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「浜田浜雄展」ギャラリートークのお知らせ

ただいま当館では、1月24日(日)までの期間で

企画展「生誕100年 浜田浜雄展 造形の遊戯場」を開催しております。

本展示会では、浜田浜雄の多様な造形世界を紹介するとともに、特に戦後の活動にも光をあてていきます。

是非ご来館下さい♪

 

ギャラリートークのご案内です。

平成28年1月16日(土)14時より

当館学芸員による展示解説を行います。

浜田浜雄「ドローイング」

1951年

紙・ペン・エアブラシ  

22.0×27.7

 

 

★ギャラリートーク★

 日時:1月16日(土)14:00~

 場所:企画展示室

 ※企画展入場券が必要です。

 

皆様のご来館をお待ちしております!

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

2016.01.11:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館 「戊辰戦争と奥羽越列藩同盟」

上杉文華館の12月の展示をご紹介します。

 当館常設展室内では国宝上杉家文書を常時見ることができる上杉文華館があります。

 今年度のテーマは「 国宝『上杉家文書』に見る幕末の米沢藩」です。

 上杉家文書のうち幕末期のものは未だ活字化されていないものも多く、初公開の資料もご紹介します。

 

 平成27年度、全12シリーズの第10弾は…

「幕府と朝廷の間で」です。

【展示期間】:平成27年12月22日(火)

            ~平成28年1月24日(日)

                                

 明治新政府は明治元年(1868)正月7日に徳川慶喜追討令を出し、15日には奥羽諸藩にその支援を命じます。さらに1月20日、仙台藩に単独での会津藩追討を、25日には米沢・秋田・南部の諸藩に仙台藩の支援を命じました。慶喜は恭順の姿勢を取り、4月11日に江戸城は無血開城し、5月15日に上野の彰義隊が敗走すると、戊辰戦争の中心は奥羽へと移っていきます。

 3月に新政府の鎮撫総督一行が仙台に到着、29日には会津征討に参加するよう改めて米沢藩に指示が届きます。一方、東北諸藩は2月頃から閏4月にかけて協力して会津藩赦免を実現すべく新政府に働きかけ、米沢藩も奔走しますが、赦免交渉は新政府には受け入れられませんでした。5月3日、東北諸藩は奥羽列藩同盟を結ぶと、長岡など越後諸藩も加わり奥羽越列藩同盟が成立、新政府と戦うことになります。米沢藩は新庄・秋田、越後、白河など各方面に出兵し、各地で激戦を繰り広げていきました。

会津藩攻撃を支援せよ

国宝「上杉家文書」

上杉斉憲宛松平容保追討沙汰書

 時代:(明治元年・一八六八)正月(二五日)

法量:二一・七×八三・五

所蔵:米沢市上杉博物館

〔解説〕

 新政府から米沢藩主上杉斉憲に宛て、仙台藩を支援し、会津藩を攻撃するよう命じた文書です。

 新政府は一月二〇日、仙台藩に単独での会津藩追討を命じます。左に展示した、仙台藩主伊達慶邦への沙汰書の写しを指します。さらに二五日、本文書を受け取った米沢をはじめ、秋田・南部の諸藩に仙台藩の支援を指示しました。

 

◆コレクショントーク◆

  平成27年12月23日(水祝)14:00~

担当:当館学芸員 佐藤 正三郎

場所:常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

 

 

次回、平成27年度予定

上杉文華館  《 国宝上杉家文書にみる幕末の米沢藩 》

「戊辰戦争の終結」

【展示期間】:平成28年1月26日(火)

           ~2月28日(日)

◆コレクショントーク  平成28年1月30日(土)

                   14:00~

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

2015.12.22:denkoku:[博物館情報]

「浜田浜雄展」ギャラリートークのお知らせ

明日、平成27年12月5日(土)より

企画展「生誕100年 浜田浜雄 造形の遊戯場」を開催いたします!

企画展の初日には、当館学芸員による展示解説を行います。

浜田浜雄の多様な造形世界を、一緒に作品鑑賞してみませんか?

 

▼ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)

 日時 12月5日(土)14:00~

 場所 企画展示室

 ※企画展入場券が必要です。

 

ぜひ、お越しください(^o^)

皆様のご来館を お待ちしております!

