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上杉文華館 「 庶民と触れあう 」

米沢は雪が降りましてホワイトクリスマスの様相です。[^艸^]Merry☆*:;;:*:;;:*☆Christmas[^艸^]

皆様、いかがお過ごしでしょうか。(人´ω`*)

クリスマスケーキ、日本ではなんとなく生クリームのケーキを連想しますが、ドイツではシュト―レン、イタリアではパネットーネとあれ(?(。_。).。o0O?

どれも生クリームとは無縁のケーキという事に今、気づきました。 !!(゚Д゚ノ)ノ

 

 さて、今月も当館の常設展室内上杉文華館で、「 上杉鷹山をめぐる人々 」をテーマに9代藩主上杉鷹山をめぐる様々な人々にスポットをあて藩政改革と鷹山の人物像、当時の武家社会について国宝「上杉家文書」の中から毎月展示資料を入れ替えながらご紹介いたします。

平成26年度、第12シリーズの第10弾

 「庶民と触れあう」

【展示期間】:平成26年12月23日(火)~平成27年1月25日(日)

 江戸時代は身分や格式に厳しかったため、藩主やその一族にとって庶民と関わる機会はごくわずかでした。その貴重な機会として、藩主自ら領内を見てまわる巡覧の際には、善行者や長寿者に会い金品を下賜しています。

 

 今回は、お出かけは庶民と触れ合うチャンス!

国宝「上杉家文書」

上杉斉定巡覧日記(うえすぎなりさだじゅんらんにっき)

江戸時代 (文政一二年・一八二九)

一六・一×七七・六

米沢市上杉博物館

 

米沢藩一一代藩主上杉斉定が、米沢藩領のうち中郡・下長井(現在の米沢市、白鷹町、長井市)の村々を見回った際の日記です。

この巡覧は、鷹狩りを名目に、藩領の境目を確認し、庶民の生活を知り、善行者や高齢者に会うことが目的だ、と記されています。実際、村ごとにこのような庶民と面会し、酒や菓子を与えました。村の状況や道中の景色を書き記し、しばしば寺社仏閣に立ち寄るなど、当時の紀行文としても興味深い資料です。

 

領民の善行奨励は、人口減少や困窮者の増加、治安悪化といった当時の社会問題への対応策でもあったことが指摘されています。

 

*・゜゜・*:.。.☆博物館年末休館について: :*・゜゜・*:.。.☆: :*・゜゜・*:.。.☆:*・゜゜・*:.。.☆

12月26日(金)~31日(水)は年末休館とさせていただきます。

※年始は1月1日(木)から開館いたします。

:*・゜゜・*:.。.☆:*・゜゜・*:.。.☆:*・゜゜・*:.。.☆:*・゜゜・*:.。.☆:*・゜゜・*:.。.☆:*・゜゜・*:.。.☆*・゜゜・*:.。.☆

皆さまのご来館を心よりお待ちしております(人´∀`*.。.*・゚゚・*.。.

 

 

 ◆コレクショントーク 
 平成27年1月 10日(土)14:00~

講師:当館学芸員 佐藤 正三郎

場所:常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

 

次回、展示予定

上杉文華館  《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 商人の力を借りて 」

【展示期間】:平成27年1月27日(火)~2月22日(日)

 

  .。o○.。o○ お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで .。o○.。

 

2014.12.25:denkoku:[博物館情報]

企画展「生誕100年 彫刻家 桜井祐一」

  毎朝、布団から起きるのが厳しくなってきました━(((゚Д゚Д゚Д゚)))
今週末から寒波が到来とか・・・氷点下、ようこそ…。 

 そんな毎日ですが、寒さに負けず、張り切ってブログをご紹介します(9`・ω・)9.+゚*。:゚+!!

 

本日より、

企画展 「 彫刻家  桜井祐一 」  ~木彫・ブロンズの世界~

生命(いのち)の造形 

開催致しました~・*・~☆*:・°★:*:・°~・*

 

  

  

 

        


 桜井祐一の生誕100年を記念し、その主要な作品(木彫・ブロンズを中心に)とともに制作活動の全貌を振り返り、桜井の目指した『生命の造形』を紹介します。

 米沢出身の彫刻家桜井祐一(1914~1981/大正3年~昭和56年)は、17歳から彫刻をはじめ、20歳で日本美術院展覧会(院展)に初入選して頭角を現し、5年後には院友に推挙されます。戦後は、具象彫刻の中心的作家のひとりとして「ネグリジェの女」「あるポーズ」のシリーズで確固たる地位を築き、戦後日本彫刻史の主要な作家となりました。

