HOME > 記事一覧

常設展示室 上杉文華館《 師に学ぶ 》

上杉文華館  「 師に学ぶ 」

【展示期間】:平成26年5月29(木)~6月29日(木)まで。

今回の上杉文華館は上杉鷹山の先生にスポットをあてた展示です。

 

鷹山は生涯を通じて多くの優れた師に学びました。尾張生まれの細井平洲が有名ですが、

下総佐倉藩の渋井太室や、長門萩藩の滝鶴台、平洲の弟子で筑後久留米藩の樺島石梁

など、多くの儒者から教えを受けています。

鷹山が師から学んだ内容は、単に儒教の教えにとどまらず、藩の法令や教育、農政など

実際の政治にも深くかかわるものでした。


(資料写真) 細井平洲「感懐七首(かんかいしちしゅ)」

江戸時代 (天明八年・一七八八頃)

一八・四×三一四・〇

米沢市上杉博物館

一部抜粋して掲載しております。

 

【解説】

鷹山の師の一人・細井平洲が、還暦(六〇歳)を過ぎて自身の人生の要点を詠んだ、七言律詩の

漢詩七首です。恐らく鷹山に贈ったものと考えられます。漢詩の末尾に付された歌の説明文は、

平洲の簡単な自伝にもなっています。

鷹山は文化六年(一八〇九)、平洲の遺稿集『嚶鳴館遺稿』を刊行しました。同書には、この漢詩

は「感懐八首」と題し、十歳で故郷を出た際の一首を追加して収録されています。

これらは『嚶鳴館遺稿注釈 初編』に全文が現代語訳、注釈付きで収められています。

こちらの図書は、当館情報ライブラリーでもご覧いただけます。

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。 *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。

6月14日(土)から8月1日(金)まで、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」の原本を展示致します。

今年度、最後の展示となりますのでお見逃しなく(^o^

スタッフ一同、ご来館お待ちしています

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。

 

次回、展示予定

《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 改革は家老とともに 」

【展示期間】:平成26年6月27(金)~7月24日(木)

【コレクショントーク(常設展示室解説)】:7月12日(土)14:00~

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238268001まで

2014.06.01:denkoku:[博物館情報]

Entrance JAZZ Night チケット絶賛販売中です!!(残り2週間)

  • Entrance JAZZ Night チケット絶賛販売中です!!(残り2週間)
  • Entrance JAZZ Night チケット絶賛販売中です!!(残り2週間)
  • Entrance JAZZ Night チケット絶賛販売中です!!(残り2週間)

5月もすっかり下旬になりました。暖かい日差しや恵みの雨など、春の陽気で伝国の杜のパンジー達も元気に花を咲かせています。

少しずつ暑くなってきていますが、伝国の杜では夏より一足先に熱いコンサートを行います。

その名もEntrance Jazz Night!!

6月6日(金) 18:30開場 19:00開演

会場は、伝国の杜 エントランスホール。

普段は立派な能舞台が設置されている場所で能舞台の代わりにスタインウェイのピアノを置き、美しいピアノの音色を聞きながらドリンク、デザートをいただけるプログラムとなっております。

出演者は着物姿がトレードマークのジャズヴォーカリストの水上まりさんと、仙台在住のジャズピアニストの大村武司さん。

艶やかな着物姿の水上さんが歌う曲目は「サマー・タイム」、「アメージンググレイス」などのジャズの名曲の数々、また、当日は渡されたリストの中からリクエストをすることもできます。

 

現在、チケットは伝国の杜で絶賛発売中です。(℡0238-26-2666)

先着150名様まで 1ドリンク、プチデザートがついて

 2,000円(当日 2,500円)

また、当日は是非、着物か浴衣でお越しください。

着物か浴衣でご来場のお客様にはドリンク2杯目が割引となります!!

 

当日が楽しい時間となりますよう、伝国の杜スタッフ一同皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております!!

