開催中の特別展「上杉鷹山の生涯」から、前期展示のうち、注目の資料をご紹介します。
・吉江輔長他二奉行宛 上杉鷹山書状1面
(安永5年・1776)6月13日
米沢興譲館高等学校蔵
細井平洲を米沢に招ける見通しが立ち、大喜びの鷹山が家臣に宛てた書状です(写真は末尾部分)。
「永久の大幸」など、3か所にわたって喜びを伝えています。ちょうど藩校興譲館が完成し、2度目の平洲下向の際です。
「民」の字をモチーフにしたと思われる、鷹山の花押(サイン)も印象的です。
前期は5/16までですので、お見逃しなく。展示資料の多くを前後期で展示替予定です。
所蔵先である米沢興譲館高校は、藩校の名を受け継ぐ県立の名門校です。
史料室には、藩校から旧制中学、現在まで続く貴重な資料が多数展示されています。
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米沢市上杉博物館 0238-26-8001