20日の日曜日、山響特別演奏会「アマデウスへの旅」が開催されました。
今回は、前半が「交響曲第21番イ長調」、後半がかの有名な歌劇「魔笛」(ハイライト版・演奏会形式)です。
当日は、あれほど悩まされた雪が嘘のような快晴に恵まれ、会場にはたくさんのお客様が来て下さいました(*^▽^*)。
まずは指揮者・飯森範親さんのプレトークから始まり、交響曲第21番が華々しく演奏されました。山響の女性楽団員のみなさんは、アマデウス演奏会の際には、いつも色とりどりのドレスを着て演奏されます。そのために、いつものホールもどこか異国の舞踏会のような華やかさで包まれました。
モーツァルトが16歳のときに作曲されたこの交響曲は、その年齢から想像される少年らしさとは裏腹に、どこか官能的に(?!)さえ聴こえる、感情の幅のふくよかな曲。といったことも、飯森さんがプレトークでお話ししてくださったので、聴きながら「ナルホド」と思われた方もいらしたのではないでしょうか。
休憩をはさんで、後半は「魔笛」。
今回は、通常のオペラ公演とは異なり、舞台装置などの演劇上の演出をせず、舞台上でオーケストラとソリストが演奏する「演奏会形式」による上演でした。
各シーンで飯森さんのナレーションが入り、どんな場面でこのアリアが歌われるのかを、想像しながら聴くことができ、各キャストも活き活きとした歌声を披露して下さいました。
やはり圧巻は、「夜の女王のアリア」!超高音域で声を転がすようなあの難曲を歌い上げる安井陽子さんは素晴しい存在感でした。まさに超絶技巧・・!
安井さんのアリア直後の会場は、水を打ったように静まり、その後物凄い拍手・拍手・拍手!
お客様全員が感激に胸を打たれた瞬間でした。
誠実で勇敢なタミーノ、可憐なパミーナ、コミカルなパパゲーノ、威厳溢れるザラストロ。
舞台装置はないけれど、その情景が誰の目にも自然と浮かび上がるような、それは見事な歌声と演技。
改めて、オペラとは何と豊かなものだろうと感じさせてくれました。
内容の濃い2時間はあっという間で、終演後もお客様の興奮は冷めやらず。
飯森さんは、新幹線の時間までのわずかな時間も惜しまず、CD購入のお客様ひとりひとりにサインをして下さいました。
パワフルな演奏の他、こういったきめ細やかなサービス精神が飯森さんの凄いところでもありますね♪(。^人^。)。
小学生から80代の方まで、遠くは富山(!)から来て下さった方もいらしたようで、皆様本当に有難うございました。
今回のアンケートは、「本物のオペラが見てみたくなった」「勉強になりました」「もっと知りたくなった」など、特に70代、80代の方から、熱いメッセージがたくさん寄せられました。皆さんの旺盛な好奇心は、私達スタッフにとってもとても励みになります。
山形のクラシックファン・オペラファンが、これでまた増えてくれればと思います。音楽は本当に幅広く奥深いものですね:*::*:・。
飯森さん、山響さん、これからもお体に気をつけて沢山の方に感動を届けて下さい!
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+:。山響「アマデウスへの旅」無事終了いたしました!+:。
2011.02.22:denkoku:[ホール情報]
★大口純一郎氏ライブ情報★
皆さんは、昨年の伝国の杜ホール事業「屏風ライブシリーズ」を覚えていらっしゃいま
すか?
2010年3月14日に初演された『国宝「上杉本洛中洛外図屏風」を聴く』に出演された
鈴木広志グループの4人と、先日の「音の絵本」コンサートでも御馴染みの作曲家・
大場陽子氏により構成された公演の後、昨年5月からそれぞれが自身のユニットを
率いて再登場、3月に演奏した曲を新たに編曲・再演したものが「屏風ライブシリーズ」
です。
その時の第1弾、5月19日「JAZZ LIVE on 洛中洛外図屏風」にて、素晴しい演奏を
披露して下さったジャズピアニストの大口純一郎氏(リーダー・大口俊輔さんのお父様
でもあります)が、来月からトリオライブツアーで仙台・山形・盛岡にやって来られますよ
(^▽^*ノ)ノ♪!
大口純一郎氏HP:http://www.jun-ohkuchi.com/
昨年12/1に米木康志(b) 原大力(ds)両氏を迎え、その実力を遺憾なく発揮した話題作
トリオCD “Tarde”(Jazz JAPAN vol.4 にCDについての記事が掲載されていますよ!)
