コレクション展

米沢市上杉博物館では2月23日(土)から企画展示室にて、コレクション展 上杉家文書国宝への道  修復と紙の世界 を開催いたします。
 上杉家文書は旧米沢藩主であった上杉家に伝来した古文書群です。平成元年に上杉家16代当主故上杉隆憲氏から米沢市に寄贈され米沢市立上杉博物館の所蔵となりました。南北朝・室町時代の中世文書を中心に、鎌倉時代から明治時代に至る2018通、4帖、26冊および附、歴代年譜325冊、両掛入文書箱等並赤箪笥3合、2棹は平成13年6月22日、武家文書としては初めて国宝となりました。上杉家文書は、日本の武家文書の機能、様式や形態、紙質等を研究する上で多くの貴重な情報を提供し、武家文書研究の最高峰としての価値を有します。その特徴を反映した修復は古文書群修復の転換ともなりました。上杉家文書の価値と魅力をあらためて知っていただく機会です。また、平成23年度に行った東京大学史料編纂所との共同研究「古文書料紙の物理的手法による調査研究-上杉家文書による戦国期料紙の再検討-」による、最先端の研究成果も公開いたします!!

講演会 
 「上杉家文書の修復」
 講師:国宝修理装潢師連盟技師長 鈴木 裕氏
 日時:3月2日(土)14:00~16:00
 場所:伝国の杜 大会議室
 *入場無料

ギャラリートーク(当館学芸員による展示品解説)
 ①2月23日(土)14:00~15:00 「国宝上杉家文書の魅力」
 ②3月 9日(土)14:00~15:00 「上杉家文書国宝への道」
 ③3月16日(土)14:00~15:00 「国宝上杉家文書-紙の世界-」
 ④3月23日(土)14:00~15:00 「料紙研究の今」
 場所:企画展示室  *コレクション展入館料が必要

『コレクション展 上杉家文書国宝への道 -修復と紙の世界-』
【 期 間 】2月23日(土)~3月31日(日)
【休 館 日】毎週月曜日
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【 料 金 】一般200(160)円 高大生100(80)円 小中生50(40)円 
      ※( )は20名以上の団体料金

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで
2013.02.12:denkoku:[博物館情報]