんて、いるわけないから見るはずもない」という回答がおそらくいちばん多いでしょう。でも、「見たことある」と断言する人も、かなり昔から少なからずいるのです。見たことなくても、「なんかそんな気配を感じた」という人もたくさんいるはずです。
そうです。人間は太古の昔から、人の知識でも解明できない不思議な出来事や存在に、驚き、さまざまに惑わされてきました。
”妖怪”も”妖怪画”も、まさにそんな人々の日常の体験から生まれてきたものなのです。
古くは、いまから約700年近くも前になる南北朝時代(1336~1392)、妖怪を退治する物語が数々描かれました。江戸時代には狩野元信や鳥山石燕などの狩野派の画家たちをはじめ、葛飾北斎などわが国を代表する絵師たちも、こぞってさまざまな妖怪画を描いています。
それが明治期の文明開化の時代になって以来、しばらく妖怪画はパタッと描かれなくなりました。ところが、月にも行けロボットが活躍するようになった科学テクノロジー全盛の時代になって、摩訶不思議、妖怪たちに再びスポットをあてた漫画家が登場しました。
ご存知、『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親 水木しげるです。
本展では、そうした古今のすぐれた妖怪画を紹介。と同時に、世界の妖怪(妖精)や魔女についてもズームインしながら「はたして妖怪とは何者?本当にいるのか、いないのか?」
その謎に「ググッ!」と「ゲゲッ?」と迫ります。
水木しげる先生の妖怪画は、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で親しまれている方も多いと思いますが、本展では「ゲゲゲの鬼太郎」などから先生の作品も多く展示されます。テレビアニメを毎週欠かさず見ているという子供達にも楽しんでもらえると思います。そして、妖怪画から、昔の人々の創造力の豊かさを知ることができる機会でもあります。
老若男女問わず、楽しんでいただける企画展です。ぜひ、夏休みは米沢市上杉博物館で、妖怪たちとのひと時をお過ごしください。
会期:2008年7月19日(土)~9月15日(月・祝)
休館日:7月23日(水)、8月27日(水)
入館料:一般 400円(320円)/ 高・大学生 200円(160円)小・中学生 100円(80円) ( )内は20名以上の団体料金
問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
※現在もミュージアムショップで、高橋まゆみさんの人形達を紹介した図録を販売いたしております。ただし、数に限りがありますので(7月14日時点で50冊)、ご希望の方はお早目にお願いします。
さて、7月19日(土)から、新たな企画展がオープン致します。その名も、企画展「ゲゲゲの鬼太郎と、妖怪不思議ワールド」。日本の各地に伝わる妖怪、そして西洋の妖精たちが米沢にやってきます※。夏になると、妖怪の話をあちらこちらで聞くことも多いですね。今回はその企画展の詳細をお知らせします。
※実際の妖怪が来るというわけではありません。
展示の概略 ~ようこそ妖怪ワールドへ~ 展覧会チラシより
「妖怪を見たことがありますか」ときかれたら、はたしてあなたはどうこたえるのでしょうか。「妖怪なんて、いるわけないから見るはずもない」という回答がおそらくいちばん多いでしょう。でも、「見たことある」と断言する人も、かなり昔から少なからずいるのです。見たことなくても、「なんかそんな気配を感じた」という人もたくさんいるはずです。
そうです。人間は太古の昔から、人の知識でも解明できない不思議な出来事や存在に、驚き、さまざまに惑わされてきました。
”妖怪”も”妖怪画”も、まさにそんな人々の日常の体験から生まれてきたものなのです。
古くは、いまから約700年近くも前になる南北朝時代(1336~1392)、妖怪を退治する物語が数々描かれました。江戸時代には狩野元信や鳥山石燕などの狩野派の画家たちをはじめ、葛飾北斎などわが国を代表する絵師たちも、こぞってさまざまな妖怪画を描いています。
それが明治期の文明開化の時代になって以来、しばらく妖怪画はパタッと描かれなくなりました。ところが、月にも行けロボットが活躍するようになった科学テクノロジー全盛の時代になって、摩訶不思議、妖怪たちに再びスポットをあてた漫画家が登場しました。
ご存知、『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親 水木しげるです。
本展では、そうした古今のすぐれた妖怪画を紹介。と同時に、世界の妖怪(妖精)や魔女についてもズームインしながら「はたして妖怪とは何者?本当にいるのか、いないのか?」
その謎に「ググッ!」と「ゲゲッ?」と迫ります。
