企画展「138億光年 宇宙の旅」展示紹介⑮

  • 企画展「138億光年 宇宙の旅」展示紹介⑮

渦巻銀河M81。おおぐま座の頭部近くに位置し、天の北極に近いのでほぼ1年中観測できる明るい銀河です。すばる望遠鏡の観測で円盤を取り囲むように淡く広がる「ハロー」と呼ばれる構造が映しだされています。バルジや銀河円盤に比べて密度が圧倒的に低いため、観測が難しものの1つです。

ハッブル宇宙望遠鏡の観測によれば、M81とM82は6億年前に衝突を始め、それが1億年間続いたことがわかっています。M81は初めて回転速度が計測された渦巻銀河でもあり、秒速300kmとされています。それにしても美しい。

「138億光年 宇宙の旅」も残すところあと4日・・・・

2021.03.17:denkoku:[博物館情報]