特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」&東彩子バイオリンコンサート 

  • 特別展「没後50年 愛情の画家 椿貞雄」&東彩子バイオリンコンサート 
米沢市上杉博物館で好評開催中の、特別展「没後50周年 愛情の画家 椿貞雄」。いよいよ後期展示に入りました。展示作品は前期と作品大分入れ替わっております。今回紹介するのは、展示チラシにも載っている「彩子とミモザ」(山形美術館寄託)という作品です。

彩子とは椿の孫に当たる東彩子氏のことです。初孫である彩子氏を可愛がる椿の様子は、まさに目に入れても痛くないようだったと言われています。彩子氏を描いた作品はいくつか残されていますが、いずれも椿の優しい眼差しに満ちています。この作品に描かれている花、ミモザはアカシアの仲間で、椿とミモザをあしらった華やかな挿花に負けない、彩子氏の溌剌とした生命感がこの作品の印象を決定づけていると言えます。

東彩子氏は現在バイオリニストとして御活躍されております。祖父椿貞雄の故郷米沢で、そのバイオリンを聞かせてくださいます。

本日10月31日(金)伝国の杜・置賜文化ホールにて『東彩子ヴァイオリン・コンサート~没後50年 愛情の画家 椿貞雄展」によせて~』を開催いたします。
東氏が藤井一興氏のピアノとともにバッハ・ブラームス・ベートーベンの楽曲を演奏して下さいます。芸術の秋・秋の夜長にふさわしいコンサート。当日券もございますのでお気軽にお越しください。

開場18:30 開演19:00 当日券 一般2500円 高大生2000円 小中学生1500円
※未就学児はご遠慮下さい 
問い合わせ 0238-26-2666(伝国の杜)

展覧会情報
会期:~11月30日(日)
休館日:11月26日
入館料: 〔後期単独〕一般 400円(320円)高・大学生 300円(240円)
            小・中学生 200円(160円)
    〔前・後期共通〕一般 600円(480円)高大生400円(320円)
小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金

また、11月3日(月・祝)には村山鎮雄先生(元茅ヶ崎美術館館長)をお迎えして、講演会「椿貞雄とその周辺」を開催いたします。どなたも自由にお聞きいただけます。多くの方からのご参加お待ちいたしております。

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2008.10.31:denkoku:[博物館情報]