が発売されたばかりの大口氏。
昨年10月に米沢他でピアノソロライブをされて以来、5ヶ月ぶりの東北ライブです!
前回の米沢ライブは、10月7日(木)に成島の黄色いお店「パウゼ」でありました。
どこからともなく現れた米沢のジャズファンの皆さんは、大口氏の奏でる美しい旋律に、
それはもううっとり。ビール片手に幸せそうに聴き入っているおじさんや、目を閉じて
深く自分の中に浸る若い女性、年齢も性別も関係なく、そこにはジャズをこよなく愛す
る人たちの独自の空間がありました。
いや~、良かった+:。(´∀`)゚.+:。・・。
あの至福の時が再び。
前回とはまた違うピアノトリオのダイナミズムを全身で体感できるのではないでしょうか!
下記のお店で開催されますので、是非足を運んで下さい!
3/4(金) 仙台 Jazz Me Blues
前売4000円 当日4500円
開場18:30 開演19:00
予約・お問い合わせ:0223(98)6088
3/5(土) 山形 Noisy Duck
☆大口純一郎(p)☆米木康志(b)☆原大力(dr)
美味!タイムセンス!大口純一郎TRIO
前売3900円 当日4500円
開場18:30 開演19:30
予約・お問い合わせ:0236(33)6506
3/6(日)盛岡 Speak Low
前売4000円 当日4500円
開場19:00 開演20:00
予約・お問い合わせ:019(654)9227
☆いずれも1ドリンク付きです。
すか?
2010年3月14日に初演された『国宝「上杉本洛中洛外図屏風」を聴く』に出演された
鈴木広志グループの4人と、先日の「音の絵本」コンサートでも御馴染みの作曲家・
大場陽子氏により構成された公演の後、昨年5月からそれぞれが自身のユニットを
率いて再登場、3月に演奏した曲を新たに編曲・再演したものが「屏風ライブシリーズ」
です。
その時の第1弾、5月19日「JAZZ LIVE on 洛中洛外図屏風」にて、素晴しい演奏を
披露して下さったジャズピアニストの大口純一郎氏(リーダー・大口俊輔さんのお父様
でもあります)が、来月からトリオライブツアーで仙台・山形・盛岡にやって来られますよ
(^▽^*ノ)ノ♪!
大口純一郎氏HP:http://www.jun-ohkuchi.com/
昨年12/1に米木康志(b) 原大力(ds)両氏を迎え、その実力を遺憾なく発揮した話題作
トリオCD “Tarde”(Jazz JAPAN vol.4 にCDについての記事が掲載されていますよ!)
が発売されたばかりの大口氏。
昨年10月に米沢他でピアノソロライブをされて以来、5ヶ月ぶりの東北ライブです!
前回の米沢ライブは、10月7日(木)に成島の黄色いお店「パウゼ」でありました。
どこからともなく現れた米沢のジャズファンの皆さんは、大口氏の奏でる美しい旋律に、
それはもううっとり。ビール片手に幸せそうに聴き入っているおじさんや、目を閉じて
深く自分の中に浸る若い女性、年齢も性別も関係なく、そこにはジャズをこよなく愛す
る人たちの独自の空間がありました。
いや~、良かった+:。(´∀`)゚.+:。・・。
あの至福の時が再び。
前回とはまた違うピアノトリオのダイナミズムを全身で体感できるのではないでしょうか!
下記のお店で開催されますので、是非足を運んで下さい!
3/4(金) 仙台 Jazz Me Blues
前売4000円 当日4500円
開場18:30 開演19:00
予約・お問い合わせ:0223(98)6088
3/5(土) 山形 Noisy Duck
☆大口純一郎(p)☆米木康志(b)☆原大力(dr)
美味!タイムセンス!大口純一郎TRIO
前売3900円 当日4500円
開場18:30 開演19:30
予約・お問い合わせ:0236(33)6506
3/6(日)盛岡 Speak Low
前売4000円 当日4500円
開場19:00 開演20:00
予約・お問い合わせ:019(654)9227
☆いずれも1ドリンク付きです。
2011.02.18:denkoku:[ホール情報]
山響「アマデウスへの旅」自由席完売です!
いよいよあと3日と迫りました飯森&山響「アマデウスへの旅」。
チケットは現在、おかげ様で自由席は完売しました(*^▽^*)!!
指定席は、端の方のお席ならまだ余裕がございます。
豪華出演陣による華麗なステージを、ぜひこの機会にご堪能下さい!
