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上杉文華館 直江兼続の生涯~米沢の兼続~

  • 上杉文華館 直江兼続の生涯~米沢の兼続~
国宝上杉本洛中洛外図屏風原本展示は10月26日(日)を持って終了しました。今年度の展示は終了となります。来年度の原本展示については決まり次第お伝えします。

 特別展示室では、現在上杉文華館「直江兼続の生涯」を開催しております。今回のテーマは「米沢の兼続」兼続に対する評価の一つに米沢の城下町の基礎を築いた人物という評価があります。上杉家にとって米沢藩領国支配の基礎となる城下町建設は大きな課題の一つで、兼続はその課題に中心人物として取り組みます。兼続の城下町づくりに関する史料をもとに、「上杉の城下町米沢」の基礎が築かれていった様子を紹介します。

 今週末の11月8日(土)には上記内容を学芸員が解説する「直江トーク」を開催します。
こちらにもご期待ください。

 来年1月24日(土)からはいよいよ大河ドラマ「天地人」関連事業「天地人博2009」を開催します。それまでの直江兼続についての事前学習を兼ねてぜひ展示を見にいらして下さい。

展示期間 ~11月30日
料金 一般400円(320円) 高大生200円(140円) 小中生100円(60円)
   ※()内は20名様以上の団体料金
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001

お知らせ
12月1日~25日の期間は常設展のみとなりますが、「天地人博2009」設営のため、上杉文華館(国宝「上杉本洛中洛外図屏風」(複製)・国宝上杉家文書の展示)はご覧いただけません。
2008.11.05:denkoku:[博物館情報]

特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」&東彩子バイオリンコンサート 

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」&東彩子バイオリンコンサート 
米沢市上杉博物館で好評開催中の、特別展「没後50周年 愛情の画家 椿貞雄」。いよいよ後期展示に入りました。展示作品は前期と作品大分入れ替わっております。今回紹介するのは、展示チラシにも載っている「彩子とミモザ」(山形美術館寄託)という作品です。

彩子とは椿の孫に当たる東彩子氏のことです。初孫である彩子氏を可愛がる椿の様子は、まさに目に入れても痛くないようだったと言われています。彩子氏を描いた作品はいくつか残されていますが、いずれも椿の優しい眼差しに満ちています。この作品に描かれている花、ミモザはアカシアの仲間で、椿とミモザをあしらった華やかな挿花に負けない、彩子氏の溌剌とした生命感がこの作品の印象を決定づけていると言えます。

東彩子氏は現在バイオリニストとして御活躍されております。祖父椿貞雄の故郷米沢で、そのバイオリンを聞かせてくださいます。

本日10月31日(金)伝国の杜・置賜文化ホールにて『東彩子ヴァイオリン・コンサート~没後50年 愛情の画家 椿貞雄展」によせて~』を開催いたします。
東氏が藤井一興氏のピアノとともにバッハ・ブラームス・ベートーベンの楽曲を演奏して下さいます。芸術の秋・秋の夜長にふさわしいコンサート。当日券もございますのでお気軽にお越しください。

開場18:30 開演19:00 当日券 一般2500円 高大生2000円 小中学生1500円
※未就学児はご遠慮下さい 
問い合わせ 0238-26-2666(伝国の杜)

展覧会情報
会期:~11月30日(日)
休館日:11月26日
入館料: 〔後期単独〕一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔前・後期共通〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金

また、11月3日(月・祝)には村山鎮雄先生(元茅ヶ崎美術館館長)をお迎えして、講演会「椿貞雄とその周辺」を開催いたします。どなたも自由にお聞きいただけます。多くの方からのご参加お待ちいたしております。

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2008.10.31:denkoku:[博物館情報]

特別展示「直江兼続の生涯」

  • 特別展示「直江兼続の生涯」
直江兼続の人生を関連資料とともに紹介する「直江兼続の生涯」。現在は10月28日(火)まで、特別展示として国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本特別展示室にて「幕府と兼続②~ネットワーク」、というテーマで開催しております。