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

2015.12.04:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館「幕府の要請」

「上杉文華館」の12月の展示をご紹介します。

 当館常設展室内では国宝上杉家文書を常時見ることができる上杉文華館があります。

今年度のテーマは「 国宝『上杉家文書』に見る幕末の米沢藩」です。

 上杉家文書のうち幕末期のものは未だ活字化されていないものも多く、初公開の資料もご紹介します。

 平成27年度、全12シリーズの第9弾は…

 

「幕府の要請」です。

【展示期間】:平成27年11月26日(木)~12月20日(日)

 元治元年(1864)3月、米沢藩主上杉斉憲は幕府からの指示で江戸へ登ると、同年7月、幕府の要職である政治総裁職の内命を受けました。前年の文久上洛時の幕府・朝廷関係周旋が評価され、幕府政治に参画するよう求められたのです。米沢藩では第一次長州征伐等で混乱する幕政に関わることを危惧し、事前の評議に従って内命を辞退しました。

 慶応3年10月、徳川慶喜は大政奉還を願い出、将軍職を辞職します。12月、薩摩・長州藩などの主導により朝廷が王政復古を宣言すると、慶喜は薩長の行為を批判し、諸大名に大阪への参集を求めました。米沢藩もこれに応じ米沢から出兵しますが、翌年1月の鳥羽伏見の戦いで旧幕府軍が大敗した事を知り、兵を引きました。

殿様、幕府の政治に関わってはなりませぬ

国宝「上杉家文書」

諸大夫奉呈書

時代:元治元年(1864年)

法量:17.9×168.0

所蔵:米沢市上杉博物館

〔解説〕

 米沢藩の重臣が第一二代藩主上杉斉憲に提出した、幕政参加辞退を強く求める意見書です。斉憲の出府直前とあり、元治元年二月頃の文書と推定されます。文久の上洛から米沢に戻り、わずか三か月後です。

 この文書で重臣たちは、幕府から政治についての相談や幕政参加の命令があったとしても、応じないよう繰り返し述べています。

 七月には、斉憲は実際に幕府の政事総裁職の内命を受けました。外様藩は幕府の政治に参加できないのが原則ですから、これは異例の事態です。朝廷の信頼も厚く、仲介能力を期待されてのことでした。しかし、米沢藩は国許の重臣の意向を再確認した上で、この文書で申し合わせた通り幕政参加を辞退しました。

◆コレクショントーク◆

平成27年11月28日(土)14:00~

担当:当館学芸員 佐藤 正三郎

場所:常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

次回、平成27年度予定

上杉文華館 《 国宝上杉家文書にみる幕末の米沢藩 》

「戊辰戦争と奥羽越列藩同盟」

【展示期間】:平成27年12月22日(火) ~平成28年1月24日(日)

◆コレクショントーク◆ 平成27年12月23日(水)

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

 

 

2015.11.27:denkoku:[博物館情報]

次回展覧会のご案内

先日の11月23日(月)で、特別展「米沢藩医家の系譜~堀内家文書を中心に~」後期の展示が好評のうち終了となりました!

 

さて、次回展覧会のご案内です。

 

企画展「生誕100年 浜田浜雄 造形の遊戯場」

 

浜田浜雄(1915~1994

米沢市出身の浜田浜雄は、帝国美術学校(現武蔵野美術学校)在学時、当時戦前の日本に流入したシュルレアリスム(超現実主義)の思想と美術に強く傾倒し、サルバドール・ダリを彷彿とさせる画風の幻想的な絵画を描きます。

 

浜田の戦前の仕事はその時代、多くの画家たちが受け入れたシュルレアリスム思想の影響を体現する代表的なものとして高い評価を受けています。

 

戦後はデザインの分野へと活動の幅を広げ、デザイナー、イラストレーター、アートディレクターとして、広告やデザインの仕事を多数行いました。

 

また、写真家大辻清司らと「グラフィック集団」に参加し、斬新で実験的な技法を多用した表現が注目を集めるなど、多彩な活動を行っています。

 

 

本展覧会では浜田浜雄の生誕100年を記念し、浜田浜雄の多様な造形世界を紹介するとともに、特に戦後の活動にも光を当てていきます。

 

是非ご来館ください!

 

 

 

≪企画展「生誕100年 浜田浜雄 造形の遊戯場」≫

 

会期:2015年12月5日(土)~2016年1月24日(日

休館日 毎週月曜日(祝日の場合翌日)・12月26日(土)~31日(木)

 

料金:  一般   410(320)円

      高大生 300(240)円

      小中生 200(160)円    ※( )内は20名以上の団体料金

 

ギャラリートーク:12月5日(土)、1月16日(土)各14:00~

 ※当館学芸員による展示解説

 

主催:米沢市上杉博物館

協力:東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 渡部桂研究室(アトリエ模型製作)

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001 まで

 

2015.11.23:denkoku:[博物館情報]