山形交響楽団特別演奏会
飯森&山響「アマデウスへの旅」米沢演奏会
2/20(日) 15:30開場 16:00開演※15:50からプレトークあり
入場料:指定席 4,000円 (当日500円増)
出演:飯森範親(指揮)、山形交響楽団(管弦楽)、安井陽子(夜の女王)、
吉原圭子(パミーナ)、高野二郎(タミーノ)、山響アマデウスコア、
山形オペラ協会
プログラム:モーツァルト「交響曲第21番 イ長調」、歌劇「魔笛」(ハイライト、演奏会形式)
2011.02.17:denkoku:[ホール情報]
コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅳ 助けて下さい -書状に託された希望-
『美術の見方案内所』は2月6日(日)で終了いたしました。
今回の展示をきっかけに美術に興味を持って頂けたら幸いです♪
2月11日(金・祝)から『コレクション展 国宝上杉家文書の世界Ⅳ 助けて下さい -書状に託された希望-』を開催中!!
この展覧会は、当館に所蔵される国宝「上杉家文書」から、戦争などにおける非常事態や、自らの権利が脅かされるような危機的状況において記された文書を展示します。
画像は『長尾顕景書状』です。
北条か、上杉か、態度を保留していた長尾為景は、大永六、七年ごろに上杉方につきました。これによって北条氏と結んでいた惣社の長尾顕景は窮地に追い込まれ、為景に意見を求めながら、旧主山内上杉家への復帰を求めていました。しかしその最中に上杉家臣の長野左衛門大夫らは顕景を討つ計画を立てていました。事前に察知した顕景は、裏切った福像主を殺害、証拠となる文書を手に入れ、滅亡の難を逃れますが、惣社城攻撃の危機は続いていました。このような状況で顕影はこの書状を送り、為景に上杉氏家臣への復帰工作の推進、援軍として足軽の派遣を要望しています。この中で顕影は、為景を頼るしかなく、必死に為景にすがる姿勢が示されています。(展示解説より)
『コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅳ 助けて下さい -書状に託された希望-』
観覧料:一般200(160)円・高大生100(80)円・小中生50(40)円 *( )内20名以上の団体料金
休館日:毎週月曜日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
☆ギャラリートーク☆
2月26日(土)・3月13日(日)
各14:00~ 当館学芸員 ※企画展示室観覧料が必要です。
3月13日(日)まで展示しております。今回は見渡す限り「文書!文書!文書ーーっ!」な展示になっております。□□□□□ズラーッ Σ(‘艸‘*+$)゜
国宝の上杉家文書を存分にご覧いただける機会ですのでをぜひぜひ見にいらしてください!
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
今回の展示をきっかけに美術に興味を持って頂けたら幸いです♪
2月11日(金・祝)から『コレクション展 国宝上杉家文書の世界Ⅳ 助けて下さい -書状に託された希望-』を開催中!!
この展覧会は、当館に所蔵される国宝「上杉家文書」から、戦争などにおける非常事態や、自らの権利が脅かされるような危機的状況において記された文書を展示します。
画像は『長尾顕景書状』です。
北条か、上杉か、態度を保留していた長尾為景は、大永六、七年ごろに上杉方につきました。これによって北条氏と結んでいた惣社の長尾顕景は窮地に追い込まれ、為景に意見を求めながら、旧主山内上杉家への復帰を求めていました。しかしその最中に上杉家臣の長野左衛門大夫らは顕景を討つ計画を立てていました。事前に察知した顕景は、裏切った福像主を殺害、証拠となる文書を手に入れ、滅亡の難を逃れますが、惣社城攻撃の危機は続いていました。このような状況で顕影はこの書状を送り、為景に上杉氏家臣への復帰工作の推進、援軍として足軽の派遣を要望しています。この中で顕影は、為景を頼るしかなく、必死に為景にすがる姿勢が示されています。(展示解説より)
『コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅳ 助けて下さい -書状に託された希望-』
観覧料:一般200(160)円・高大生100(80)円・小中生50(40)円 *( )内20名以上の団体料金
休館日:毎週月曜日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
☆ギャラリートーク☆
2月26日(土)・3月13日(日)
各14:00~ 当館学芸員 ※企画展示室観覧料が必要です。
3月13日(日)まで展示しております。今回は見渡す限り「文書!文書!文書ーーっ!」な展示になっております。□□□□□ズラーッ Σ(‘艸‘*+$)゜
国宝の上杉家文書を存分にご覧いただける機会ですのでをぜひぜひ見にいらしてください!