水木しげる先生の妖怪画は、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で親しまれている方も多いと思いますが、本展では「ゲゲゲの鬼太郎」などから先生の作品も多く展示されます。テレビアニメを毎週欠かさず見ているという子供達にも楽しんでもらえると思います。そして、妖怪画から、昔の人々の創造力の豊かさを知ることができる機会でもあります。
老若男女問わず、楽しんでいただける企画展です。ぜひ、夏休みは米沢市上杉博物館で、妖怪たちとのひと時をお過ごしください。
会期:2008年7月19日(土)~9月15日(月・祝)
休館日:7月23日(水)、8月27日(水)
入館料:一般 400円(320円)/ 高・大学生 200円(160円)小・中学生 100円(80円) ( )内は20名以上の団体料金
問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2008.07.18:denkoku:[博物館情報]
終了間近 高橋まゆみ人形展
好評の企画展「故郷からのおくりもの~高橋まゆみ人形展~」。今週末13日(日)まで開催いたしております。先月上旬から開催してきた本展ですが、あっというまに最後の週を迎えた感があります。写真は先週週末の展示室の様子です。週末のみでなく平日も、写真のように多くのお客様にご来館いただいております。まだご覧いただいていない方。一度見たけどまた見に来たいという方。米沢で人形達と会えるのは今週が最後です。どうぞお見逃しのないようよろしくおねがいします。
展覧会情報
会期 ~7月13日(日)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金 一般400円(320円) 高大生300円(240円) 小中生200円(160円)
展覧会情報
会期 ~7月13日(日)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金 一般400円(320円) 高大生300円(240円) 小中生200円(160円)
2008.07.10:denkoku:[博物館情報]
谷川賢作さんにインタビュー④
公演はもう明日となりました!賢作さんへのインタビュー、最終回をお届けします。
・
―昨夜、Diva(現代詩に曲をつけ歌う賢作さんの音楽ユニットのひとつ)のライブを聴かせていただいたのですが、詩であれば、自分の普段の「読むテンポ」で最初から最後まで読んでしまうところを、曲がつけられ、他人の声によって歌われるのを耳から聴くことで、長い休符のあとの一言が強く印象に残ったり、予想したのとは違う言葉が現れて突然心をつかまれたり、ということがあり、読むのと聞くのとでは、だいぶ勝手が違うな、と感じました。
「そうなんですよ。詩に曲をつける、ということは、そのもともとの詩が全く別なものになることでもあるので、責任が伴うことなんです。」
―音楽によって強調される言葉が出てくると、ひとつの解釈をそこに与えることにもなりますよね。
「まさにそうですね。なので、よっぽど注意して、曲をつくらなければならないです。」
―その、詩と音楽、というまったく違う表現を選んでいらっしゃる俊太郎さんと賢作さんのなかで、なにか根底に流れている共通したもの、というのはあるのでしょうか。
「うーん(すこし考え込まれて)…笑うことと、泣くこと、ですね。人間は、このふたつができれば、大丈夫、だと思うんです。このこと(こう思っていること)は、俊太郎もぼくも、一緒ですね。共通しています。」
―…なんとも深いですね…言われてみると、わかるような気がします…大人にも子供にも共通していますし、もう本当に悲しいときというのは、涙さえでなくなる、ということもありますね…。
「うん、そうですね。舞台に出るときなんかも、子供たちの姿が最前列に見えた時には、『おなら』の詩なんかを最初に選んで、まず笑わせる。だと、子供たちが喜んで笑う。そうしたら、そこからはもう大丈夫、という感じですね、まず、会場の空気をつかんで。」
―なるほど…まだ、お話を伺っていたいのですが、そろそろお時間となりました。俊太郎さんと賢作さんが作品を通して一番伝えたいメッセージ、について最後に教えていただきたいのですが…。
「うーん、メッセージ、というのが…、今は求められすぎている、と思うんですよ…。大事なこと、というのは、もっとそうじゃない、もやもやとして訳のわからないところにあるんじゃないかな、と思うんですよ。そこをうまくなかなか伝えられないんですけど…」
・・・・
最後の一言に、こちらもはっとさせられながら、インタビューは終わりとなりました。ピアノで奏でる音楽に言葉は必要ありませんが、そのピアノを演奏する賢作さんの内側の言葉や深い考え方が伺えた、貴重な時間でした。
その後タクシーに乗られる際に、米沢のみなさんへ、なにか…と尋ねたところ「…米沢は文化度の高いところだからなぁ…、勝負しましょう。」と挑戦的に(?)言い残していかれました。みなさん、この勝負、受けて立たなければいけません!とはいえ、決闘ではありませんので、ぜひ、そんな賢作さんの人柄とピアノと、俊太郎さんに会いにいらしてください!
