特別展「米沢藩 医家の系譜 ~堀内家文書を中心に~」がまもなく、9月19日から始まります!
米沢藩では初代藩主上杉景勝、重臣直江兼続以来医学に関心が高く、関連の書籍を収集保管していました。とりわけ、9代藩主上杉鷹山によって寛政5年(1793)に医学校・好生堂が建てられ、医学を積極的に学び、医師養成などに寄与しました。好生堂は文化3年(1806)には藩校興譲館構内に移されました。興譲館の設立とともに優秀な学生の江戸勤学の制度が整い、この制度はやがて医学生にも広げられ、堀内忠明(医家四代)が杉田玄白・大槻玄沢に師事すると医学生の江戸勤学が盛んとなり、藩医の子弟に限らず、自費でも江戸・大坂・京都・長崎といった医学先進地への留学が活発となっていきました。
本展覧会 では堀内家同様医学の発展に貢献した米沢藩の医家について紹介し、江戸時代の医学と米沢藩の実態に迫りたいと思います。是非、足をお運びください!
手足骨節之図(堀内家文書)
また、9月19日(土)には「シーボルトと伊東昇迪」と題した講演会もございます。参加は無料で申込も不要ですのでお気軽に参加していただけます(定員120名)。是非、ご参加ください。
特別展「米沢藩 医家の系譜~堀内家文書を中心に~」
会期
2015(平成27)年 9月19日(土)~11月23日(月・祝)
[前 期] 9月19日(土)~10月18日(日)
[後 期]10月24日(土)~11月23日(月・祝)
展示替:10月19日(月)~10月23日(金)
休館日
9月24日(木)、10月28日(水)
料金
一般620円(490円)
高校・大学生400円(320円)
小・中学生250円(200円)
( )内は20名以上の団体料金
※本展覧会は常設展・企画展一体型での展示です。
上記料金にて通常の常設展示室もご覧いただけます。
講演会(前期)
9月19日(土)14:00~16:00
「シーボルトと伊東昇迪」
講師:織田 毅氏(シーボルト記念館館長)
参加無料、申込不要、定員120名