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企画展みどころ紹介!

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の展示品を何度かに分けて紹介します。

本展覧会の第三章では「描かれた歴史」と題して、上杉謙信や家臣団、川中嶋合戦などを題材にした江戸時代の絵画資料を展示しています。
 これらはいずれも光に弱いため、12月3日まで現状の展示を行い、4日に展示替、5日以降は別の資料をご覧いただきます。現状の資料を見られるのは12月3日までとなりますので、お見逃しなく。

 

 

 手前に見える、上杉家と武田家の家臣団を描いた屏風をご紹介します。

上杉二十将図・武田二十四将図屏風
二曲一隻
歌川国重
紙本著色
江戸時代~明治初期(一九世紀)
各127.5×57.0
2010年度 購入
〔解説〕
 上杉家と武田家の主要な家臣を描いた肉筆画で、江戸時代後期に流行した集合武将図の一種です。上杉二十将図は、新潟県上越市の林泉寺に類似の作品が伝来しています。
 
 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

2017.11.25:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館「謙信を生んだ一族長尾氏 越後武士を支配下へ」

2017年度の上杉文華館は、昨年度に引き続き「謙信を生んだ一族・長尾氏」をテーマにゆかりの文化財、貴重な資料をご覧いただきたいと思います。

 

【展示期間】 平成29年11月23日(木・祝)~12月24日(日)  

 

 長尾氏は桓武平氏の一族で、相模国鎌倉郡長尾郷(横浜市戸塚区)を名字の地とし、三浦氏や梶原氏、鎌倉氏、大庭氏、などが同族です。後三年合戦に活躍した鎌倉権五郎景正や、源頼朝に仕えた梶原政景らは一族です。しかし、鎌倉時代の長尾氏の動向はよく分からないことが多いのが実情です。宝治元年(1247)に執権北条時頼によって滅亡に追い込まれた有力御家人三浦氏に味方していたことから没落し、その後鎌倉幕府6代将軍に就任した宗尊親王に従って、京都から鎌倉に下向してきた上杉氏の家臣になったと考えられています。鎌倉幕府が滅び、室町幕府が開かれると、その重要メンバーであった上杉氏の活躍によって、その家臣である長尾氏も確かな記録にその名をみせるようになりました。

 謙信は越後府中を拠点とした「府中長尾氏」と呼ばれる一族の出身です。この長尾氏は越後守護代を代々務めてきました。謙信もまた家督継承とともに越後守護代に就きました。

 2017年度 第8回目の上杉文華館は、「越後武士を支配下へ」と題し、長尾為景が越後領主を支配下に収め、戦国大名の権力を構築していく手段を確認し、その達成度と限界についてみていきたいと思います。

 

上杉文華館では、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も公開しています。

 

 

▼ コレクショントーク

 「謙信を生んだ一族長尾氏 越後武士を支配下へ」

  平成29年11月26日(日)

  14:00~

  場所: 常設展示室 上杉文華館

  ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

2017.11.23:denkoku:[博物館情報]

ギャラリートークのご案内

 

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」

第2回目のギャラリートークのご案内です。

11月18日(土)14時から、企画展示室にて、

担当学芸員による展示解説を行います。

みなさまぜひご来館ください。

 

コレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」

【期間】 平成29年10月28日(土) ~ 平成30年1月14日(日)

【休館日】11月22日(水)

     12月以降の毎週月曜日(祝日の場合翌日)

     12月25日(月)~31日(月)

     ※新年最初の休館日は1月9日(火)

【正月開館】1月1日から博物館開館。初詣の後は博物館へ! 

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】 一般 200円(160円)高大生 100円(80円)小中生 50円(40円)

     ※( )は20名以上の団体料金

 

【ギャラリートーク】

担当学芸員による展示解説。

 日 時 : 11月18日(土) 14:00~ 「米沢藩主の仕事と教養」

       12月9日  (土) 14:00~ 「昔の正月準備を探る」

 場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 ※企画展入館料が必要です。

 

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

 

 

2017.11.17:denkoku:[博物館情報]

コレクション展 展示品紹介

現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の展示品を何度かに分けて紹介します。

本展覧会では、上杉家や米沢藩士ゆかりの資料のほかに、町や村に生きた人々の生活や信仰がわかる資料も展示しています。なかでも「下小菅村記録帳」は江戸時代の中ごろから約160年にわたり書き継がれた、貴重な村の記録です。冊子の厚みに注目して、ぜひご覧ください。

 

下小菅村記録帳  1冊
明和4年(1767)序
24.0×15.0
2007年度 購入(平田文書)
〔解説〕
 米沢藩領・下小菅村(米沢市)の村内の決め事や村役人の人事、隣村との争いなどを記した冊子で、中断しつつ昭和6年(1931)頃まで書き継がれています。
 肝煎(村役人)仁右衛門の序によれば、同村には記録類がなく、老人の言い伝えだけに基づいて物事を判断していたため、不正や遅滞などが生じていた、よって二年前に村の全員が相談し、この記録を作成することにした、と記されています。村役人が村の総意として記録をつけ基準としていく、村政の成熟をうかがい知ることが出来る史料です。

平田文書
 個人の収集資料二三〇点で、江戸時代の上新田の年貢関係を中心に下小菅、藤泉(いずれも米沢市)の村方文書が多く、武家の書状も含みます。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2017.11.16:denkoku:[博物館情報]

コレクション展 展示品紹介

現在、好評開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の展示品を何度かに分けて紹介します。

展示の見どころのひとつが、上杉家の家紋・竹に雀紋があしらわれた美術工芸品です。12月3日まで、短冊箱と食器、盥の3件を展示しています。

このほか、上杉謙信、景勝、定勝、鷹山、斉憲、茂憲といった当主の書状や書跡も、上杉家ゆかりの品として展示しています。ぜひ、ご覧ください。

 

牡丹唐草竹雀紋蒔絵短冊箱 一合
江戸時代(19世紀)
41.0×11.0×12.5 
2015年度 収集
〔解説〕
 黒漆に牡丹唐草の蒔絵を施し、竹雀紋を据えた短冊箱です。短冊箱は短冊を収める細長い箱で、大揃いの大名婚礼調度では硯箱や文箱とともに厨子下段に飾られました。
 製作目的や時期は判明しませんが、本作は蒔絵の文様や技法から江戸時代末期のものとされています。

金蒔絵の美しい資料です。ご来館の際は、お見逃しなく。

展示の詳細はこちら
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/102hatu.htm

 

2017.11.08:denkoku:[博物館情報]