多くの人にとって「谷川俊太郎」という詩人は“敬愛の対象”であり、“先生”であるところを、賢作さんは息子の立場から「僕だけが俊太郎を“いじる”ことができるんですよね。」と言われました。確かにCD『家族の肖像』をはじめとしたお二人のコラボレーション作品は、詩人とピアニストが親子でなければ、生まれなかった作品だということを、あらためて思い出しました。当日は書籍やCDの販売も予定しています。また、7/5付山形新聞夕刊にも、インタビューの模様が掲載されました。合わせてご覧ください!
■公演情報
「谷川俊太郎・谷川賢作 語られる音と奏でられる言葉」
7/8(火)18:00開場 18:30開演
全席指定 一般2,500円 学生1,000円(当日券500円増)※未就学児はご遠慮ください
お問合せ・チケット予約:伝国の杜0238-26-2666
※前日までお電話いただけましたら、前売料金で予約を承ります。当日は朝から電話予約・窓口とも当日料金となりますのでご注意ください。
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―昨夜、Diva(現代詩に曲をつけ歌う賢作さんの音楽ユニットのひとつ)のライブを聴かせていただいたのですが、詩であれば、自分の普段の「読むテンポ」で最初から最後まで読んでしまうところを、曲がつけられ、他人の声によって歌われるのを耳から聴くことで、長い休符のあとの一言が強く印象に残ったり、予想したのとは違う言葉が現れて突然心をつかまれたり、ということがあり、読むのと聞くのとでは、だいぶ勝手が違うな、と感じました。
「そうなんですよ。詩に曲をつける、ということは、そのもともとの詩が全く別なものになることでもあるので、責任が伴うことなんです。」
―音楽によって強調される言葉が出てくると、ひとつの解釈をそこに与えることにもなりますよね。
「まさにそうですね。なので、よっぽど注意して、曲をつくらなければならないです。」
―その、詩と音楽、というまったく違う表現を選んでいらっしゃる俊太郎さんと賢作さんのなかで、なにか根底に流れている共通したもの、というのはあるのでしょうか。
「うーん(すこし考え込まれて)…笑うことと、泣くこと、ですね。人間は、このふたつができれば、大丈夫、だと思うんです。このこと(こう思っていること)は、俊太郎もぼくも、一緒ですね。共通しています。」
―…なんとも深いですね…言われてみると、わかるような気がします…大人にも子供にも共通していますし、もう本当に悲しいときというのは、涙さえでなくなる、ということもありますね…。
「うん、そうですね。舞台に出るときなんかも、子供たちの姿が最前列に見えた時には、『おなら』の詩なんかを最初に選んで、まず笑わせる。だと、子供たちが喜んで笑う。そうしたら、そこからはもう大丈夫、という感じですね、まず、会場の空気をつかんで。」
―なるほど…まだ、お話を伺っていたいのですが、そろそろお時間となりました。俊太郎さんと賢作さんが作品を通して一番伝えたいメッセージ、について最後に教えていただきたいのですが…。
「うーん、メッセージ、というのが…、今は求められすぎている、と思うんですよ…。大事なこと、というのは、もっとそうじゃない、もやもやとして訳のわからないところにあるんじゃないかな、と思うんですよ。そこをうまくなかなか伝えられないんですけど…」
・・・・
最後の一言に、こちらもはっとさせられながら、インタビューは終わりとなりました。ピアノで奏でる音楽に言葉は必要ありませんが、そのピアノを演奏する賢作さんの内側の言葉や深い考え方が伺えた、貴重な時間でした。
その後タクシーに乗られる際に、米沢のみなさんへ、なにか…と尋ねたところ「…米沢は文化度の高いところだからなぁ…、勝負しましょう。」と挑戦的に(?)言い残していかれました。みなさん、この勝負、受けて立たなければいけません!とはいえ、決闘ではありませんので、ぜひ、そんな賢作さんの人柄とピアノと、俊太郎さんに会いにいらしてください!
多くの人にとって「谷川俊太郎」という詩人は“敬愛の対象”であり、“先生”であるところを、賢作さんは息子の立場から「僕だけが俊太郎を“いじる”ことができるんですよね。」と言われました。確かにCD『家族の肖像』をはじめとしたお二人のコラボレーション作品は、詩人とピアニストが親子でなければ、生まれなかった作品だということを、あらためて思い出しました。当日は書籍やCDの販売も予定しています。また、7/5付山形新聞夕刊にも、インタビューの模様が掲載されました。合わせてご覧ください!
■公演情報
「谷川俊太郎・谷川賢作 語られる音と奏でられる言葉」
7/8(火)18:00開場 18:30開演
全席指定 一般2,500円 学生1,000円(当日券500円増)※未就学児はご遠慮ください
お問合せ・チケット予約:伝国の杜0238-26-2666
※前日までお電話いただけましたら、前売料金で予約を承ります。当日は朝から電話予約・窓口とも当日料金となりますのでご注意ください。
2008.07.04:denkoku:[ホール情報]