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2011.02.14:denkoku:[博物館情報]
♪「音の絵本」コンサート終了しました♪
先日の5日(土)・6日(日)の2日間、
「音の絵本」コンサート~コレクション展「美術の見方案内所」によせて~
が行われました。
展示室内の作品の傍らに、それぞれ子供達が頭の中のイメージを表現してくれた絵と言葉
を展示し、
今回はいつものホールとは違って、会場は博物館の企画展示室内ということで、普段なか
なかお目にかかれないデザイナーズチェアもいくつか配置した会場作りとなりました。
両日とも、ワークショップに参加してくれた子供達がオープニングにも登場!
入り口からそれぞれの描いてくれた作品の側に立って、鈴やトライアングルなど思い思い
の楽器をリレー形式で鳴らしていくところからコンサートは始まりました。
子供たちの作品を元に、作曲家・大場陽子さんによって作り出された曲は、全部で16曲。
演奏はオーボエ・クラリネット・サックス・ピアノで編成された「音の絵本」四重奏団。
そして詩の朗読は、県内で活躍する“劇団ぬ~ぼ~”の樋口陽子さんです。
左:オーボエ 四戸俊彰さん 右:クラリネット 樋口進一さん
左:アルト&バリトンサックス 神尾健作さん 右:朗読 劇団ぬ~ぼ~ 樋口陽子さん
(ピアノ奏者については、都合によりご紹介できませんがご了承ください。)
どの曲も幻想的で美しく、かつ意外性に富んだ、それは素晴しい曲ばかり・・・。
お客様は皆、お気に入りの椅子に座り、美術品を見ながら音楽を楽しむ、という、何と
も贅沢(?)な時間を楽しんで下さったようです。
そして参加してくれた子供達は、自分の曲を聴きながら指揮棒を振る真似(^m^)をしたり、
椅子で遊んだりと、ものすごく楽しそうでした。
ご家族の皆さんも、嬉しそうに聴き入って下さり、会場は穏やかで暖かいムードに包まれ
ました。このコンサートができたのも、彼らご家族が積極的に参加してくださったおかげ。
改めて感謝申し上げます+:。(´∀`)゚.+:。。
そして出演者・大場さん、長い期間頑張って下さり本当にありがとうございました!
たくさんの人によって出来上がった「音の絵本」コンサート、いつまでもみんなの心に
残りますように(^ω^)...。oо○。
「音の絵本」コンサート~コレクション展「美術の見方案内所」によせて~
が行われました。
展示室内の作品の傍らに、それぞれ子供達が頭の中のイメージを表現してくれた絵と言葉
を展示し、
今回はいつものホールとは違って、会場は博物館の企画展示室内ということで、普段なか
なかお目にかかれないデザイナーズチェアもいくつか配置した会場作りとなりました。
両日とも、ワークショップに参加してくれた子供達がオープニングにも登場!
入り口からそれぞれの描いてくれた作品の側に立って、鈴やトライアングルなど思い思い
の楽器をリレー形式で鳴らしていくところからコンサートは始まりました。
子供たちの作品を元に、作曲家・大場陽子さんによって作り出された曲は、全部で16曲。
演奏はオーボエ・クラリネット・サックス・ピアノで編成された「音の絵本」四重奏団。
そして詩の朗読は、県内で活躍する“劇団ぬ~ぼ~”の樋口陽子さんです。
左:オーボエ 四戸俊彰さん 右:クラリネット 樋口進一さん
左:アルト&バリトンサックス 神尾健作さん 右:朗読 劇団ぬ~ぼ~ 樋口陽子さん
(ピアノ奏者については、都合によりご紹介できませんがご了承ください。)
どの曲も幻想的で美しく、かつ意外性に富んだ、それは素晴しい曲ばかり・・・。
お客様は皆、お気に入りの椅子に座り、美術品を見ながら音楽を楽しむ、という、何と
も贅沢(?)な時間を楽しんで下さったようです。
そして参加してくれた子供達は、自分の曲を聴きながら指揮棒を振る真似(^m^)をしたり、
椅子で遊んだりと、ものすごく楽しそうでした。
ご家族の皆さんも、嬉しそうに聴き入って下さり、会場は穏やかで暖かいムードに包まれ
ました。このコンサートができたのも、彼らご家族が積極的に参加してくださったおかげ。
改めて感謝申し上げます+:。(´∀`)゚.+:。。
そして出演者・大場さん、長い期間頑張って下さり本当にありがとうございました!
たくさんの人によって出来上がった「音の絵本」コンサート、いつまでもみんなの心に
残りますように(^ω^)...。oо○。
2011.02.08:denkoku:[ホール情報]