2014.05.21:denkoku:[ホール情報]

特別展「上杉家伝来絵図」好評開催中

平成26年 4月19日(土)より始まりました特別展「上杉家伝来絵図」はおかげさまでたくさんの

お客様にご来場頂いております。6月8日(日)まで残すところ約三週間となりました。

ぜひお越しください・:*:・(*´ω`*)・* .:・。

 

本展覧会は安土桃山時代から江戸時代にかけて、上杉家ではさまざまな理由からたくさんの

絵図が作られ、現在に伝わっています。その中から代表的な絵図を、制作された時代背景を

明らかにしながらご紹介しております。

 

 

さて、今回ご紹介するのは『城下絵図』です。

 

城下絵図は、家臣の名前が逐一書きこまれ、その屋敷地を把握するために制作されました。

幕府の命令の他、藩の事情によって作成されていました。

                

上杉の城下町が描かれている「御城下絵図」は、従来、承応二年(1653)のものと見られてきまし

たが、三の丸に書き込まれている住人名から享保十年(1725)の絵図であることが分かりました。

この年、米沢に派遣された幕府の国目付の命令によって制作された絵図と考えられています。

今と比べると上杉神社の周りも随分と変わりました。もしかしたら、ご先祖様が住んでいたかもし

れません。探してみてください(^o^)/

 

また、ミュージアムショップにて『文化八年米沢御城下絵図』を販売中!!今と昔をくらべながら

上杉の城下町を歩いてみてはいかがですか(o´ω`o)

                                              

いずれもこの機会をお見逃しなくご覧いただければと思いますm( _ _ )m

 

 

 

【 特別展「上杉家伝来絵図」 】

 

会期:平成26年 4月19日(土)~ 6月 8日(日)

 

休館日:5月28日(水)

 

【 料 金 】

種別 特別展
一般 620円(490円)
高・大学生 400円(320円)
小・中学生 250円(200円)

( )は20名以上の団体料金  常設展示室と一体型料金

 

【 ギャラリートーク 】

日時:

4月19日(土) 終了致しました。

5月17日(土)  終了致しました。

5月31日(土)

時間:14:00~15:00

 

場所:企画展示室内

 

特別展入場券が必要です。

 

【 お知らせ 】

5月18日(日)は「国際博物館の日」で、すべての方に無料で観覧いただけます。

この機会にぜひご覧ください。

 

当日に総合案内・チケット窓口でお申し出ください。

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

2014.05.14:denkoku:[博物館情報]

常設展示室 上杉文華館《 二人の父、秋月種美と上杉重定 》

上杉文華館  「二人の父、秋月種美と上杉重定」

【展示期間】:平成26年5月1(木)~5月27日(火)まで。

今回の上杉文華館は上杉鷹山の二人の父、秋月種美と上杉重定にスポットをあてた展示です。

 

 秋月種美(あきづき たねみつ)

秋月種美は高鍋藩第6代藩主で、鷹山の実の父です。藩主としては文武の振興に力を入れました。鷹山が上杉家の養子となった後も、実父・種実と書状のやり取りを続け、国宝「上杉家文書」として親子間の書状が複数伝来しています。多くは日常的な挨拶や贈答に関するものですが、鷹山が種美に藩政に関する相談をすることもあったようです。

 

上杉重定(うえすぎしげさだ)

鷹山の養父・上杉重定は5代藩主吉憲の五男として米沢に生まれましたが、兄二人の死により延享3年(1746)、第8代の藩主となりました。重定の治世は藩財政の困窮に対し、森平右衛門の専制を招くなど評価されていません。しかし重臣層が鷹山に改革中断を強訴した「七家騒動」では重臣たちを抑え、若き藩主鷹山の改革を支持しています。

 

 

国宝「上杉家文書」

秋月種美書状

 

 

江戸時代 (安永二年・一七七三)七月二一日          

一七・三×三五・一

米沢市上杉博物館

 

【 解 説 】

秋月種美(鷹山の実父)から、鷹山に宛てた書状です。大臣衆の仕置き(処罰)について承知した、今後の政治向きは御隠居様(鷹山の養父・上杉重定)によく相談するように、と述べています。

内容と時期から、安永二年(一七七三)六月末におこった七家騒動(しちけそうどう)に関する書状と考えられます。七月一日に鷹山は千坂(さちか)ら関係者の処罰を決定、七月半ばには親族などにも事件の結果を文書や使者により報告したようです。本書はそれに対する返答と考えられます。

