コレクション展 本日オープン

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本日2月9日(土)よりオープンの、コレクション展国宝「上杉家文書」の世界Ⅲ~室町時代武家文書のすがた~ の情報をお知らせします。

文書のいろんなカタチ
「上杉家文書」が国宝指定を受けている理由は、そこに記された文字情報の貴重さはもとより、そのやりとりされたままのすがたを今に伝えていることにもあります。そのすがたは大きさやかたち、色合いや感触などの面でさまざまです。それらは文字情報に加えて、あるいはそれとは別にそのやりとりをした人びとのすがたを伝えてくれるさまざまな情報を示しています。
この展覧会では、「上杉家文書」が国宝指定を受けているすがたをありのままにみていただき、文書のすがたや文面の形式から文書に込められた意味を考えていきたいと思います。

読めなくても楽しめる古文書
古文書は読めないと面白くない。そんな声をよく聞きます。でも心配ありません。今回の展示は文書の内容でなく、そのカタチや使われ方に注目していただきたいのです。展示室内は古文書だらけ(この時点でもうウンザリ、と言うかたもいらっしゃると思いますが笑)、でも一つ一つが異なる紙質でまた違う大きさで作られているんです。また室町幕府将軍や幕府№2、幕府を滅ぼしたあの人やその人をついで新たな時代を築いた天下人それぞれが状況に応じて異なる書状を出していることがわかって興味深いものです。
内容を読むことだけが古文書ではありません。古文書に対する難しいイメージを取り払って、ごらん下さい。

なお、学芸員によるギャラリートークも開催します。お聞きいただくと、展示をより楽しくごらんいただけると思います。

展覧会情報
会期 2008年2月9日(土)~3月9日(土)
ギャラリートーク 
2月16日(土) 14:00~15:00
2月23日(日) 14:00~15:00
3月1日(土) 14:00~15:00
3月8日(土) 14:00~15:00
お聞きになるにはコレクション展入場券が必要です。

お問い合わせ 0238-26-8001
2008.02.09:denkoku:[博物館情報]