9月30日で「安部朱美創作人形展 昭和の家族 きずな」は終了いたしました。
夏休み期間でもあり、たくさんの方にご来場いただけました♪
大変ご好評いただき、誠にありがとうございますm(_ _)m
さて、次回は「企画展 美の系譜 国画会にみる山形ゆかりの美術」です。
大正7年(1918)、日本画家の小野竹喬、土田麦僊らが理想的な作品発表の場を求めて結成した美術団体「国画創作協会」を前身とする国画会は、絵画・彫刻・版画・工芸・写真の5部による美術団体として日本最大級公募展(国展)を開催し、1926年(第1回国展相当)以来現在で86回を数えます。国画創作協会発足時から掲げられた「創作の自由」の精神は、多様化が進む現代の美術界にあって多くの支持を得ています。当地ゆかりの作家では、国画会の中心的作家の梅原龍三郎に強く傾倒した洋画家の土田文雄や同郷の画家たちが大正15年(1926)の国画創作協会時代から出品をはじめます。椿貞雄、彫刻家の桜井祐一らも長年国画会に出品し、その系譜に連なる多くの作家たちが作品発表の場としました。また、椿夏子(椿貞雄二女)と芹沢銈介、遠藤賢太郎と須田剋太のような師弟関係に代表されるように、国画会という場にまつわる人間関係、作品への影響も多く見られます。本展覧会では「国画会」というフィルターを通して、近現代の郷土の美術の流れ、中央美術界、作家同士のつながりを一望し、山形の美術の過去と現在を見つめようとするものです。
ギャラリートーク
10月6日(土)14:00~ 企画展示室
当館学芸員の展示解説と山形国展(絵画部)による作品解説
※要企画展入館券
講演会
11月4日(日)14;00~ 伝国の杜2階 第1・2小会議室
入場無料 申込不要(先着90名)
講師 遠藤賢太郎氏(山形大学名誉教授・国画会会員)
演題 「北の大地が育んだ芸術~国展と山形ゆかりの作家達~」
募集制ワークショップ
11月2日(金)19:00~
「ナイトツアー ようこそ夜の博物館へ 楽しむ美術」
*夜の展示室で企画展を楽しく観賞します
対象 どなたでも(中学生以下は保護者同伴) 定員20名程度
参加費 500円 ※申込受付開始 10月2日(火)~
『企画展 美の系譜 国画会にみる山形ゆかりの美術』
【 期 間 】10月6日(土)~11月25日(日)
【休 館 日】10月24日(水)
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【 料 金 】一般400(320)円 高大生300(240)円 小中生200(160)円
お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで
次回企画展情報
2012.10.03:denkoku:[博物館情報]