 江戸時代、全国の諸大名にとって幕府との関係を以下に良好なものにするかが不可欠な課題でした。米沢藩上杉家において、直江兼続は執政としてその中心的役割を担っていきます。その中で上杉家・そして兼続は幕府の重臣・本多正信と深い関係を築いていきます。
 
今回は直江兼続とその2人の子(本多正信の子で、直江兼続の養子となった本多政重〔直江勝吉〕・兼続の実子直江景明)の関連資料を中心に、直江家と本多家との関係を紹介しております。

今週末10月11日には「直江トーク」(担当学芸員による解説)、を開催いたします。

なお10月26日(日)まで、国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本特別展示室にて開催しております。
御来館心よりお待ちいたしております。
 

会期 ~10月28日(火)(27日(月)からは、同展示室にて上杉文華館としての展示になります。国宝「上杉本洛中洛外図屏風」は複製の展示になります)
休館日 10月22日(水)
入館料 一般200円 高大生100円 小中生50円
コレクショントーク
 10月 11日(土)14:00~
解説 当館学芸員 阿部哲人
コレクショントークは特別展示室内での開催となりますので、お聞きいただくには特別展示室入館券が必要になります。
2008.10.08:denkoku:[博物館情報]

特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」~椿貞雄と岸田劉生2 

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」~椿貞雄と岸田劉生2 
米沢市上杉博物館にて好評開催中の、特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」

画像は展示中の「赤土の山」(個人蔵)という作品です。本展のポスターにも使われており、すでにお知りの方もいらっしゃると思います。

本作品は1915年(大正4年)に制作されました。この年「現代の美術社主催第1回美術展覧会」(草土社第1回展)に劉生が出品した作品にも、同じように当時の代々木の赤土風景を描いたものが見られ、椿はこの時期劉生の写生に常に同行し、画架を並べていたことが、椿本人の証言によっても判明しています。劉生の技術を一つも見落とすことなく身につけようとしていた、椿の姿勢をうかがうことができる作品です。

劉生と椿、両者の子弟関係が深まっていったことを表す作品といえます。

今週末もご来館お待ちいたしております。

会期:〔前期〕~10月26日(日)
   〔後期〕10月29日(水)~11月30日(日)
休館日:10月22・27・28日 11月26日
入館料: 〔前・後期単独〕一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔前・後期共通〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金

ギャラリートーク
 「椿貞雄と油彩画」
 10月18日(土)14:00~
 「愛情の画家椿貞雄」
 11月22日(土)14:00~ 
解説 当館主任学芸員 花田美穂
 ※全日程とも、企画展示室内での開催となるため、お聞きいただくには特別展入館券が必要になります。
 
問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2008.10.08:denkoku:[博物館情報]

特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」 ~椿貞雄と岸田劉生~

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」 ~椿貞雄と岸田劉生~
米沢市上杉博物館にて、特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」好評開催中です。

画像は「落日(代々木付近)」(山形美術館蔵)という作品です。

この絵は1914年(大正3年)9月、椿が初めて描いた油彩画であるといわれております。太陽の描き方からゴッホの影響を伺わせます。
岸田劉生も椿に出会う数か月前、よく似た畑の風景画を描いていたそうです。後に劉生と椿は師弟関係となりますが、この作品はまさに人と人との「縁」を感じさせると言えるのではないでしょうか。

本展では椿貞雄が岸田劉生と交わした書簡もいくつか紹介しております。山形県における近代絵画の先駆者となる椿貞雄の画業を紹介する本展。ぜひご覧ください。

会期:〔前期〕~10月26日(日)
   〔後期〕10月29日(水)~11月30日(日)
休館日:10月22・27・28日 11月26日
入館料:
〔前・後期単独〕一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
        小・中学生 200円(160円)
〔前・後期共通〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)小・中学生250円(200円)
           ※( )内は20名以上の団体料金


ギャラリートーク
 「椿貞雄と油彩画」
 10月18日(土)14:00~
 「愛情の画家椿貞雄」
 11月22日(土)14:00~ 
解説 当館主任学芸員 花田美穂
 ※全日程とも、企画展示室内での開催となるため、お聞きいただくには特別展入館券が必要になります。
 
問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2008.10.05:denkoku:[博物館情報]