開催中の特別展「上杉鷹山の生涯」では、本草学者佐藤中陵(平三郎)の資料を公開中。
中陵は江戸の本草学者です。寛政改革に際し、領内の特産品開発のため米沢に招かれました。
中陵の著作「山海庶品」(水戸市立図書館蔵)は巧みな挿絵も見どころです。動物は緻密で少しかわいらしく!
この他、中陵と教えを受けた米沢藩医の子弟の交流を示す漢詩や、干しシイタケの栽培法を伝えた中陵の著作「驚蕈録」を展示中。
「驚蕈録」…蕈=キノコ(シイタケ)の驚くべきすばらしさを伝えた著作。美味しく、保存でき、商品にもなる!水戸、白河、米沢、会津と栽培技術が広めた経緯も分かります。
中陵は後に水戸藩に仕官し、その蔵書や著作は現在水戸市立図書館に所蔵されています。
中陵の年譜は
https://www.library-mito.jp/archive/overview/?id=1
山海庶品の一部は国会図書館デジタルコレクションでも閲覧できます。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1288354
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【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001