 また『ミュージアムショップ』にて企画展開催にあわせて公式図録を販売しております。

¥1,994円(税込) 

作品の感動を是非、お持ち帰り下さい~・*・~☆*:・°★:*:・°~・*

 

 ご来館お持ちしております<(_ _*)X(*_ _)>

 

企画展 「 生誕100年 彫刻家  桜井祐一 」  ~木彫・ブロンズの世界~

生命(いのち)の造形 

【 期 間 】2014年12月6日(土)~2015年2月8日(日)
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)

【休館日】毎週月曜日(祝日の場合、翌日) ※年末12月26日(金)~12月31日(水)
【 料 金 】一般410(320)円 高大生300(240)円
小中生200(160)円
※( )は20名以上の団体料金


お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

2014.12.06:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館 「 藩校・興譲館の俊英 」

米沢は今月から毎日、雪が降っています*。☆*.☆ (*・∀-)b

深々と降り積もる真っ白なの世界が幻想的です。(*^▽^*)ゞ

 厄介者にされがちな雪ですが・・・Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll) 雪と連想すると皆さんは何を思い出しますか?ヽ(´∀`)人(´∀`)ノ♪

 

 

 さて、今月も当館の常設展室上杉文華館で、「 上杉鷹山をめぐる人々 」をテーマに9代藩主上杉鷹山をめぐる様々な人々にスポットをあて藩政改革と鷹山の人物像、当時の武家社会について国宝「上杉家文書」の中から毎月展示資料を入れ替えながらご紹介いたします。

平成26年度、第12シリーズの9

 「 藩校・興譲館の俊英 」

【展示期間】:平成26年11月27(木)~12月21日(火)

 

  鷹山は師で儒者・細井平洲の助言を得て、安永5年(1776)4月、 藩校・興譲館を設置しました。

これを鷹山は新規事業ではなく、4代藩主上杉綱憲が元禄10年(1697)に設置した学問所の「御取立」(学館再興)と位置づけています。

教育内容は主に儒学でしたが、礼儀作法の授業もありました。興譲館の学生の中には選抜されて3ヵ年費用を藩から支給される常詰勤学生、自費で常詰で学ぶ寄宿生、通学者などいました。

興譲館出身者の中には、今成吉四郎や蓬田郁助など、その能力を評価され、藩主側近や藩政の実務担当者に抜擢された者も少なくありません。

 

興譲館之図(こうじょうかんのず)

窪島政男

昭和五年(一九三〇)

五九・〇×八七・〇

米沢市上杉博物館

 

 

今回は、興譲館の基本は細井平洲の考えにあり!!

国宝 上杉家文書

上杉鷹山写大石綱豊書状 (うえすぎようざんうつし おおいしつなとよしょじょう)をご紹介いたします。 

江戸時代 (文化一三年・一八一六)一一月

一六・三×五五・四

米沢市上杉博物館 

 

[ 解 説 ]

上杉鷹山が示した興譲館の運営方針を、大石綱豊(家老兼興譲館総裁)が教師と学生らに伝えた文書です鷹山が大石の文書を、控えとして書き写したものと考えられます。

 この文書によれば鷹山は、師である故・細井平洲(享和元年・一八〇一没)の考えこそ興譲館の基本である、と明言しました。さらに、平洲がかつて学制について答申した文書を大石に渡しました。その内容は、米沢古来の風儀を守り、浮ついた言動を抑え、手本となる師長(師範役)を吟味すること、師長は米沢藩のために人物を教育すること、分限を弁え奉公すること、といったものです。

  この方針は、以後、興譲館の学則として位置づけられ、教師と学生たちに受け継がれていきました。

   

◆コレクショントーク 
 12月 7日(土)14:00~

講師:当館学芸員 佐藤 正三郎

場所:常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

 

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております(人´∀`*)☆.。.*・゚☆゚・*.。.☆

 

 

次回、展示予定

上杉文華館  《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 庶民と触れあう 」

【展示期間】:平成26年12月23(火祝)~平成27年1月25日(日)

 

  .。o○.。o○ お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで .。o○.。o○

 

2014.12.05:denkoku:[博物館情報]

【 特別展 置賜の山岳信仰展 】

 本展覧会では江戸時代から現代まで、置賜全域にひろがる山岳への信仰と登拝、歴史と民俗に

ついて紹介します━━。:+((*′艸`))+:。━━

 