七家騒動は、改革に取り組む二三歳の青年藩主・上杉鷹山を襲った大事件でした。重臣層によって藩主が隠居させられるような事態も、当時は十分ありえたのです。

本文書によれば、上杉家歴代の重臣を処罰した鷹山は、「残念」な、心苦しい気持ちを種美に伝えたようです。種美は鷹山の処置を支持し、養父・重定によって事件がおさまったことを感謝し、今後は重定に小さな事も相談するよう、鷹山に重ねて助言しています。

 

鷹山の改革を支持する、二人の父の姿がうかがえる史料と言えるでしょう。

 

七家騒動(しちけそうどう)とは…

奉行(家老)千坂(さちか)対馬(つしま)ら米沢藩の重臣七名が改革政治に反対し、竹俣当綱らの退役を鷹山に強訴した事件です。

 

[ 大 意 ]

・書状を読んで、残念に思う。今度、思わぬ事件により上杉家の重臣を厳罰に処したこと、詳しく書状と御使者により承知した。

・ご隠居様(重定)のご配慮もあったようで、良かった。以後は何事も念を入れ、政治についてはご隠居様へ相談するように。

・もはや何事も済んだことなので、ひとまず返事を記した。

(追伸部分)

・上杉家の重臣処罰のことを残念だと思うのは至極もっともだ。しかし今回はそうしなくては政治が立ちいかなかっただろう。

・今後はご隠居様へ何事も相談し取り計らうのが第一である。ご隠居様へしっかりとお礼を伝えて欲しい。

 

 

スタッフ一同、ご来館お待ちしています*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。

 

次回、展示予定

《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 師に学ぶ 」

【展示期間】:平成26年5月29(木)~6月26日(木)

【コレクショントーク(常設展示室解説)】:6月7日(土)14:00~

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238268001まで

 

2014.05.09:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉家伝来絵図」開催中

ただ今、平成26年 4月19日(土)~ 6月 8日(日)まで特別展「上杉家伝来絵図」を

好評開催中です(●´艸`)(●´艸`)

 

本展覧会は安土桃山時代から江戸時代にかけて、上杉家ではさまざまな理由からたくさん

の絵図が作られ、現在に伝わっているその中から代表的な絵図を、制作された時代背景を

明らかにしながらご紹介しております(*ゝωб*)b

 

超巨大絵図をお見逃しなく!

1辺が5m超の巨大な絵図が特別な展示ケースを製作しての公開中ですΣ(`・Д・ノ)ノ

 

重要文化財「越後国頚城郡絵図」、「越後国瀬波郡絵図」を米沢市上杉博物館として初めて展示です。

越後時代、上杉景勝が豊臣秀吉の命令で制作された、他に残存例をみない近世初期の絵図で、全国

的にみても貴重な価値を有します。

それぞれ現在の新潟県上越市東部と柏崎市の一部、村上市と関川村・粟島浦町を対象としています。

 

また、米沢藩において絵図の制作、管理を担当した岩瀬家の史料にも視野を広げ、上杉家・米沢藩の

絵図をめぐる環境についても併せてご紹介しております。

 

いずれもこの機会をお見逃しなくご覧いただければと思います<(_ _*)X(*_ _)>

 

【 特別展「上杉家伝来絵図」 】

会期:平成26年 4月19日(土)~ 6月 8日(日)

休館日:5月28日(水)

 

【 料 金 】

種別 特別展
一般 620円(490円)
高・大学生 400円(320円)
小・中学生 250円(200円)

※( )は20名以上の団体料金  常設展示室と一体型料金

 

【 講演会 】

「越後頸城郡絵図に見る上杉氏権力と在地世界 -村町の軍役と諸役の負担体系-」

日時:5月11日(日) 14:00~16:00

講師:伊藤正義 氏 (鶴見大学文学部文化財学科教授)

場所:伝国の杜 2階大会議室

定員:先着120名

※聴講無料・来聴歓迎です。

 

【 ギャラリートーク 】

日時:

4月19日(土) 終了致しました。

5月17日(土)

5月31日(土)

時間:14:00~15:00

場所:企画展示室内

※特別展入場券が必要です。

 

【 お知らせ 】

5月18日(日)は「国際博物館の日」ですべての方に無料で観覧いただけます。
当日に総合案内・チケット窓口でお申し出ください。

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

 

 

2014.05.06:denkoku:[博物館情報]