置賜地域では主に大正時代頃まで、13~15歳までの男子が出羽三山や飯豊山に登り、一人前

の成人に認められる儀式がありました。登拝前には御行屋(おぎょうや)と呼ばれる小屋に籠って

精進生活を送りました。また近くは端山と称される身近な山々への信仰も幅広くみられます。

 

当館の西側の「 置賜の庭 」に 国指定重要有形民俗文化財 行屋(ぎょうや)※1 が

あります。併せてご覧下さい。゚+.*゚♪d(d´∀`)(´∀`b)b♪゚+.*゚

 

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※1萱屋根の入母屋造り(いりもやづくり)で標準的な大きさ(主に奥行一間(約1.8m)×間口1間半ほど)です。

昭和47年(1972)、米沢市六郷町桐原から農村文化研究所内に移築され、さらに平成13年(2001)米沢市上杉博物

館の開館に伴い再移築されています。

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スッタフ一同、ご来館お待ちしております<(_ _*)X(*_ _)>

 

  【 特別展  置賜の山岳信仰展 】

会期:2014年11月1日(土)~11月30日(日)

入館料:一般  200(160)円

    高大生 100( 80)円

    小中生  50( 40)円

    ※( )は20名以上の団体料金

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

 

 

2014.11.12:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館 「 娘と孫 」

上杉文華館  《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 娘と孫 」

【展示期間】:平成26年10月23(木)~11月25日(火)

 

鷹山自身の子は二人の男子だけで、いずれも長生きしませんでした。その代わり、治広の娘たちや後の一一代藩主斉定など、上杉家の子女の養育に力を入れています。斉定はじめ鷹山の隠居所・餐霞館のもとで養育された者もいます。国宝「上杉家文書」のなかには、義理の孫・斉定との間で交わされた書状や、上杉家の子女の動向を記した文書が数多くあります。当時、子育ての方針を決め監督することは家の当主の務めでした。鷹山はこの務めを熱心に果たし、儒教の教えや社会の常識を孫たちに丁寧に教え諭しています。

 

今回は、義理の孫・斉定との間で交わされた書状の上杉斉定伺書並上杉鷹山答書(うえすぎなりさだうかがいしょならびにうえすぎようざんとうしょ)をご紹介いたしますヘ(゚∀゚ヘ)

 

 

江戸時代 (文化六年・一八〇九)

伺書 一二月二六日/答書 正月

伺書 一五・一×五〇・五

答書 一六・六×五七・〇

米沢市上杉博物館

 

[解説]

上杉式部大輔(うえすぎしきぶだゆう)、後の一一代藩主斉定から鷹山宛の質問書で、別紙に鷹山からの返答が記されています。別に本文があったようですが、現在では未詳です。

 斉定は家臣の源五郎から、師(幕府の儒学者)・古賀精里(こがせいり)を藩邸に招いて教えを受けているが、古賀邸へ斉定自身が出向いてお礼をしてはどうか、と提案を受けました。一方の家臣の五郎左衛門は、表向きの礼だけ整えてもしょうがない、と反対したようです。

悩んだ斉定は、どちらがよいか鷹山にごく内密に相談しました。

 これに対し鷹山は、源五郎の提案にも理解を示した上で、表向きの礼だけを整えても、誠意が伴わなくては恥ずべきことだ、と述べ、現在の時代や習俗もあるので出向くことは見合わせるよう諭しています。斉定が古賀に入門してから三年目とあり、文化六年頃の文書と推定されます。

 鷹山の答書には、儒教の基本的な書である『礼記(らいき)』や、『劉備(りゅうき)』(文中の「昭烈」)が軍師・孔明を招いた際の三顧(さんこ)の礼などが引用されています。

 

 

孫を想う気持ちは時代が変わっても揺るがないものの1つなのかもしれません・・・*・ω・* -ω-*・ω・*-ω-

 

 

◆コレクショントーク 
 11月 15日(土)14:00~

講師:当館学芸主査 佐藤 正三郎

場所:常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

 

 

朝晩のめっきり寒くなって冬の足音が近づいて来ましたΣ( ̄ロ ̄lll)

季節の変わり目ですので、体調など崩さないよう御自愛下さい.d(・∀・*)♪゚+.゚

 

 

次回、展示予定

上杉文華館  《 上杉鷹山をめぐる人々 》

「 藩校・興譲館の俊英 」

【展示期間】:平成26年11月27(木)~12月21日(火)

 

  .。o○.。o○ お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで .。o○.。o○

2014.10.28:denkoku:[博物館情報]